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ホテル・カイザリン の商品レビュー

3.5

103件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2026/02/12

短編集。ちょっと怖かったり、優しかったりいろんな話が入っている。後半になるにつけ、怖い話が増えていく。 全体的な話しとして、人は結局は自分のことしかわかっていない。相手を見るのも自分の色眼鏡を通してから。優しく見えても、その裏はちがったり…という感じの話が多かった。

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2026/02/06

2026.02.06 あーやっぱり近藤史恵さんの小説好きだわ〜。 何気ない日常なのに急に不穏な空気になってくるところが大好物。 私の大好きな旅の要素が入っている短編も、ゾクっとするような短編もあり、かつサクッと読めてあまり重くない小説を読みたかった今の私の気分にピッタリでした。

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2025/09/28

ホテルが舞台の群像劇の小説かと思って、手に取りました。 ホテルが舞台なのは1章だけ。8篇からなる短編集。 世にも奇妙な物語のようなストーリーがどれも面白くて、不気味でミステリーがあり良かったです。 老いた犬のようには、家庭生活がとてもうまくいっていた 小説家と妻の離婚から始まりま...

ホテルが舞台の群像劇の小説かと思って、手に取りました。 ホテルが舞台なのは1章だけ。8篇からなる短編集。 世にも奇妙な物語のようなストーリーがどれも面白くて、不気味でミステリーがあり良かったです。 老いた犬のようには、家庭生活がとてもうまくいっていた 小説家と妻の離婚から始まります。どうして理想的な夫婦が別れなければならなかったのか、後からじわじわと差し迫ってきて、怖かった。

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2025/08/26

8編からなる短編集。 失ったものと手に入らなかったもの。 それぞれの主人公たちのラストが後悔ただならぬレベル。 知らなかったらよかったのに。 知っていたらよかったのに。 後味の悪い終わり方が多い中で、2つはほっとする。 てっきりホテルに関係する内容かと思ったら、短編の題名から取っ...

8編からなる短編集。 失ったものと手に入らなかったもの。 それぞれの主人公たちのラストが後悔ただならぬレベル。 知らなかったらよかったのに。 知っていたらよかったのに。 後味の悪い終わり方が多い中で、2つはほっとする。 てっきりホテルに関係する内容かと思ったら、短編の題名から取ったものだった。 サイコっぽい人物も何人かいて、ぞぞっとする。

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2025/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

8つの短編小説を集めた素晴らしい1冊でした。少しゾクッとするミステリーも素晴らしいですが、個人的には2作目の金色の風が好きです。 何かをしたくてもがきながら、悩み、泣き、人と出会い、走りながら自分の中の真理というか気持ちに気付くシーンがたまらなく好きです。「泣きたいほど苦しくて、やめたくて、どうしてこんなことをやっているんだろうと思って。そう、なにもかも同じで、繰り返しだ。わたしたちは同じことを繰り返す。」何度も何度も読み返したくなる作品でした。

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2025/05/27

とあるホテルを訪れる人々の連作短編かと思ったらさにあらず。 喪失がテーマの短編集。 ザラつきヒンヤリするものの中で 「金色の風」が爽やかに吹き抜けた。

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2025/05/25

なぜ火をつけたのか?束縛の夫婦生活から逃れようと足掻く女性たちを描いた表題作ほか、ミステリ中心の短編集。 --------------------- 近藤さんの短編集ですが、なんとイヤミスがたくさんありました。近藤さんのミステリはけっこう際どい線を行っていてもイヤミスと言えるほど...

なぜ火をつけたのか?束縛の夫婦生活から逃れようと足掻く女性たちを描いた表題作ほか、ミステリ中心の短編集。 --------------------- 近藤さんの短編集ですが、なんとイヤミスがたくさんありました。近藤さんのミステリはけっこう際どい線を行っていてもイヤミスと言えるほどのものは読んだことがなかったのですが、これらははっきりイヤミスですね。うーん、と思いながら読んだのが多かったです(つまらないということではなく、面白く読みながらも読後感が・・)。 読めば読むほど迷路の奥に誘われるような「孤独の谷」と女性の憐憫に絡め取られるモラハラ夫を描いた「老いた犬のように」が好きです。

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2025/04/16

近藤史恵さん、読書強化月間! 『ホテル・カイザリン』。短編8作。 全体的に、ドロドロでした。数日前に読んだ 『ホテルピーベリー』に近いトーンでした。 読後感が良かったのは『金色の風』と『迷宮の松露』。ともに海外に旅する日本人女性のお話ですが、日本で色々あって海外に旅に・・・。 ...

