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空鳥(ヌエ)の碑 の商品レビュー

3.9

150件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    63

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

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2024/02/18
  • ネタバレ

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読んでたら日光に行きたくなって、こんな分厚い本を持って行きました。 ゆる〜い聖地巡りをしつつ、 皆さんにまた会えたことがうれしく、ワクワクしながら読みました。 そして、巷説にも。 しばらく京極さんばかり読みそうな予感。

Posted byブクログ

2024/02/18

大事に大事に読んでいましたがとうとう読み終わってしまいました。 こんがらがった事象を見極めようと物語に入り込んで試行錯誤してみたがまさかの結末でした。 次作が予告されているのがこの上なくうれしい。

Posted byブクログ

2024/02/18
  • ネタバレ

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さすが鈍器本と言われるだけある厚み・・・持ち運ぶには重すぎて、家で少しずつ読んでいたら、2~3週間かかった。(本屋さんでみかけた単行本は凶器となる重さだった、笑) 面白かった~。馴染み顔が登場する度にテンションが上がる。 とはいえ、登場人物の多さと複数の話が絡み合うので、視点が変わる度にどの話だっけ?って混乱する…。 中盤を過ぎてから、木場さんが追っている事件、益田くんが依頼された人捜し、関口くんが久住さんから相談された事件、緑川さんの大叔父さんが関わっていた事件と、それぞれの関わりがやっと理解出来た・・・ そして、京極堂の憑き物落とし。 「人は自分と違うものを怖れる習性を持っています。」 攻撃して来るのは大体が恐がっている方なのだ。 確かに・・・ そして今回は本当に不思議なものは何もなかったかもしれない…。 鵺、想像上の生き物。存在しないもの。でも居ることにされたもの。 緑川さんがとっても格好良かった。 何かに登場していたかのような描き方だったけど、全く記憶がない。。。 追記: 17年ぶりの京極堂シリーズ。 新聞広告が凄かった。各作家さんのコメントは頷くものばかり。 保管しておけばよかったかな。

Posted byブクログ

2024/02/17
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中禅寺湖のある日光に、中禅寺さんが行くことはないと なんとなく思ってたのだ。 何とか生きている。生きていることが難しい。それでも。

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2024/02/12

冒頭は哲学っぽく、話の筋がまるでわからなかった。 というか、このページ数に圧倒されていたのもある。 木場や榎木津が登場して、ようやく話が動く。 そして、この昭和の時代感。古臭くもあり、知らないが故の淫靡さが漂う。 終盤、謎が明らかになってくるが、それでも謎は深まっていく。もう...

冒頭は哲学っぽく、話の筋がまるでわからなかった。 というか、このページ数に圧倒されていたのもある。 木場や榎木津が登場して、ようやく話が動く。 そして、この昭和の時代感。古臭くもあり、知らないが故の淫靡さが漂う。 終盤、謎が明らかになってくるが、それでも謎は深まっていく。もう一度、ゆっくり読み直さないとなかなかに理解は難しい(私だけ!?) まずは、シリーズ前作からさかのぼってみたい。

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2024/02/05
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ばらばらに追いかけていた事象が集結していく様はお見事。中禅寺の長広舌も期待を裏切らない。 ストーリーの面白さに加えて、テキストも楽しめる。鵼とそれを構成する「蛇」「虎」「貍」「猨」「鵺」のパートに分かれており、それぞれそのワードと関連するようになっている(「虎」「貍」は少々こじつけっぽいけど)。そして(一)が一番判り易いが、(一)から(五)までそれぞれの冒頭が同じ法則でつづられている。ところが(六)は一見何の関連もないように見え、「関係ない」ことを暗示しているのかとか勘ぐったりもできる。 そして、クロスオーバー。巷説百物語シリーズを読み返したくなること必至なのだ。 幾重にも仕掛けが盛り込まれていて、未だ取りこぼしがあるかもしれない。それやこれやで迚も愉しい。

Posted byブクログ

2024/01/31

久しぶりすぎて、前作の記憶がほとんどないまま、読み始め、過去の事件もそういえばそんな感じのがあったかもという感じ。それでも主要メンバーとの再会は嬉しかった。 読みながら、 ネット社会の魑魅魍魎、陰謀論に取り憑かれた人々がいっぱいいるなと思ったり。

