前の家族 の商品レビュー
まさにホラー。ヒタヒタと迫り来る怖さがあった。前の家族、特に奥さんの親切ぶりがすごかったが、まさかこんな意図があったとは。主人公の裏切られた思いは半端なかったと思う。
Posted by
世にも奇妙な物語』風の、じわじわ怖いお話。 他人が、自分に見せているのとは異なる裏の顔をもっているのは当たり前なんだけれど、ある程度時間をかけて親しくなった人たちが、こんなことを…って考えると、ゾーッとする……。 ホントにあったら、絶対イヤだ〜!
Posted by
ずっと不穏な空気が漂っていた 前の家族がめっちゃ優しいことにはやっぱり裏がありますよねって感じだった笑 家を買うかずっと賃貸でいくか難しい問題
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分も独身で、1LDKのマンション購入を検討していたので主人公にシンクロするところがあり読みました。 まず、自分の城が欲しくて家を買うのに、前の住人の残置物を使うのはありえない。ケチケチするぐらいならフルリフォーム(風呂場も含めて)か新築賃貸にするのがいいのでは…。大きな庭とか、自分のセンスと合っているブランド家具ならラッキーだけど、冷蔵庫、古そうなエアコン、カラーボックスというのは不要すぎる。処理代を浮かせるために押し付けられているのはすぐ分かるはず…。善意と見せかけておいて、あとから悪意だったと気づいたときの裏切られた感って落差がすごいですよね。 次に、前の住人とは、トラブル回避のためにも、基本は連絡を取り合ってはならないと思う。お子さんの行き来はもってのほか。人と人の距離が近過ぎて、独身で家を買うメリットが潰されすぎていて、怖い。主人公にはもっと毅然とした態度を取ってほしかった。 そう、この話の根底にあるのは、自分の考えや行動を抑圧して生きることの恐怖でした…。そうでないと、笑顔の寄生家族に乗っ取られるから。その点では櫛木理有さんの「寄居虫女(ヤドカリ女)」も怖い。
Posted by
不思議な話でした。きっかけは自己中心的な考え方ですが、他人の小さな心の隙間に入り思い通りに展開させていく転居前の住人。 そこまでするの?本当には無さそうな話ですが、あったら怖い。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初感じた怪しげで不穏な雰囲気から、なんだか友情物語のように見せかけつつの、やっぱりーという結末。 おもしろかった! 主人公の単純さにちょっとイライラしつつ、実際に自分だったらと思うと、気の毒になった。
Posted by
初めから最後まで、主人公の藍にイライラしっぱなし。読むのやめようかと思ったけど、せっかく図書館で順番を待って借りたので、一気読み。 前の家族は怖いけど、1番のホラーはむしろ藍だと思う。悠長で依存的で人間的深みが感じられず、この設定で藍はほんとに文筆業なんてできてるのかな。 そ...
初めから最後まで、主人公の藍にイライラしっぱなし。読むのやめようかと思ったけど、せっかく図書館で順番を待って借りたので、一気読み。 前の家族は怖いけど、1番のホラーはむしろ藍だと思う。悠長で依存的で人間的深みが感じられず、この設定で藍はほんとに文筆業なんてできてるのかな。 それから、仕事もこなして家事もしっかりこなすいいお母さん設定の杏奈。その娘たちの愛着に問題があるような描写も奇妙。 イライラしたということは、私の心が動かされたので、ある意味読んだ甲斐ありか。
Posted by
主人公が中古マンションを購入した 以前住んでいた家族と仲良くなれるなんて独身の人には頼れる存在が出来、相談相手にもなるし良かったと思っていたが 親しくしてくれていたのには目的があった ほのぼの系かと思っていたがミステリー系だった
Posted by
37歳、独身、小説家の猪瀬藍。借金をしてマンションを買った。それから始まるそのマンションに住んでいた家族との変な関係。結局、藍は自立出来ているようで自立出来ていなかった。前の家族にされるがままに流れまさかの家の交換にまで発展。お人好しがアダになった。
Posted by
中古マンションを購入した藍と、元住人家族の物語。 序盤からずっと不穏な空気が流れている。 帯には「衝撃の結末」とあるけど、予想通りの展開だった。 お人好しというか、呑気な藍にずっとイライラしてしまって、なんともいえない読後感。
Posted by