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クララとお日さま ハヤカワepi文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/07/19 |
JAN | 9784151201097 |
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クララとお日さま
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商品レビュー
4.3
98件のお客様レビュー
AF(人工親友)のクララが、店で売られているときから、クララを買ってくれたジョジーの間で友情を育み、引退するまでを、クララ目線で描いたストーリー。 ひと型ロボットながら、人の感情も理解し、病弱なジョジーが快復するよう太陽に祈るクララ。 クララが色々な知識を身に付けていく様子はデ...
AF(人工親友)のクララが、店で売られているときから、クララを買ってくれたジョジーの間で友情を育み、引退するまでを、クララ目線で描いたストーリー。 ひと型ロボットながら、人の感情も理解し、病弱なジョジーが快復するよう太陽に祈るクララ。 クララが色々な知識を身に付けていく様子はディープラーニングのなせる技なのかもしれないが、感情までも身につけたクララが、ジョジーが大学生になり、自ら物置に入ろうとしたり、最後に捨てられた後も、記憶を整理しながら一人で過ごそうとする様子は、人間のエゴに振り回されながらも、ジョジーを幸せにすることを常に優先するクララが切ない。 AI技術の進展と人間の関わり、将来の姿を考えさせるストーリーで、面白かった。
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物語はAI技術が発展を遂げた世界を舞台としている。AIを搭載したAF(人工親友)であるクララが、店長さんと他のAFだけとの環境から外の世界に出て、様々な感情や環境を学習していく。 まず感じたのは物語の内部に散りばめられた格差である。AFの世代による格差、子供たちの向上処置の有無に...
物語はAI技術が発展を遂げた世界を舞台としている。AIを搭載したAF(人工親友)であるクララが、店長さんと他のAFだけとの環境から外の世界に出て、様々な感情や環境を学習していく。 まず感じたのは物語の内部に散りばめられた格差である。AFの世代による格差、子供たちの向上処置の有無による格差、これらは科学技術の向上により新たに作出された格差だと言える。より高度な擬似感情を身につけたAFと向上処置により社会性を身につける訓練が必要となった子供たち、AFはヒトに、ヒトはAFに近づいていく様が自然に描かれておりハッとさせられた。 また、科学技術の光と闇、AFと信仰といった対立する概念に焦点を当てながら物語を展開することでAIの擬似感情やヒトの感情をより立体的に描き出している。読了後、自分の考える人間らしさというものが根底から揺らいでいる。
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クララ目線のジョジーやその周りとの生活模様も面白かったが、タイトルにもあるクララとお日さまの関係が興味深かった。 クララは太陽を神のように崇めているが、 AIに「祈る」という行為、感情があることが不思議ですごく面白い。 日常的な喜怒哀楽と違い、プログラミングすることが難しそうだ...
クララ目線のジョジーやその周りとの生活模様も面白かったが、タイトルにもあるクララとお日さまの関係が興味深かった。 クララは太陽を神のように崇めているが、 AIに「祈る」という行為、感情があることが不思議ですごく面白い。 日常的な喜怒哀楽と違い、プログラミングすることが難しそうだし、太陽で物乞いの人を生き返らせるという非科学的なことを信じ切るのに、人間とAIの区別はないんだと思った。 ただ、お日さまとの約束を他言できずに暴走しているのは怖かった。
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