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ホテル・カイザリン の商品レビュー

3.5

73件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/05/29

近藤史恵さんの著書はこれで2作目。こういうのも書くんだーというのが率直な感想。少し背筋がゾクっとするような短編を集めた作品でした。文章は読みやすくて好印象。他の作品ももっと読みたくなった。

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2024/05/20

表題作を含む8話短編集。少し毒のある、人の内面の負の部分を描いた作品。どれも面白かった。「孤独の谷」の宿命に抗えない孤独が印象に残った。

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2024/04/29

巻頭とラストの語り手が男性なのはわざとか?カイザリンは女性だけど。 「金色の風」の姉妹のバレエダンサー『テレプシコーラ』のヒロイン姉妹を思い出した。お母さんがバレエ教室主催なのも同じだし。 デーツのお菓子って近藤さんの他の作品にも出ていたよね。近藤さんの好きな味なんだな。 「孤独...

巻頭とラストの語り手が男性なのはわざとか?カイザリンは女性だけど。 「金色の風」の姉妹のバレエダンサー『テレプシコーラ』のヒロイン姉妹を思い出した。お母さんがバレエ教室主催なのも同じだし。 デーツのお菓子って近藤さんの他の作品にも出ていたよね。近藤さんの好きな味なんだな。 「孤独の谷」はちょっと三津田信三っぽい。最近読んだからどう思ったのかな。 自分のもの何でも欲しがる妹がいたら、しかもその妹が美人だったら、嫌だろうな。

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2024/04/22

やっぱり題名にもなってるホテルカイザリンが面白かったかな。 短編だとどうしても物足りなさというか、消化不良感が否めない。

Posted byブクログ

2024/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホテル・カイザリン 近藤史恵 ∞----------------------∞ 短編集。テイストがバラバラだなと思ったら、初出年も2010年から2023年と広く、寄せ集め感があった。 「交霊会」の妹が死んだ理由が怖かったな。良いことしたつもりが余計なことをしてしまってたっていう。 「甘い生活」の主人公は最悪。人のもの欲しがる人っているけど、自分がとったことすら人のせいにするって最悪すぎて、結末はそうだろうなって気がした。 タイトルにもなってる「ホテルカイザリン」は普通に泊まってみたくなった。 「孤独の谷」はそんな病があったら生きてても楽しく無さそうだなって思った。親族みんな散り散りにならなければならない、というのは病気の原因が言語コミュニケーションによるものだから。あえて言葉も分からない国で1人きりって不安で仕方ないと思う。 「老いた犬のように」は、昭和以前の人と現代の人との会話って感じがした。何でもハラスメントとする時代もどうかと思うけど、自分の行いこそが正しいと思う主人公が哀れだった。 -交霊会-金色の風-迷宮の松露-甘い生活-未事故物件-ホテル・カイザリン-孤独の谷-老いた犬のように- 2024/04/04 読了(図書館)

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2024/03/25

ホテル・カイザリンの物語かと思っていたけど、「ホテル・カイザリン」のお話と他7つ、全く毛色の違った全8篇の短編集。 どのお話も読みやすく、展開が気になり、ついつい読み進めてしまう面白さがあった。 好きだったお話は「金色の風」と「迷宮の松露」で、海外の雰囲気をイメージしながら、前向...

ホテル・カイザリンの物語かと思っていたけど、「ホテル・カイザリン」のお話と他7つ、全く毛色の違った全8篇の短編集。 どのお話も読みやすく、展開が気になり、ついつい読み進めてしまう面白さがあった。 好きだったお話は「金色の風」と「迷宮の松露」で、海外の雰囲気をイメージしながら、前向きな気持ちで読み終われる感じが好きだった。 他のお話も面白くはあったけど、暗い気持ちになるお話で、個人的にはあまり好みではなかった。

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2024/03/18

読んだことのある話もあったが、全体的にバラエティに富んでいて面白かった。 「甘い生活」に感情を揺さぶられた。

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2024/03/15

纏まりのなさに逆に纏まり感じる。 淡々とつづられる物語。 ヒヤッとしたり、ホッコリしたり、それぞれテイストが違う。 もっと知りたい、続きを読みたいというところで終わる、絶妙の匙加減。

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2024/03/03

短編集。1話が短いからとても読みやすかったし、面白かった。ミステリー、イヤミス、人が怖い、自分探しの旅で前向きになる、など色々な話があり飽きない。 各話の主人公は問題を抱えている。その問題は読み進めてくと徐々に分かってくるのだけど、これが作家さん上手だなと思った。小出しにしてく...

短編集。1話が短いからとても読みやすかったし、面白かった。ミステリー、イヤミス、人が怖い、自分探しの旅で前向きになる、など色々な話があり飽きない。 各話の主人公は問題を抱えている。その問題は読み進めてくと徐々に分かってくるのだけど、これが作家さん上手だなと思った。小出しにしてくるから、この人に何があったの?と気になってしょうがない。結果、どんどんページを捲りあっという間に読めた。 私のお気に入りは、『甘い生活』と『未事故物件』。 『甘い生活』は主人公が最低人間で、結末はスカッとするんだけど、モヤモヤも残る。イヤミスかな? 『未事故物件』は一番好き。ホラーと思いきやミステリー。最後の2行、 「大丈夫。怖いのは事故物件じゃないから」 恐ろしいのは、これから事故が起こる物件なのだ。 が印象に残ったし、怖い。

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2024/02/27

ホテルを舞台とした短編集と思ったら、テーマもジャンルもバラバラなものでした。 ほっこりするものもありますが、ホラーっぽかったり、イヤミスっぽいミステリが多かったかな。

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