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わたしに会いたい の商品レビュー

3.3

133件のお客様レビュー

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2024/02/29

自分は誰のものでも誰のためでもなく、ただ自分のために存在している。少し難しくて付いていけないお話もあったけれど、西さんらしい8話短編。

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2024/02/29

人間の体の事を赤裸々に綴っており、その体の事で不快に思ったり、煩わしく思ったりし、さまざまな感情が揺れ動く。短編ですが、どのテーマもヘビーで考えさせられる内容でした。

Posted byブクログ

2024/02/28

あなたの中から ママと戦う チェンジ が個人的には好きだった。 月経など女性の性について生々しい描写があり、最初は戸惑った。更年期障害の一症状であるホットフラッシュなど私の初めて知ることもあり、新たな発見もあった。20代で小説によって初めて知るということは、今まで女性のことを...

あなたの中から ママと戦う チェンジ が個人的には好きだった。 月経など女性の性について生々しい描写があり、最初は戸惑った。更年期障害の一症状であるホットフラッシュなど私の初めて知ることもあり、新たな発見もあった。20代で小説によって初めて知るということは、今まで女性のことを理解しようとしてこなかったのかなと反省するととともに、女性に対して無理解な自分を恥じた。

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2024/02/25

強くて、自由で、生き生きしてて寛大。 私は毎日痩せなきゃって思ってたし、VIO脱毛しないといけないのかな?とか、綺麗な女の人の写真を見る度に不安になった。 女としての価値とか言われる意味不明なものに苦しんでいた。 でも、私が嫌なことはしなくていいんだ。 人にとやかく言われることを...

強くて、自由で、生き生きしてて寛大。 私は毎日痩せなきゃって思ってたし、VIO脱毛しないといけないのかな?とか、綺麗な女の人の写真を見る度に不安になった。 女としての価値とか言われる意味不明なものに苦しんでいた。 でも、私が嫌なことはしなくていいんだ。 人にとやかく言われることを恐れる必要はないし、男性が理想とするような女性にならなくていい。 私の身体を愛していいんだ、私の身体を好きでいようって思えた。

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2024/02/23

くもをさがす、を読んだ直後ということもあり重複する部分をうまくキャッチできず、というか短編集で受け取ることは自分には出来ず、改めて長編作家としての魅力を感じました。テーマにしろ、ストーリーにしろ、これを描きたいし、書くことによって勇気づけたいという社会性みたいなものを感じました。...

くもをさがす、を読んだ直後ということもあり重複する部分をうまくキャッチできず、というか短編集で受け取ることは自分には出来ず、改めて長編作家としての魅力を感じました。テーマにしろ、ストーリーにしろ、これを描きたいし、書くことによって勇気づけたいという社会性みたいなものを感じました。また新作を読みたいので楽しみにします。

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2024/02/23

私が「わたし」なのに、近かったり、遠かったり、好きだったり、嫌いだったり。私が、「わたし」だから。 私が生きる。「わたし」が生きる。 傷ついても、苦しくても、好きでも、嫌いでも、世界平和を祈っても、誰かを強く憎んでも、私と生きる。

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2024/02/23

西加奈子さんの作品はサラバで感動し、 遡って読み切り、今回に至りますがこんな駄作なら出さなければいいのに…と思うほど面白くなかったです

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2024/02/20

女性向きの本なのかなと思いました。男性である自分には理解できない部分がありました。また、各短編がつながっているのかいないのかもよく分かりませんでした。

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2024/02/20

女性が主人公の短編8編。さまざまな角度から女性の性について書いた作品集である。わたしは身体も心も男性であるが、それぞれの主人公を通して、女性(もちろん一括りには言えないが)から見た社会の女性の扱いや男たちの見え方がわかった。新しい想像力を持たせてくれる作品であった。 気づかないう...

女性が主人公の短編8編。さまざまな角度から女性の性について書いた作品集である。わたしは身体も心も男性であるが、それぞれの主人公を通して、女性(もちろん一括りには言えないが)から見た社会の女性の扱いや男たちの見え方がわかった。新しい想像力を持たせてくれる作品であった。 気づかないうちに搾取されたり、進路を狭められたりして、この世の中で女性が「自分」を生きることがどれだけ難しいことなのか、考えさせられる内容であった。 一方で、自身や社会が目まぐるしく変化するこの世の中では、1人の人間が一貫性を持てるのは、その人がその人であるという一点だけではないか。そこに性差はない。

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2024/02/14

自分の心を、身体を、価値を 自分の手に取り戻していく主人公たち。 私自身今まで生きてきた中で こんなふうに「自分」というものについて真剣に考えたことがあっただろうか。 他の誰かからの視線や価値観で、自分のことを決めてしまっていたのではないか。。。 考え出したら深みにはまってしまい...

自分の心を、身体を、価値を 自分の手に取り戻していく主人公たち。 私自身今まで生きてきた中で こんなふうに「自分」というものについて真剣に考えたことがあっただろうか。 他の誰かからの視線や価値観で、自分のことを決めてしまっていたのではないか。。。 考え出したら深みにはまってしまいそうな命題を 西さんはいつも、堂々とそして颯爽と 小説の中で証明してくれる。 本の中から、西さんの全女性へのエールが 聞こえて来るようでした。

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