イェール大学集中講義 思考の穴 の商品レビュー
人の認知特性を知れたとて、それを踏まえて自分自身や人をコントロールできるのか。 自分がこのよう本を通じて、自分をコントロールしたいのか、はたまたは他人をコントロールしたいのか、そんなことを考えさせられました。
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なかなかに楽しかった。 例をたくさん用いてわかりやすく、前出のことも振り返りながら意識を定着させていく感じが、話すことにすごく手練だなぁと。 こちらの講義が人気なのは納得。 ただ普通に過ごしていて、普通に通り過ぎていく思考や行動に、いちいち名前があって、バイアスがかかってるとな...
なかなかに楽しかった。 例をたくさん用いてわかりやすく、前出のことも振り返りながら意識を定着させていく感じが、話すことにすごく手練だなぁと。 こちらの講義が人気なのは納得。 ただ普通に過ごしていて、普通に通り過ぎていく思考や行動に、いちいち名前があって、バイアスがかかってるとなると、どうやって生きていくものだか… 結局は、たまには立ち止まったり、振り返らなきゃねってことかな笑
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本のタイトルの「穴」とは認知バイアスのこと いち例として「保有効果」と「損失回避」の236ページは納得した モノを買うと「手放したくない心理」が働く 自分はバーゲンには行かないけど、バーゲンで必要以上にモノを買う人は二重のワナにかかっているかもしれないので汚部屋にならない様に気を...
本のタイトルの「穴」とは認知バイアスのこと いち例として「保有効果」と「損失回避」の236ページは納得した モノを買うと「手放したくない心理」が働く 自分はバーゲンには行かないけど、バーゲンで必要以上にモノを買う人は二重のワナにかかっているかもしれないので汚部屋にならない様に気をつけよう
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表紙に描かれた黒い穴!がおもしろくて図書館で借りた本。 「確証バイアス」、自分が信じているものの裏付けを得ようとする傾向…確かにこれは気をつけなきゃなあ、と思った。 自分なりのアンテナを張っているからこそキャッチできる情報もあるから、大事な機能でもあると思うけどね。あくま...
表紙に描かれた黒い穴!がおもしろくて図書館で借りた本。 「確証バイアス」、自分が信じているものの裏付けを得ようとする傾向…確かにこれは気をつけなきゃなあ、と思った。 自分なりのアンテナを張っているからこそキャッチできる情報もあるから、大事な機能でもあると思うけどね。あくまで「わたしフィルター」がかかっているんだぞ、ということは意識しておきたい。 それから、物であれ考え方であれ、ひとたび得たものは手放すのが難しいみたい。 そりゃそうだよね。いまこの瞬間の自分を構成している大事な要素だもん。自分の存在を守るために、失うのが怖い、と無意識に思うんじゃないかな。怖がってばかりいないで、手放したところに生まれる新しい可能性の方に意識を向けていたいな。 片付け術のこんまりメソッドが言及されていて、なるほど、と思った。断舎離する時に全て床に出して、手に取って残すかどうか考える、という方法によって「失う」ではなく、「得る」という視点になる…おもしろい。
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理性の限界を体感せよ。 短冊に書かれているその一言に衝撃を受けて購入をしてみた。これはもちろん読者を惹きつけるためのタグのようなもので、内容と比較すると人によっては誇張し過ぎと感じるかもしれない。ただこれはあくまでも大学で行われた講義やその研究内容を一般におこしたものだからだ。内...
理性の限界を体感せよ。 短冊に書かれているその一言に衝撃を受けて購入をしてみた。これはもちろん読者を惹きつけるためのタグのようなもので、内容と比較すると人によっては誇張し過ぎと感じるかもしれない。ただこれはあくまでも大学で行われた講義やその研究内容を一般におこしたものだからだ。内容には思考実験が多く出てきてそれは現実に行われたものではあるが、一般の人とは少し距離が置かれたように感じる。この本がビジネス本であり、しっかりと論証に基づく研究から書かれた内容であるからそれは仕方のないと思える。 さてここからは僕の感じたポイントである。 理性の限界は体感出来た。この本は世の間でそこはかとなく漂う空気、温度、圧力の正体をより鮮明に理解することが出来る。つまり、人間である以上しょうがなく起きてしまう思い込みである。その思い込みを理解していたとしても、回避しようとしても限界があることを、学んだ。例えばどうしても物事を楽観視したがる点や、距離が遠い事に関しては関心が薄れてしまう点である。思えばスティーブ・ジョブスや、イーロンマスクなどの有名な実業家はこのことを一番理解していたのだろう。ビジネスを失敗させないためには多くの意見を受け入れる必要がある。反対意見に目を向けることがなぜ必要なのかを学んだ。人は思い込んでしまう特性を持っているからである! イェール大学とはどんな大学なのだろう。この大学で行われた人気講義は全て書籍にしてほしい。
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「人間が」って言う分母クソデカで言うことでも無いけど、自分が逃れられないものの一つに「確証バイアス」があるし、それに同意してくれる人はもううなずき過ぎて首が疲労破壊でもげてると思う。 その確証バイアスを本書は多方面から解き明かしてくれてる。 「単純接触効果」「サンクコスト」「因...
