うるさいこの音の全部 の商品レビュー
高瀬さんの小説を読みおわるともういいや、当分。って思うんだけど、あれ?新作出たんだって分かると、手に取っている。それからへえこんな話なんだ、面白そうだなって読み進める。それで読み終わるともういいよ、当分ってなる。
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少し自分には読みにくかったかな あるきっかけで日常が変わっていく事を 悩みが増える事はみんなあることが わかって安心はしました
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作家の苦悩、みたいな内容だと小耳にはさみ興味が沸いて図書館で予約していました。 日常生活を送る自分と作家である自分とは違うのに、世間からは同一視して見られる違和感。 更に、世間からどう見られているか、どう思われたいか、どう期待されているのか等、空気を読み過ぎて期待される人物像に自分を寄せ過ぎて、そのために小さな嘘を積み重ねていく主人公の、どうにもならない焦りや苦しみがとてもよく伝わりました。 小さな嘘でも嘘と知っている人物も実在するし、積み重なると破綻するとわかっていながらも止められないサガが、なんか理解できる。。 そもそも私も、小説とは別に、作家本人の経歴や人となりも知りたくなるし、著作がすべて経験談とは思わないまでも少なからず影響はあるだろうと想像してしまう。それが作家にとってどれほどのストレスなのかとかはあまり想像したことがなかったです。 新しい視点。
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途中で断念 しかし、評価が思ったより高いのでまた気分が向いた時読み直します、、、 高瀬さんが書く登場人物どうしても苦手っていうか理解不能なんだよな、、、
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小説家になったゲームセンターの店員と悪ノリが過ぎる大学生__関係のない2人の話が同時進行で進んでいく。共通するのは中華料理屋(謎)人間関係の煩わしさがふんだんに描かれていた(著者の経験?)高瀬さんの作品はぬるり感強め。
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ゲームセンター勤務の女性が小説家となり芥川賞作家としての気持ちが描かれた小説。どこまでが高瀬先生本人の気持ちなんだろう、と思って読みました。後半の「明日、ここは静か」は小説家の辛さというか、悩みというか、が伝わってきた。
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小説家が小説家のことを書くのは、いつも少ししんどくなる。どこからが本当で、どこからが作り話か、どうしてもずっと少し考えてしまうから。 この本はまさにその小説家の本当と作り話の間について書いているように思えた。
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タイトルがすごくいい!! 正直少し読みにくい。 現実と作品の境界が曖昧で分からなくなってきて、 なんとも言えないモヤモヤ感と緊張感に包まれる。
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どういう状況なのか。とても不思議な本だった。 「否定しながら同意する」 「想像力の身勝手さ」 うーんあるなあ、どうしようもない。 「そんなことは誰にも言われたことがないのに、こう思われているんじゃないか」 ということの大半は 「自分が一番そう思っているのだろう」は、すんなりわかった。 だから意外と人に話すと、ただの考えすぎかになる。 だけれども、そもそも「言う」ができない場合、、 言えない場合 言うのが嫌だという気持ち 言ってしまったことを後悔する気持ち 「ちゃんとした」とはなんなのか 自分で自分が苦しいとわかっているのに、言ってしまいそうなのも苦しい、とは 本当のことを言う事の苦しさ 他者への信頼、、 「うるさいこの音の全部」 身の回りの、無意識にうるさく感じる音についての話なのかと思ったら全然違った。 もっと根源的な、アイデンティティというか、自分とは何なのか、というか、自分を保つための話というか、そういうようなものを感じた。 自分の脳内の声がいちばんうるさかったのか、、 ここで、他の作家さんの本の話を持ち出すことがいいことなのかどうかわからないが、 川上未映子さんのエッセイにも 『小説家は嘘ばかり書くけれど、作品内で夏子がコミばあを思う気持ちは、私のものでした。』と書いてあったのが当時、印象的に感じたことを思い出す。 「深く、しっかり息をして」 夏物語より 高瀬さんの本は、「おいしいごはんが食べられますように」に次ぐ2冊目だけれども、他の本も気になってきた。 不思議な本だった。
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自分と小説を書いている自分の境界が曖昧になっていくお話。他人から見る自分とは何なのかを考えた。どれが嘘でどれが本当なんだろう、〇〇っぽいとか言われることもあるけれど、果たしてどうなんだろう。
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