リカバリー・カバヒコ の商品レビュー
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とても面白くてすらすら読めました。表紙のイラストもとてもかわいいです。 ”求めている相手にこそ距離を置いてしまうのかもしれない。何かを期待することを恐れ、そして、自分も相手も傷つかないように。” この言葉から感じることがありました。
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歳を重ねることは悪いことじゃない、経験と記憶と知恵が備わって、いつまでも自分自身は成長している。 人間は見たいように物を見ているから、どうせなら自分が幸せになれる見方をしてみようと思いました。 カバヒコを中心にそれぞれの物語がちょっとずつ絡み合うのも素敵で、ほっこり優しい世界が心...
歳を重ねることは悪いことじゃない、経験と記憶と知恵が備わって、いつまでも自分自身は成長している。 人間は見たいように物を見ているから、どうせなら自分が幸せになれる見方をしてみようと思いました。 カバヒコを中心にそれぞれの物語がちょっとずつ絡み合うのも素敵で、ほっこり優しい世界が心を癒してくれました。
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久しぶりの青山美智子さん。今回も、期待を裏切らない一冊。しかも題名が素晴らしすぎるでしょ、「リカバリー、カバヒコ」って。 どの話もわかる、わかる。勉強、ママ友、仕事etc…辛い気持ちが心に刺さって、電車内で目を潤ませてしまった。我が家のそばにもイヌのアニマルライドあり。触ると良い...
久しぶりの青山美智子さん。今回も、期待を裏切らない一冊。しかも題名が素晴らしすぎるでしょ、「リカバリー、カバヒコ」って。 どの話もわかる、わかる。勉強、ママ友、仕事etc…辛い気持ちが心に刺さって、電車内で目を潤ませてしまった。我が家のそばにもイヌのアニマルライドあり。触ると良いこと、あるかな。
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5話からなる連作短編集。 人呼んでリカバリーカバヒコ…カバだけに。 どの作品も心温まる作品でした。 自分自身も他人でも、何かしらリカバリーしてもらいたい部分は持っていると思う。そんな時に カバヒコがいたらなぁ。 でも、カバヒコでなくても、それを乗り越えていける何かを見つけ...
5話からなる連作短編集。 人呼んでリカバリーカバヒコ…カバだけに。 どの作品も心温まる作品でした。 自分自身も他人でも、何かしらリカバリーしてもらいたい部分は持っていると思う。そんな時に カバヒコがいたらなぁ。 でも、カバヒコでなくても、それを乗り越えていける何かを見つけられることが出来れば…。
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分譲マンション、アドヴァンス・ヒルの住人達が、各短編の主人公。近くの公園に設置されているカバの遊具、カバヒコは、治したいところと同じ場所を触ると、回復するというウワサがあり…。 青山美智子さんの紡ぐ物語は、温かくて優しい。人生に迷っている登場人物達は、何かをキッカケに(この話だとカバヒコ)自分自身で気付きを経て前を向いて行く。この物語もそうで、とても良いのだけど。 様々なアプローチで設定は違えど、似たような話多いな、と、今回私は思ってしまった。カバヒコについて、もう少し物語性や必然性が欲しかったかな?物語の核として、存在がちょっと弱かった気がする。 期待値が高かったせいもあるかな。青山美智子さんだし!って。でも、良い物語でした。それは間違いない。
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章ごとに異なる主人公が、それぞれカバヒコを鏡に 自分のネガティブに気付き、乗り越えていく。 強くて優しい緩やかな世界だった。
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カバヒコ!!一見ただの古いアニマルライドなのに不思議な力を持っていて触れる人を前向きにさせていく…そして人の繋がりが増えていく素敵な話だった。青山美智子さんの作品は装丁がいつも良いと思う。イメージにピッタリ!!
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Audibleにて ちびまる子ちゃんを見た時のような安寧感。個人的には、カバヒコの扱いは岸辺露伴風にしてもらったほうが好みと感じるので☆は抑えめだ。 「こういう悩みってあるよね」という点では多くの人の共感を得る物語なのだろう。出会えた人々との語らいを通してリカバリーし...
Audibleにて ちびまる子ちゃんを見た時のような安寧感。個人的には、カバヒコの扱いは岸辺露伴風にしてもらったほうが好みと感じるので☆は抑えめだ。 「こういう悩みってあるよね」という点では多くの人の共感を得る物語なのだろう。出会えた人々との語らいを通してリカバリーしていく姿は、現代における希望の象徴となるように思う。 しかしどうしようも無く物足りなさを感じるのは、これらがあまりにも現実と乖離しているゆえだろう。「子ども騙し」感が否めない。 「大丈夫。私達はきっと、リカバリーできる」 本当だろうか? そんな余力を感じられないくらいに、今の日本は疲れっきてはいないか?口当たりの良い子ども騙しの夢物語ではもう何も救えないのではないか。今必要なのは逆だと思う。あらゆる現実を直視することでしか道は開けないのではないか。そんな所にもはや来ているのではないか? どんなにきつくても、どんなに苦しくても、どんなに気持ち悪かったとしても、そこにあるなら見るしかない。メメント・モリ。 瞬間的な潤いを感じさせるだけでは、ジリジリと灼かれてすぐに蒸発してしまうだけだ。そしてそういったものを見せようというのは、現実から目を逸らさせるために「快」のみを押し付けてくる薬物と何ら変わりない。もはやドーパミン商法では、何も救われない。が、金にはなるのだから仕方ないのだろう。 搾取する側とされる側、その果に二極分化は促進された。勝つか負けるか生か死か、そんな世界でそんな簡単にリカバリーなどできるだろうか?口当たりの良い物語では食傷気味だ。 著者の他の作品を知らないのでなんとも言いづらいが、少なくともこの作品についてはリアリティーにかけると思わざるを得ない。 若者に、夢を見ろとのたまい続けた30年、この世界は何を失ったのだろうか?
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少し前にラジオ番組の本の紹介のコーナーで知り気になっていた後に本屋大賞ノミネートということを知り、いやおうなしに期待が大きくなったのかもしれません。 内容は個人的に好きな群像劇。主役が変わってもほかの話の登場人物が出てきて繋がりに気づく楽しさがあります。一番好きだったのは第3話...
少し前にラジオ番組の本の紹介のコーナーで知り気になっていた後に本屋大賞ノミネートということを知り、いやおうなしに期待が大きくなったのかもしれません。 内容は個人的に好きな群像劇。主役が変わってもほかの話の登場人物が出てきて繋がりに気づく楽しさがあります。一番好きだったのは第3話ちはるの耳です。終盤の内容にうるっときましたよ。 全5話のどれが気に入るのかは読み手によって異なるのでしょうけど、逆に私がそれまでの内容から違和感しかなかったのが最後の第5話でした。このギャップを受け入れられなかった人は多いのではと思いました。 全体的に読みやすいのですがどこか物足りなさもあり第5話の内容の違和感が星3つの理由です。
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2024年31冊目 自分にとって、こんな物語が想像力を豊かにしてくれる。 読後、ほっこりと幸せな気持ちになれる一冊。
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