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2024/01/30
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や、やっと読み終わった……! 面白かったし凄く楽しい話ではあったんだけど、こんなにページを捲っても捲っても「まだこんなに残りページが分厚い……」と思ったのは百鬼夜行シリーズでも初めてなのでは?という気がしています。 さて、という訳で百鬼夜行シリーズ最新作ですよ。 正直鵺の碑はもう何と言うか、自分の中で源氏物語の「雲隠」的なポジションにいた作品だったのですが……まさかこの本編を自分で読める日が来るとは思わなかったなぁ。 ということで頑張って過去のシリーズをスピンオフに至るまでしっかり読んでから挑んだのですが……いや凄かった。 昔に書かれたままで発表されているのかだいぶ加筆修正が入っているのかは分からないのだけれど、何だか熱量みたいなものを文章からとても感じる話だったなぁと思って。 前にどんな話だったのかを知りたくてネットで検索してみた時に17年前(なのかな?)に読んだことがあるという人の記事を見かけたことがあって、そこから大きく変わってる感じは無かったからやっぱりそのままなのかなぁ? 今回も例に漏れずお馴染みのメンバーやら新しくこの世界に迷い込んできた人々やら色々な人達の抱えた思惑だったり謎だったりがあるひとつの真実に集束していくわけですが。 私の中で今回のこの一連の流れは「から騒ぎ」だな、という感じで。 霧の向こうにある物凄く大きな何かに立ち向かわなくてはいけない!これは大変だ!どう挑んだらいいんだ!と揉めているうちに段々霧が晴れてきてよくよく見て見たら見た目が立派なだけで中身は空だった、みたいな(余計に分からない)。 もう何かね、読んでる途中から頭の中でずっと東京事変の「今夜はから騒ぎ」聴こえてました、それくらい全てが明らかになった後思い返すとから騒ぎっぷりが凄い。 でも現代に生きる私達でもついついやってしまうようなことを中禅寺が一喝しているシーンなんかもあって少し我が身を振り返る気持ちにもなりました。 無意識にやっちゃってることあるだろうなぁ、これは気を付けないとなぁって。 そして何だろう、今回のこの話を読んで私の中で郷島さんの株が爆上がりしているんですよ。 郷島さんと言えば前回の時シンプルに「嫌な奴」と決めてかかって読んでいたのですが……おや、これひょっとして私ちゃんと郷島さんのことを理解出来てなかった?実はこの人めちゃくちゃいい人???ってな具合に印象がどんどん良くなってきて。 あれかなぁ、最初の印象が悪かったから何かギャップ的なものを感じてしまったのか、はたまた緑川さん(この人も大好き!敦子とはまた違う聡明でかっこいい女性)とのやり取りで印象が変わっていったのか。 そんな感じなので私今後ともこの2人が絡んでくれればいいなぁなんて思っているのです、2人とも京極堂と縁がある辺りまだ登場してくれるのではないかな?と勝手に期待しているのですが。

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2024/01/24

待たされたにしては、軽かったな。 扱ってるテーマは重いけど。 主要メンバーがそれぞれの役割を果たしながら、同じ案件に絡んでいくニアミスにもどかしくなりながら進んでいく。 でも結局収束していった先に立つのはあの人。 最初から、すべての謎の答えを持ってる。

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2024/01/20

すごく楽しみにしてたからか、何だか物足りない。 年なのかせっかちなのか、記憶のこととか放射せんのこととか長い。飽きる。 せっかく緑川という魅力的なキャラが登場したのにくどくどと同じことばかり。榎木津はこれでは可哀想、何故最後に出てきた中禅寺こんなになんでも知っているの?残念です。...

すごく楽しみにしてたからか、何だか物足りない。 年なのかせっかちなのか、記憶のこととか放射せんのこととか長い。飽きる。 せっかく緑川という魅力的なキャラが登場したのにくどくどと同じことばかり。榎木津はこれでは可哀想、何故最後に出てきた中禅寺こんなになんでも知っているの?残念です。 邪魅や匣やクモや宴を再読したからかなあ、あちらが面白すぎたのかなあ!

Posted byブクログ