近藤史恵さん、読書強化月間! 『ホテル・カイザリン』。短編8作。 全体的に、ドロドロでした。数日前に読んだ 『ホテルピーベリー』に近いトーンでした。 読後感が良かったのは『金色の風』と『迷宮の松露』。ともに海外に旅する日本人女性のお話ですが、日本で色々あって海外に旅に・・・。 そこで出会う人との触れ合いで自分を見つめ直す、というようなお話。良いお話です。 残りの6作は『世にも奇妙な物語』にしても良いくらいな、ブラックユーモアテイストからミステリホラーに思えるものまで、まぁ、ねっとりです。 近藤さんは、登場人物の内面、心理描写を飾らず、リアリティある質感で描く作家さんですね。 人のココロの中なんでそんなもんだよね、 嫉妬とか羨望とかいっぱいあるよね、って 再認識させてくれますね。 皆さんには、第一話『降霊会』おすすめです! 全30ページ弱なのに、斬新なラスト! みなまでかたるまい。

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2025/03/28

ホテル・カイザリンを舞台にした短編集かと思ったらそれぞれ違う作品だった! 私が好きなのは… 『金色の風』 バレエダンサーの夢を諦め、パリに降り立った夕(ゆう)… これまでの努力は無駄だったのか… そんな彼女の前を風のように走り抜けていくブロンドのポニーテールの女性とお揃いの金...

ホテル・カイザリンを舞台にした短編集かと思ったらそれぞれ違う作品だった! 私が好きなのは… 『金色の風』 バレエダンサーの夢を諦め、パリに降り立った夕(ゆう)… これまでの努力は無駄だったのか… そんな彼女の前を風のように走り抜けていくブロンドのポニーテールの女性とお揃いの金色の毛を揺らすゴールデン・レトリバー 彼女たちに出会い、ランニングを始め 美しいパリの街並みを走り出す夕… 「パリマラソンに挑戦しよう!」 そしてある日… 虹の橋を渡った愛犬を思い出して、涙、涙… 『未事故物件』 東京で念願だった一人暮らしを始めた初美… しかし上の部屋から朝の4時に洗濯機の音が響き渡る 寝不足が続き堪りかねた彼女は、不動産会社に事情を説明するが、上の部屋は空だという… そんな時、初美と同じ状況で行方不明になった女性がいるという話を聞き… おっー!こんな手があるのか! とゾクゾク… 確かにこれは事故物件より怖いわ… みなさま気をつけて… どの作品にもある隠された真実に びっくりしたり、涙したり、なぜ?と思ったり… それぞれに楽しめる作品で一気読みでした…

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2025/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目次 ・降霊会 ・金色の風 ・迷宮の松露 ・甘い生活 ・未事故物件 ・ホテル・カイザリン ・孤独の谷 ・老いた犬のように ホテルを舞台にした連作短篇なのかなと思ったら、それぞれ個別の作品だった。 小さな悪意と混じりけのない正義のどちらが人を追い詰めるのか(降霊会) 報われなかった努力の中にも自分にとって大切な核はあった(金色の風) など、ちょっとダークなものから、じんわり沁みてくる作品まで。 万年筆のインクを買う時「松露」を見つけて、なんとなく緑系の色なのかと思ったら、黒味の強い青だったので驚いたことがある。 『迷宮の松露』の松露は和菓子の名前なのだけど、知ってるつもりで全然わかっていないことって結構あるよね。 一番ミステリ色が強いのは『未事故物件』。 まさかそんなことが行われていたとは! 『赤毛連盟』を想起させる作品。

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