リカバリー・カバヒコ の商品レビュー
カバヒコの存在、泣き笑いの表情が疲れた心を癒やしてくれる。 誰でもリカバリーできる! 前向きになれるお話でした。
Posted by
カバヒコ伝説の由来が素敵。 全体的に読み応えはないけれど、最後の話の落ち着け方が、やっぱり青山さんを感じます。 読みやすくて、気付くと各章が終わるごとに微笑んでいる自分がいる。 そして最後は、温かい気持ちで本を閉じられます。 人は小さくも大きくも悩むことがあるけれど、悩みを言葉...
カバヒコ伝説の由来が素敵。 全体的に読み応えはないけれど、最後の話の落ち着け方が、やっぱり青山さんを感じます。 読みやすくて、気付くと各章が終わるごとに微笑んでいる自分がいる。 そして最後は、温かい気持ちで本を閉じられます。 人は小さくも大きくも悩むことがあるけれど、悩みを言葉にすることで、ハッと何かに気付き解決の糸口が見つかるときがあります。 小説はカバヒコが悩みを聞いてくれたけれど、私は、それが紙とペン1本でも同じ効果があると思う。 自分の気持ちを整理してフカンして見ることって、やっぱり大切なんだよね。 なんて、そんなことを思いました。
Posted by
見たくないものがあれば、見えなくなり 聴きたくないものがあれば、聴こえなくなる… 人の身体は、本当に正直だ。 カバヒコに触れることで癒やされていく彼ら。 でも結局のところは、クリーニング屋のおばあちゃんや整体師さんなど、誰かとの出会いによって自分を見つめるきっかけを掴めたのだと...
見たくないものがあれば、見えなくなり 聴きたくないものがあれば、聴こえなくなる… 人の身体は、本当に正直だ。 カバヒコに触れることで癒やされていく彼ら。 でも結局のところは、クリーニング屋のおばあちゃんや整体師さんなど、誰かとの出会いによって自分を見つめるきっかけを掴めたのだと思う。 自分を苦しめているのは自分自身なのだと気づけたら、気づいた時には痛みもなくなっている。 わかっていても、渦中にいるとなかなか気付けない。そのことを再確認させてくれた。
Posted by
たしかに、青山作品の真骨頂。でもそうじゃないものが読みたいなぁ、とつい思ってしまう。設定・内容、ともに真骨頂すぎて、物足りなさを感じてしまいましたが、整体師さんの言葉は、沁みました。 2024/3/20読了
Posted by
人々の体や人間関係の不調をリカバリーしていく。回復させるとはいえ、同じようには戻らない。 経験と記憶が、前とは違う自分を作る。
Posted by
団地の中の小さな公園「日の出公園」 茶色に近いくすんだオレンジ ところどころ剥げた 上目使いの大きな瞳のカバ 自分の体の治したい部分と同じところを触ると快復する 「リカバリー.カバヒコ」 優等生だったはずの少年 ママ友付き合いに日々びくびくしている女性 ストレスで休職中のウエデ...
団地の中の小さな公園「日の出公園」 茶色に近いくすんだオレンジ ところどころ剥げた 上目使いの大きな瞳のカバ 自分の体の治したい部分と同じところを触ると快復する 「リカバリー.カバヒコ」 優等生だったはずの少年 ママ友付き合いに日々びくびくしている女性 ストレスで休職中のウエディングプランナー 転校先でついた嘘が本当に?な少年 編集長和彦の老眼と母との関係 傷が癒されて勇気が貰える 「ちはるの耳」が一番印象に残った 少し泣きそうになった
Posted by
あっという間に読み終えてしまった!まだ続きを読んでいたい、終わるのがもったいないって思える。 自分がリカバリーしたいことはいっぱいあって、周りに合わせて自分を演じている紗羽の気持ちも分かるし、いつもずっと不安っていうちはるの気持ちもよく分かりすぎて、毎度自分に向けて書かれた本じゃ...
あっという間に読み終えてしまった!まだ続きを読んでいたい、終わるのがもったいないって思える。 自分がリカバリーしたいことはいっぱいあって、周りに合わせて自分を演じている紗羽の気持ちも分かるし、いつもずっと不安っていうちはるの気持ちもよく分かりすぎて、毎度自分に向けて書かれた本じゃないかと思うほど的を得ていてグサッとくる。そして素敵な言葉の数々!私は誰にも代わることのできないたった一人の自分で、このリアルを生きているんだ!年に抗うことはできないけど、全部に焦点合わせなくても、見たいものだけ見てたとしてもそれでよし。全部見ようとするほうが傲慢、か。なるほどというか納得。力強くて説得力あるんだよなぁ。 最後うるキュンしちゃったよ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2024年本屋大賞ノミネート作品、第7回未来屋小説大賞第2位。 新築分譲マンションのある街の一角にある小さな公園にあるカバの遊具。そのカバの遊具には、都市伝説がある、体の治したいところと同じ部分を触ると、回復するという。 人呼んで、リカバリー•カバヒコ。カバだけに。 読みやすく、ふんわりと包み込んでくれる温かさがある作品。
Posted by
【きっかけ】 本屋大賞ノミネート作品を読破したいと思ったから。 【あらすじ】 新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説が。アドヴァンス・ヒルの住人は、悩みをカバヒコに打ち...
【きっかけ】 本屋大賞ノミネート作品を読破したいと思ったから。 【あらすじ】 新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説が。アドヴァンス・ヒルの住人は、悩みをカバヒコに打ち明ける。(Amazonより) 【心に残ったところ】 ◉ 「ただ褒めてもらえなかったって、それだけのことなのに。誰が何を言ったって、何も言わなくたって、懸命に咲こうとしているその姿には、なんの変わりもないのにさ」 そして僕のほうをしっかりと見て、父さんはほほえむ。 「だから父さんは、ただ愛するんだ。それだけ」 ◉ 「痛いとか治らないんじゃないかとか、足に意識が持っていかれているとまた頭が間違えちゃうからね。不安な気持ちには、立ち向かうより、そらすってことも大事なんだ」 【感想】 すーっと頭に入っていくからすぐに読み終えた。 落ち込んで元気になりたい!ってときに読みたい本。 日頃頑張りすぎて疲れている人への処方箋のようなものだなと思った。 しかし今の私には物足りないと思ってしまう。 読むタイミングは今でなかったかも!
Posted by
3章ちはるの耳で、不安を抱きやすいのは、想像力が豊かであるということ、が印象的であった。 自分自身も、物事を多角的に捉えて、悪い面だけ見て思い悩むのではなく、良い面を見ることができるようになりたいと思った。
Posted by