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前の家族 の商品レビュー

3.2

54件のお客様レビュー

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2024/11/12

何事も自分で決められない主人公が、一念発起して中古マンションを購入。好きな家具を取り揃えて「自分の家」を作るのだが、なんだかしっくりこない。そんな中、購入以前に住んでいた家族と仲良くなるが、これがちょっと不思議な一家で、なぜかその一家の引越し先の家に依存するようになる。この裏には...

何事も自分で決められない主人公が、一念発起して中古マンションを購入。好きな家具を取り揃えて「自分の家」を作るのだが、なんだかしっくりこない。そんな中、購入以前に住んでいた家族と仲良くなるが、これがちょっと不思議な一家で、なぜかその一家の引越し先の家に依存するようになる。この裏には、一家の深淵な作戦があり、、、というちょっとホラーな展開。人生、何を大事に生きていくかということを考えさせられる不思議な小説。

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2024/10/17

怖い、気持ち悪い、の一言。 なんでそこで家に入れちゃう?とか毎日受け入れちゃう?とか、突っ込みどころ満載でした。。。

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2024/09/24

よくある中古物件の譲渡からジワジワと自分の存在が脅かされていく不気味な話。 どこかリアリティーがあり、主人公に「気付いて!」と心の中で警告を送るが届かないもどかしさ。

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2024/09/18

最初から奇妙さはあったが読むにつれて、奇妙さが増していく話と感じた。 終わり方も奇妙で読んだ後もスッキリしない気持ちになったが、今まで感じたことないスッキリしなさだったので、一度読んでみる価値はあるかも。

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2024/07/09

中古の家を買うことにした主人公、藍。 買おうと思った家は現況、居住中。 内覧をすると、とても良さそうだった。 迎えてくれた住人たちの対応も好ましい。 購入に外せない条件も満たしている。 彼女は一目で気に入って購入を決めた。 そして引き渡しを受けてしばらく経ったある日、前の住人の...

中古の家を買うことにした主人公、藍。 買おうと思った家は現況、居住中。 内覧をすると、とても良さそうだった。 迎えてくれた住人たちの対応も好ましい。 購入に外せない条件も満たしている。 彼女は一目で気に入って購入を決めた。 そして引き渡しを受けてしばらく経ったある日、前の住人の子供たちがやってきた。 仕方なく藍は受け入れるが……。 だんだん自分の家と売主の家の境界線が曖昧になってくる。 ホラー味はないのに、気持ちの悪い侵食の仕方をしてくる。 物語の結末は決して幸せな終わり方になるはずもない。 読者は早々に気づくのに、主人公は絡め取られ、心地よささえ感じている。 読者である私はヤキモキしていた。 いや、相当にイライラしながら(行き着く先は自明だから)主人公に対し、信用するな、行くな、追い出せ、無視しろと思っていた。 だが物語は残念ながら予想通りに進んでいく。 優しさや純粋さに見せかけた、自己中心的な行動に薄寒さを感じる。 知らぬうちに乗っ取られていく恐怖。 そうなったのは何のせい?

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2024/07/02

読み終わってみて、「まさか、そんな…!」という結末。 6年かけて手に入れた中古マンションで、気ままな1人住まいが快適にスタートするかと思いきや… 売主家族と交流ができ、その家族と仲良くなる⁉︎ どこにも共通点がなさそうなのに、一緒に過ごして、私なら気疲れしそう、と思いながら。 ...

読み終わってみて、「まさか、そんな…!」という結末。 6年かけて手に入れた中古マンションで、気ままな1人住まいが快適にスタートするかと思いきや… 売主家族と交流ができ、その家族と仲良くなる⁉︎ どこにも共通点がなさそうなのに、一緒に過ごして、私なら気疲れしそう、と思いながら。 果たしてこの話はハッピーエンドなのか?と収まりが悪い思いで読み進めると… 思い切りぶっ飛んだ終わり方。 もしこんな人たちに出会ってしまったら、だいぶ怖い。

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2024/03/31

藍の気持ちの揺れが細かく描かれていて、読みながらその揺れに焦れったさと「そうじゃない!」と力が入ってしまう。心の奥の寂しさに気づいた時、杏奈を信じたい気持ちが、信じなければいけない気持ちが気づいてるはずの真実にフィルターをかけてしまう。この人は本当に信じてよいのか、日常の怖さを感...

藍の気持ちの揺れが細かく描かれていて、読みながらその揺れに焦れったさと「そうじゃない!」と力が入ってしまう。心の奥の寂しさに気づいた時、杏奈を信じたい気持ちが、信じなければいけない気持ちが気づいてるはずの真実にフィルターをかけてしまう。この人は本当に信じてよいのか、日常の怖さを感じます。

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2024/03/10

37才独身小説家の主人公が家を買おうと決めてから6年。ようやく理想的な中古マンションに出会い、購入。リフォームも終わって暮らし始める。そこなら読み進めていくと色んなところで少しずつ感じる違和感…からの結末が衝撃。こわい。なんだこれ。

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2024/02/12

読み進む中で、薄々勘づいてはいたけれど、「人を安易には信じてはいけない」空恐ろしい気持ちにさせられた。 文章表現が巧みだった。最後の最後まで、主人公に感情移入させられた。筆者の力、恐るべし!

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2024/02/04

マンションの買い手を家族同様と言い、新築の家に泊める時点で気持ち悪い! でも考え様によっては、マンションより土地付き一戸建ての方がいいじゃんと思い、ラッキー!と思うのは私だけかなぁ?

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