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空鳥(ヌエ)の碑 の商品レビュー

3.9

150件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    63

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2024/01/17

他のシリーズとも関係ありそうだったけど京極堂が先生だった頃の漫画も未読だし巷説百物語は途中までしか読んでないしで結局よくわからなかった…緑川さんのキャラクターはかなり好き 全部読んでたらかなり楽しめたのかもしれない 陰謀論とか科学を信仰しちゃいけないとか、今の話じゃん!ってなった...

他のシリーズとも関係ありそうだったけど京極堂が先生だった頃の漫画も未読だし巷説百物語は途中までしか読んでないしで結局よくわからなかった…緑川さんのキャラクターはかなり好き 全部読んでたらかなり楽しめたのかもしれない 陰謀論とか科学を信仰しちゃいけないとか、今の話じゃん!ってなった 逆に言うと人間はいつもおんなじようなことで右往左往してるってことなのかな〜と思った

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2024/01/15

長かった重かった持ち運び難かった! 後半から一気に面白くなった。しかし全員が集まるまで、榎木津が出るまでどんだけかかるんや。 現世利益をうたう科学の先にあるのは利権ってところ、 人は自らと異なるルールや価値観を認めてしまうと自分のそれが否定されると感じ、攻撃するというところ...

長かった重かった持ち運び難かった! 後半から一気に面白くなった。しかし全員が集まるまで、榎木津が出るまでどんだけかかるんや。 現世利益をうたう科学の先にあるのは利権ってところ、 人は自らと異なるルールや価値観を認めてしまうと自分のそれが否定されると感じ、攻撃するというところ が沁みた!

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2024/01/14

百鬼夜行 陽」には、「鵼の碑」の外伝が先に出ていた。「邪魅の雫」にも「鵼の碑」が出版予定として記載されていたのだが、令和になってついに出た。「311で原発事故が起きたから、出版できなくなったらしい」というネットの噂を見たが、さもあらんというような内容だった。オールスター勢揃い、百...

百鬼夜行 陽」には、「鵼の碑」の外伝が先に出ていた。「邪魅の雫」にも「鵼の碑」が出版予定として記載されていたのだが、令和になってついに出た。「311で原発事故が起きたから、出版できなくなったらしい」というネットの噂を見たが、さもあらんというような内容だった。オールスター勢揃い、百鬼夜行シリーズは読み応えがあって好きだな。緑川佳乃はレギュラーぽいけど初出演。「姑獲鳥の夏」から再読したくなった。その時には京極堂のうんちくもしっかり読もう。

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2024/01/11

混ざり合っているように見えながらも、その実ひとつひとつはかろうじて接しているくらいなのにも関わらず。見た角度、通すフィルターによっては全てを孕んだ化け物に見える。今という時代は多様化しているように見えても、やはりどこまでも勝者のものであり続けている現代社会への示唆にも富んだまさに...

混ざり合っているように見えながらも、その実ひとつひとつはかろうじて接しているくらいなのにも関わらず。見た角度、通すフィルターによっては全てを孕んだ化け物に見える。今という時代は多様化しているように見えても、やはりどこまでも勝者のものであり続けている現代社会への示唆にも富んだまさに待望の続編だった。 相変わらずも長い。それにも関わらず心地いい読後感をもたらしくてくれるこの感覚が大好きです。 また、まさにこれぞ京極夏彦だと思うほどに緻密に練られたページ構成は驚嘆する。毎章の終わりの引力は凄まじく、どこまでもこの作品に飲まれていく感覚を味わった。 今作は日光を舞台においての話がゆえか、猿とそこに重なり投影される神秘を謎に話が進んでいく。久しぶりの新作だからか、メインの登場人物たちは大集合、心なしかみんな元気に感じることができた。 寒気を覚える不気味さと。それを見事に解体していく憑き物落としというカタルシスを久方ぶりに味わえる傑作でした!

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2024/01/11

本筋は過去の事件の解明だしおどろおどろしい怪奇もなく、まったりした雰囲気。原爆の話はタイムリーで良かった。

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2024/01/11

前半は読み進みにくかった。出だしの古文は辛かった。 後半は一気に。過去作のことをほぼ忘れているので、緑川さんは何処かででていたのか気になりながら読了。 電車で同じ厚さの文庫(カバーあり)を読んでいる人を見かけて、もしや同じものを読んでいるのではと思って席前で読んでみたりした(...

前半は読み進みにくかった。出だしの古文は辛かった。 後半は一気に。過去作のことをほぼ忘れているので、緑川さんは何処かででていたのか気になりながら読了。 電車で同じ厚さの文庫(カバーあり)を読んでいる人を見かけて、もしや同じものを読んでいるのではと思って席前で読んでみたりした(笑)

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2024/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2段組で分厚いので読み終わった時にはとても達成感があった。オールスター全員集合会。学生時代の彼らの様子も垣間見えてファンには嬉しい。お話は、鵺にふさわしくとらえどころのない話。哀しい部分はありつつも、そんなにたくさん人が死んだりもしないし関くんも病まないので気楽に読める。

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2024/01/06

難解! 新登場のキャラも多く、全体像が掴みにくい(それこそが作品のテーマかもしれないけど)。 セクションごとに読むと違った理解ができるのだろうか。

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2024/01/04

シリーズ最新刊だが、前作が何年前だったか記憶にない。 探偵、刑事、小説家、探偵助手が事件をかき回し、拝み屋が最後に締めるスタイルは変わらず。 830頁弱と分量(文量?)もたっぷり。 20年前の滑落死に纏わり行方不明となった人物を追う。 文中語られる多量の蘊蓄や有象無象の登...

シリーズ最新刊だが、前作が何年前だったか記憶にない。 探偵、刑事、小説家、探偵助手が事件をかき回し、拝み屋が最後に締めるスタイルは変わらず。 830頁弱と分量(文量?)もたっぷり。 20年前の滑落死に纏わり行方不明となった人物を追う。 文中語られる多量の蘊蓄や有象無象の登場人物が起こす雑音を除くと、筋はそれほど複雑でなく、憑き物落としも余り明確ではないが、フルマラソンの完走にも似た読み切った感は十分味わえる。

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2024/01/04

なんとなく緊迫感がなかった。 これまでのシリーズは出版から大分経ってからよんだので、17年振りの感動とかはなくて、たんたんと進んでいくかなぁという感想だった。 読みやすいし、面白くないということはないんだけど…

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