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うるさいこの音の全部
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2023/10/10 |
JAN | 9784163917610 |
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商品レビュー
3.4
94件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【二重生活で引き裂かれる自己同一性】 ナガイ朝陽は 学生時からバイトをしていたゲームセンターに勤務している。 そして、早見夕日としてデビューした新人小説家でもある。 文学賞を受賞した後にさまざまなメディア取材に答える中での葛藤が描かれる。 ・・・ どうして小説を書いているのか、と聞かれて、分からない、と答える自分が小説家っぽくない、でも嘘をつくのは良くない… いつしか彼女は、相手が求めていることを答えるようになっていた。 その理由はもっと売れたい、とかそういうのじゃなくて、お金をもらってしていることだから、面白くないといけない、と、 とことん真面目な主人公だったと思う。 文章ではたくさんの言葉を紡げるのに、 話すことが苦手だったり不慣れだったり。 「人に伝えた瞬間に事実になる」 って言っていたけれど、 言葉を発することの責任、 それにより、人の幸不幸に影響を与える、ということでもあった…。 上司のナミカワさん、 編集者の瓜原さん、 イズタニさん、 アドさん…
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同時に進んでいく物語の意味がわかり始めたら、面白味がぐっと増すと信じて読み進めていたけれど、拭えない違和感が段々と大きくなっていて、全く共感出来ないままに読了。作品中に出てくる物語の方がよっぽど面白く、主人公の苦悩が漠然とし過ぎていて堂々巡りだった。登場人物みんな 肩入れできなか...
同時に進んでいく物語の意味がわかり始めたら、面白味がぐっと増すと信じて読み進めていたけれど、拭えない違和感が段々と大きくなっていて、全く共感出来ないままに読了。作品中に出てくる物語の方がよっぽど面白く、主人公の苦悩が漠然とし過ぎていて堂々巡りだった。登場人物みんな 肩入れできなかったのが大きいかも。お話が上滑りしていく感じだった。
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高瀬さんの小説を読みおわるともういいや、当分。って思うんだけど、あれ?新作出たんだって分かると、手に取っている。それからへえこんな話なんだ、面白そうだなって読み進める。それで読み終わるともういいよ、当分ってなる。
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