イェール大学集中講義 思考の穴 の商品レビュー
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イエール大学の心理学の教授である著者が学生から定評のある思考の不具合について数々の実験を事例に行う大学での講義をまとめた一冊。 流暢性効果や確証バイアスなど認証心理学について実験等などをもとに深く学ぶことができました。 自分を過信しないことやタスクを小さく分けたり、過去の事例に当てはめて考えることが大切であることや確証バイアスに囚われないことや原因を一つに絞り込まないことや得ることと失うことの感覚の違いなど人生を生きる上で大事なポイントが多く書かれていて勉強になりました。 いつもと違う行動を取ったり、違う選択肢も考慮することや数多くの事例から判断する方が誤解を招く恐れが低いことや整理するときは保有効果と損失回避を考えて行うことなど認証心理学の観点からいつも行う行動に違った視点を加えることがより良い結果に結びつく可能性もあることも知ることができました。 そんな本書の中でもバイアスは人の認知にはつきものだと思って人と接することや他人の心は読むのではなく素直に聞くことなどは対人関係を良くするための参考になると感じました。 本書で学んだ認知心理学は人生を有意義に過ごすために知って損はない知識であると感じました。 そして学んだことをうまく活かしてこれから過ごしていきたいと感じた一冊でした。
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流暢性の魔力12: 人はすぐに「これは簡単」と思ってしまう傾向があります。例えば、何度も見ると、なぜか「できる」と思ってしまう現象や、「言いやすい名前」のものを高く評価してしまう現象などがあります12。 確証バイアス12: 人は「自分が正しい」と思える証拠ばかりを集めてしまう傾向...
流暢性の魔力12: 人はすぐに「これは簡単」と思ってしまう傾向があります。例えば、何度も見ると、なぜか「できる」と思ってしまう現象や、「言いやすい名前」のものを高く評価してしまう現象などがあります12。 確証バイアス12: 人は「自分が正しい」と思える証拠ばかりを集めてしまう傾向があります12。これは賢い人でも自信満々にずれていくことがあります12。 知識の呪い1: 人は自分が知っていることをみんなの常識だと思い込む傾向があります1。例えば、「自分の持っている情報」から物事を捉えてしまう現象や、全然「相手の視点」から考えない現象などがあります1。 これらの内容は、人間の思考の「限界・パターン・脳の癖」を理解するためのもので、イェール大学のエリートたちが最初に頭に叩き込む内容となっています13。このような理解は、日常生活だけでなく、ビジネスや学問の場でも有用です13。
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思考の不具合となる認知バイアスについて、イェール大学の超人気講義である「シンキング」の内容をまとめた本。様々な具体的事例を上げて、認知バイアスを説明しており面白かった。 特に自分は「損したくない!」で間違える所でかなり思考の穴にハマっている傾向があり、とてもためになった。完全に認...
思考の不具合となる認知バイアスについて、イェール大学の超人気講義である「シンキング」の内容をまとめた本。様々な具体的事例を上げて、認知バイアスを説明しており面白かった。 特に自分は「損したくない!」で間違える所でかなり思考の穴にハマっている傾向があり、とてもためになった。完全に認知バイアスを取り除くことは出来ないが、こう言う間違いが日常的に起こることは頭の片隅に置いて、今後は思考していきたい。
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認知バイアスについて。(なんか、別の似たような本を過去に読んだような気がするー) 例が豊富なのでわかりやすい。 対応策について、もう少しわかりやすく書いてあったなら。 でも、たまにこういう本を読むなりして意識していかないと、「思考の穴」に落ちてしまうのだろう。
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たくさんの事例を使いながら、認知バイアスとは何か、について書かれていました。 特に、人間が生存するために必要だった思考パターンが、今でも認知バイアスが生じる原因であることが興味深かったです。
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損失回避の概念は、理解しててもハマってしまう、人の心理が窺えて面白い。例えが多く理解しながら読み進めやすかった。 How to Reason Better to Live Better
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認知心理学について書かれた本 様々なバイアスについて完全に避けることはできないが、改善策はあるというていで説明してくれる。 バイアス、改善策どちらも抽象的な話と具体的な例を使って説明してくれるため非常に理解しやすい。 時間をあけてもう一度読もうと思う。4.0
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タイトルほどセンセーショナルな情報があるとは思わないが、認知バイアスを取り上げたものとしてはすごく分かりやすく身近に感じられる内容。例題などが適切で分かりやすいし、納得したり思わず唸らせられることもしばしば。認知バイアスの入り口だけのぞいてみたいと言う人には是非おすすめ。
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本書は認知バイアスについて イエール大学の人気講義をまとめた内容。 個人的に人一倍、バイアスが強いと感じて いるので、少しでも取り除ける事を期待して 読んでみました。 正直、過去似たような内容を多く読んでいるので 特に目新しいものには出会えなかったが 入門書としてはわかりやす...
本書は認知バイアスについて イエール大学の人気講義をまとめた内容。 個人的に人一倍、バイアスが強いと感じて いるので、少しでも取り除ける事を期待して 読んでみました。 正直、過去似たような内容を多く読んでいるので 特に目新しいものには出会えなかったが 入門書としてはわかりやすく良書では ないでしょうか。 しかしながら、有名大学というフレーズに 弱いのも一つのバイアスなんですかねー。
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思考バイアスについて様々な例を挙げて説明されており、心理学の専門でない人間にもわかりやすかった。新たな発見というより認知バイアスをより深掘りした書籍、という印象。 バイアスは自分では気が付かないので定期的にこのような思考に関する本を読むことで自身の思考のパターンを知るのに良い本だ...
思考バイアスについて様々な例を挙げて説明されており、心理学の専門でない人間にもわかりやすかった。新たな発見というより認知バイアスをより深掘りした書籍、という印象。 バイアスは自分では気が付かないので定期的にこのような思考に関する本を読むことで自身の思考のパターンを知るのに良い本だと思いました。
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