「人間が」って言う分母クソデカで言うことでも無いけど、自分が逃れられないものの一つに「確証バイアス」があるし、それに同意してくれる人はもううなずき過ぎて首が疲労破壊でもげてると思う。 その確証バイアスを本書は多方面から解き明かしてくれてる。 「単純接触効果」「サンクコスト」「因果と相関」とかだと思うんだけど、それらを平易な言葉でわかりやすい例を複数使いながら解説してくれるので読みやすいし理解しやすい。 要はあれだ。知識は確かに凄いけど頭でっかちな自分の経験則で決めつけてかかる人の解説書みたいなものかな。誰しも少なからずその傾向はあるけど。 意見がぶつかったときの、自分と相手の「確証バイアス」が原因ってのはわかるけど、それ自体が抽象的でどういう経緯での思い込みなのかの壁に当たるが、それを具体化に解きほぐしてくれて脳が開放されていく感覚。 脳が整った状態になりたい人は是非!
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こういう本は面白いので好きです。 そして、なるほど洋書には具体例が多くてボリュームがある書籍が多いのも納得です。
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あまり新し感はなかったけど、巷で良く言われていることを分かりやすく解説してあります。自分的には第二章と第三章がためになったかと思います。「確証バイアス」つまり、「思い込み」、ということ。生存のために身につけてきた合理的な反応が、現代では厄介なことを生み出す。分断、とか。CMでもこ...
あまり新し感はなかったけど、巷で良く言われていることを分かりやすく解説してあります。自分的には第二章と第三章がためになったかと思います。「確証バイアス」つまり、「思い込み」、ということ。生存のために身につけてきた合理的な反応が、現代では厄介なことを生み出す。分断、とか。CMでもこの手のもの、良く見ますね。一旦、深呼吸して冷静になる、という事に尽きますかね。「自分、陥ってないか?」と。「他人の目」で状況を観察する。「たった一つの答」を追求しない。
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私達が思考、判断する時にかかってしまうバイアス (先入観、無意識の思い込み、はまってしまう数字のトリック)を例を上げてわかりやすく説明されている。 例が多すぎて冗長に感じるが、後半は行動経済学の記述もあり飽きずに読めた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心理学と行動経済学の本 流暢性効果=何回も映像を見ると、自分もできる気がすること。 TEDでは、1分あたり1時間のリハーサルが必要だと教える。1時間の講演は、60時間は練習する必要がある。 ただ、やってみる、が対策。 計画錯誤=完成までの時間と労力は少なく見積もられる。 楽観主義者は、ストレスを感じないので長生きになる。 確証バイアス=自分の信じているものの裏付けを集める。自分が正しいと思う証拠ばかり集める。 瀉血が正しいと思われたのは、瀉血しないで治った例を見なかったから。 鬱と信じ始めると、そのように振る舞う。自己実現してしまう。 確証バイアスによって認知エネルギーを節約している=完璧を目指さず妥協する人のほうが幸福である。サティスライサーはマキシマイザーより幸せ。完璧を目指さない。正反対のことを自問する。 原因と結果は似ていると思ってしまう。 内因性の動機と外因性の報酬には負の相関関係がある。 普通ではないことが原因だと思いがち=異常性の手がかり しなかったことより、したことに原因を求めがち。 データサイエンスの思考法で乗り切る=大数の法則、平均への回帰、ベイズの定理。 身元がわかる犠牲者のほうが同情を買いやすい。 面接では、わずかな断片しか見えない。 ネガティビティバイアス=ネガティブな情報に過剰に影響される。 大学の入学には情熱が必要。しかし重用されるには平均点のほうが必要。=損失回避を避ける傾向と同じ。 最初にすべてのオプションをつけた車を紹介して、あとで減らす方法を説明すると、あとからオプションを追加するより高く売れた=損失回避のスイッチ。省くことを恐れる心理から生まれる。 最初にお金をあげて、達成できなければ返させるほうが達成の度合いは高い=損失回避。 自分の所有物を失うのが怖い=一時的に借りるものであっても同じ=返品無料の効果。 クローゼットが衣類であふれるのは、保有効果と損失回避。 持っている服を全部出してからときめくものを選ぶのは、最初に全部失って欲しいものを選ぶ、という感覚になるから。 因果関係の刷り込み=最初に聞いた因果関係をそのまま維持しようとする性質。 信号は黄色ではなくオレンジに近いが、黄色と呼ぶ。青信号は緑に近い。 解釈にバイアスがかかることは避けられない。 自己中心性バイアス=自分が持っている知識を基礎に考える。 知識の呪い=優秀な人が優秀な教師になるとは限らない。 いやなことも未来のほうがラクだと思う。 我慢するためには、注意をそらすこと。 自分が不安定な状態だと、意思決定がうまくいかない。 確実性効果=確実に効果が得られる方を選ぶ=1%と0%乘違い。 未来を信じる力を高めること=ポジティブな心になって冷静になれる=先のことをできるだけ具体的に創造する。 完璧主義だと難しいことにチャレンジできなくなる=結果ではなく家庭を楽しんで、結果を今から憂わない。
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