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クララとお日さま の商品レビュー

4.3

90件のお客様レビュー

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2024/04/27

『#クララとお日さま』 ほぼ日書評 Day778 例の方の本。 冗長、かなり久々に「星二つ」(読むだけ時間の無駄…だったと思う)を付ける作品。 ノーベル賞作家 カズオイシグロ AFクララ ジョジー なんちゃら溶液を、なんちゃらマシーンの めんどくさい話 https:/...

『#クララとお日さま』 ほぼ日書評 Day778 例の方の本。 冗長、かなり久々に「星二つ」(読むだけ時間の無駄…だったと思う)を付ける作品。 ノーベル賞作家 カズオイシグロ AFクララ ジョジー なんちゃら溶液を、なんちゃらマシーンの めんどくさい話 https://amzn.to/3WiVYqu

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2024/04/12

筆者は作品についてのインタビューで、AIや機械の合理性と人間がもつ感情について、さまざまな視点からコメントを残しています。 「中庸」 AI(技術や合理性)が社会にもたらす善悪 人間(感情や非合理性)が社会にもたらす善悪 双方の面を咀嚼していかなければと感じました。

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2024/04/10

AIの一人称視点で書かれているので、読み手がAIに同化していく感覚がおもしろい。『侍女の物語』のときも思ったが、情報量が少なくても、書き手が知ったことと読み手がもらえる情報が同量だと、フェアでストレスを感じにくい。 人を人たらしめるものはなにか。感情を持ったAIは人と同じと言える...

AIの一人称視点で書かれているので、読み手がAIに同化していく感覚がおもしろい。『侍女の物語』のときも思ったが、情報量が少なくても、書き手が知ったことと読み手がもらえる情報が同量だと、フェアでストレスを感じにくい。 人を人たらしめるものはなにか。感情を持ったAIは人と同じと言えるか。信仰を持ったAIはどうか。AIの"神"は、奇跡を起こせるか。

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2024/04/07

淡々とした語り口なのに飽きずに読ませる。AFだと世界をこういう風にとらえ認識していくんだな、という新たな追体験。向上処置の不気味さ、世界の分断。コロナ禍とも重なる何か。 土屋政雄さんの翻訳はこの本でもやはり素晴らしかった。

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2024/04/05

これを『ジョジョ・ラビット』『ボーイ』の監督が撮ると思うと胸が痛い。そしてどの役が監督なのかも大体わかった。

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2024/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目線がAIロボットだからか、ですます調の為、読み辛さと感情移入のし辛さが読了ペースを遅らせた感想。これがこの本の狙いだとしたらロボットの人生を味わえたと言えなくもない。 起承転結が分かりやすく転の部分では歪んだ親の愛情が顕著に表れていて少しゾッとした。 辛辣な感想になったが人の気持ちも諸行無常、クララのひたむきな動作が涙腺を刺激する箇所もあり新鮮な本だった。

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2024/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それぞれ、誰かのために自分のために求めることがある。こうすれば救われる、それが愛だと思いこんでいる。でも、それは端から見たら意味がないことかもしれない。特にクララ。 クリシー→娘の代わりのAFを作製 ヘレン→裏口入学 クララ→マシンの破壊 リックとジョジー→結婚 意味のなさそうなことが意味あるかもしれない。意味があると思っていたことが無意味かもしれない。 結局、意味があったのは相手を尊重するためのこと。愛とは相手を尊重すること。

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2024/03/08

随分昔に読んだ感想を。アメリカののどかな田舎の物語のようでいて、AIやアンドロイドというSF要素もある、不思議な物語だった。ぐいぐい引き込まれるというわけでもなく、よくわからないまま淡々と読み終えてしまった記憶がある。

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2024/02/25

AIを主人公に、関わる人々の願いの機微を、AIの視点で捉えながら描かれている。お日さまに対する願いや、関わる人を何とか救いたい、という願いを持つAIはAIとしての心をすでに獲得しているように思った。また、継続、に関わるところで、心の全てを解析できた、とする人がいる一方、そこに全て...

AIを主人公に、関わる人々の願いの機微を、AIの視点で捉えながら描かれている。お日さまに対する願いや、関わる人を何とか救いたい、という願いを持つAIはAIとしての心をすでに獲得しているように思った。また、継続、に関わるところで、心の全てを解析できた、とする人がいる一方、そこに全てはなく、その人の関わるところに心の一部が宿る、とするあたりは、人の心はその人にだけあるものではないことを改めて感じさせてくれた。

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2024/02/22

AIロボットのクララと人間との交流を描いた作品。語りの視点がすべてクララであるところが非常に斬新さを感じる。一方で、人間とは機能や能力の差があるため、周囲から見た視点などを補いながら読む不都合さみたいなものはある。ただ読み終えた今では、その不都合さが逆に、読み手にあらゆる感じ方を...

AIロボットのクララと人間との交流を描いた作品。語りの視点がすべてクララであるところが非常に斬新さを感じる。一方で、人間とは機能や能力の差があるため、周囲から見た視点などを補いながら読む不都合さみたいなものはある。ただ読み終えた今では、その不都合さが逆に、読み手にあらゆる感じ方を与え、作品のすばらしい奥行きとなっているのではないかと感じた。なので、間を空けて、もう一度読んでみたい。また、年齢や世代を問わず読めると思うので、純粋な子供にどのように感じたかを聞いてみたい。

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