宙わたる教室 の商品レビュー
いい意味で漫画にしたらめっちゃ良さそうな内容でした! なかなか面白かったけど、それぞれの登場人物がキャラ立ちしてるので、もっと深くまで突っ込んで欲しかったなあと。
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藤竹先生が妙に熱血じゃないキャラなのが良かった。 いわゆる根性で頑張る!みたいな感じではなく、年齢もバックグラウンドもバラバラな生徒が、それぞれのペースでひとつの目的に向かっていく。 文章も、くどくなくて読みやすかった。
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ちょっとうまく進みすぎ、と思う部分はありつつ、エンターテイメントとしてよくできている 学生時代に読みたかった!
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自分の将来を、一本道のように見通せる人はいません。誰しも、いるのはいつも窓のない部屋で、目の前には扉がいくつもある。とにかくそれを一つ選んで開けてみると、またそこは小さな部屋で、扉が並んでいる。人生はその連続しかない(p.277)より
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感想 ある程度の実話をもとに作られた話だったんだ。研究には他の分野の経験がある人のユニークなアイデアを入れるというのは頷ける。面白い内容だった。 あらすじ 新宿にある定時制高校で起こる物語について。定時制高校に通うのは老人、外国人や不良の若者がメイン。6-7割は1年以内に辞める。藤竹という教師が生徒一人一人を尊重し、緩やかながらも学校を少しずつ変えていく。 最初は、文章が上手く読めない若者、先生が文章が読めない学習障害であることを発見され、道が開ける。 2話目は日本とフィリピンのハーフで子供の頃にロクに学校に行けず40歳で入学してきた女性の話。 3話目は不登校でリストカットしていた女の子が藤竹たちの科学実験を通して立ち直っていく話。 4話目は、74歳になって改めて高校に通い出した元町工場の社長。 5話目は、全日制のコンピュータ部の2年生が科学部の実験に巻き込まれて手伝うようになる話。 その後、科学部は一度崩壊しかけるも藤竹が定時制高校での科学部の発足は自分の実験だったことを明かし、皆気分を新たにして実験に再び取り組む。 これら全ての人が、藤竹の作った科学部に入り、火星のクレーターがどのようにして出来るか実験を重ねて学会での発表を目指す。
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都立の定時制高校の理科教師藤竹は科学部をつくり、さまざまな問題を抱えた生徒たちと火星のクレーターを再現することに挑戦する。 ここに通う生徒たちは、もう一度学校に通いたいという思いをもってはいるが、毎日惰性で通っていたり、投げ出しそうになったりする。真剣に学ぼうとする気持ちのない生...
都立の定時制高校の理科教師藤竹は科学部をつくり、さまざまな問題を抱えた生徒たちと火星のクレーターを再現することに挑戦する。 ここに通う生徒たちは、もう一度学校に通いたいという思いをもってはいるが、毎日惰性で通っていたり、投げ出しそうになったりする。真剣に学ぼうとする気持ちのない生徒たちの心に火をともし、様々な問題をクリアして実験に挑む生徒たちの姿を見ていると応援したくなる心が熱くなる物語だった。 こんなことは小説の中だけの話だと思っていたが、これが実話をもとにしたものだとは驚きだった。
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あとがきを見て実話を元に作られた本だと知って驚きました。前半はどれもいい話で繋がって、最後はハッピーエンド。省造と妻の話に思わず涙。オポチュニティの轍は浪漫があった。しかし、藤竹先生の仮説はちょっと余計だったような。途中、伏線回収の如く危機が訪れ、そして乗り越えるが、ここの落とし...
あとがきを見て実話を元に作られた本だと知って驚きました。前半はどれもいい話で繋がって、最後はハッピーエンド。省造と妻の話に思わず涙。オポチュニティの轍は浪漫があった。しかし、藤竹先生の仮説はちょっと余計だったような。途中、伏線回収の如く危機が訪れ、そして乗り越えるが、ここの落とし方と上げ方が弱かったため、最後の感動が盛り上がらず。いい小説なんだけど、なんか惜しい。大好き度❤️
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高等学校の課題図書と言うことで読みました。 定時制高校への理解が深まり、知らないことで偏った見方をしていたことに気づきました。こんな先生が沢山いればいいのに... ディスレクシア、起立性調節障害はどちらもここ数年に耳にするようになりましたが、まだまだ世の中には知られていない障害...
高等学校の課題図書と言うことで読みました。 定時制高校への理解が深まり、知らないことで偏った見方をしていたことに気づきました。こんな先生が沢山いればいいのに... ディスレクシア、起立性調節障害はどちらもここ数年に耳にするようになりましたが、まだまだ世の中には知られていない障害なので、この本で沢山の人が知るきっかけになればと思いました。サボってる訳でも努力を怠ってる訳でもない。一番辛いのは本人で、周りの理解があるとないとでは、全く違ってくると思います。 オポチュニティの話がグッときました。
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この本に出会った時から面白そうだとかんじていた。実際に読んでみると定時制高校の科学部の火星のクレーター実験というストーリーがまた面白くページをめくる手が止まらない
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定時制高校が舞台の物語。 純粋にいいなと思えた。 勝手なイメージだけど、「学歴」のために行く定時制の高校。だけど、この物語には自分の「居場所」があり、人生の支えになる。 定時制の教師に興味をもちました!
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