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イェール大学集中講義 思考の穴 の商品レビュー

3.4

50件のお客様レビュー

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2024/01/31

本の内容は日常的な思考の中で生じるバイアスと、それに対してどのように対抗・認識していくのか説明されているものです。 何か問題が起きた時、なぜこれが起こったのか原因を考えますが1つの原因がわかると他の原因となる要因については深くとらえない事があります。これは仕事でも私事でもある話...

本の内容は日常的な思考の中で生じるバイアスと、それに対してどのように対抗・認識していくのか説明されているものです。 何か問題が起きた時、なぜこれが起こったのか原因を考えますが1つの原因がわかると他の原因となる要因については深くとらえない事があります。これは仕事でも私事でもある話だと思います。 しかし、それは確証バイアスによって生じた思い込みの可能性があると気づかされました。バイアスに対抗するには、行動や判断に対し『他に考えられることはないかな?』と考えていく事が必要だと書かれています。それを実践するには普段より考える事が多くなりそうではありますが、より深く考えるということでは価値のある方法だと思います。 1つの具体的事例のみで全体を判断する思考や先延ばしにする思考など、普段でもよく生じる思考について分かりやすく述べられています。 思考の傾向を知るには、入りやすい本だと思います。

Posted byブクログ

2024/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間が陥りがちな「考え方のクセ(バイアス)」を一章一話題形式で記している本。 「人は大きな出来事には大きな原因が、小さな出来事には小さな原因が潜んでいると考えてします」といった、膝を打つような内容がふんだんに散りばめられている。 変に考えすぎて周囲の人と摩擦が生じつつある人にもオススメ

Posted byブクログ

2024/01/23

バイアス、認識や思考の偏りは、無意識にあり、それを意識して正すことは難しい。読めば読むほど脳の省エネ活動のために人が持ち得た術なのだろうと理解した。 その中で特に自分が気になったのは、2、3章。まずは確証バイアス。これは自分が正しいと思える証拠ばかり集めてしまうというバイアス。内...

バイアス、認識や思考の偏りは、無意識にあり、それを意識して正すことは難しい。読めば読むほど脳の省エネ活動のために人が持ち得た術なのだろうと理解した。 その中で特に自分が気になったのは、2、3章。まずは確証バイアス。これは自分が正しいと思える証拠ばかり集めてしまうというバイアス。内容で怖かったのは、「自分がうつだと信じ始めたとたんに、うつ病患者のようにふるまいかねない」、これは避けたい悪循環。意思決定の際、ある程度満足したところで、それ以上の探求はやめることもよいとあった。 他にも、「人は気分が落ち込んでいると、その気分を裏付ける記憶のことを何度も考えてしまう」。いわゆる反芻は問題解決にはならないし、原因を断定できることもない。距離を取ることも必要。よく分かります…がこれが難しいこともありますね。ただ、こういう知識を身につけるだけで現実は変わっていくものだと思いました。

Posted byブクログ

2024/01/14

所詮人間は人間、完璧ではない。それでも、この本に書いてあるバイアスを知ることにより、少しは思考の穴を埋めることができるかな?

Posted byブクログ

2024/01/06

身近な例を取り上げながら、人間の思い込みや損をしたくない感情といった意識外の事象を扱った本。内容はわかりやすいが、それでなんなの?というところの記載が甘く、ためになったのかならなかったのかイマイチよくわからない内容であった。

Posted byブクログ

2024/01/06

人の思考は、自らの視覚、触覚、嗅覚、味覚、聴覚で感じ取れるものに基づいて行われる。 そして、わかっていてもヒトは自分の信じたいことであれば、怪しい嘘にも飛びついてしまう...という行動経済学本。人間の判断は、合理的ではないにも拘わらず、なぜ合理的だと錯覚してしまうのかを客観的に理...

人の思考は、自らの視覚、触覚、嗅覚、味覚、聴覚で感じ取れるものに基づいて行われる。 そして、わかっていてもヒトは自分の信じたいことであれば、怪しい嘘にも飛びついてしまう...という行動経済学本。人間の判断は、合理的ではないにも拘わらず、なぜ合理的だと錯覚してしまうのかを客観的に理解できる。 ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー|あなたの意思はどのように決まるか」をわかりやすく書いているような一冊であり、売れ行きにも納得。読みやすさで数段上回る。 誰しも、認知バイアスは完全にコントロールできない。だからこそ認知バイアスを知っておき、思考の穴に陥らないように注意できるヒトになっておくべき。

Posted byブクログ

2024/01/05

様々なバイアスを例を元に説明してくれるから、わかりやすい。 作者曰く、思考を操るべき理由は、 自分に対しても、他者に対してもフェアであるべきだから、というのは納得。

Posted byブクログ

2023/12/28

様々な認知バイアスについて一通り学べる。 この手のバイアス系の本はイェール大学集中講義でなくてもたくさんありそう。 内容が盛りだくさんなので、定期的に読まないと覚えられず、いつでも思い出せないとこの内容は意味がほぼなくなってしまう。

Posted byブクログ

2023/12/15

タイトルが秀悦。直訳? さて、内容は多岐にわたっておりテンポよく進められる。 最近よくする〇〇バイアスについても、いろんな視点から検証している。 思い込みで失敗したり、落ち込んだりとするけれど、この本を参考にちょっと立ち止まって考えてみる。 とはいえ、なかなかに難しいのも事実...

タイトルが秀悦。直訳? さて、内容は多岐にわたっておりテンポよく進められる。 最近よくする〇〇バイアスについても、いろんな視点から検証している。 思い込みで失敗したり、落ち込んだりとするけれど、この本を参考にちょっと立ち止まって考えてみる。 とはいえ、なかなかに難しいのも事実。

Posted byブクログ

2023/12/12

《題名倒れの二番煎じ》 認知心理学の基礎の基礎を筆者の例を交えて解説した本。扱う内容が典型的な題にとどまり、例もハッとするものはない。

Posted byブクログ