レーエンデ国物語 の商品レビュー
壮大なファンタジー小説。 個人的には指輪物語とか好きな人はハマりそう。手に取った時に久々の分厚さ(500ページ弱)に戸惑ったけど、読み進めていくと続きが気になって、あっという間に読み終えました。 英雄ヘクトルを父にもつ娘ユリアを主人公とし、トリスタンをはじめとするレーエンデ国に...
壮大なファンタジー小説。 個人的には指輪物語とか好きな人はハマりそう。手に取った時に久々の分厚さ(500ページ弱)に戸惑ったけど、読み進めていくと続きが気になって、あっという間に読み終えました。 英雄ヘクトルを父にもつ娘ユリアを主人公とし、トリスタンをはじめとするレーエンデ国に住む人物、レーエンデ国にある呪いの病である銀呪病… 様々な経験を経て、『自国のための自分』から変わっていくユリア。個人的には娘にめちゃ甘く、誰にでも好かれそうな人柄(だけど強い)のユリアの父ヘクトルが好き。 今作はユリアが生きた時代のお話で終わっているけど、既に第二部が発売されているので、続きなのか違う視点からの物語なのかとても気になる。 ファンタジー小説が好きならおすすめしたい。 映像化したらすごく映えそうな気がする。
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ラベル?にあった、読み終わった後空に向かってトリスタンと呟きたくなる みたいなキャッチフレーズ、本当か?と思って、初のファンタジー小説を読みました 本当でした。
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聖イジョルニ帝国の建国神話、呪われた地レーエンデ、銀呪病、英雄ヘクトルとその娘聖母ユリア、射手トリスタンなどファンタジー要素をしっかり満たし、宿命の恋や友情、親子の情も描いてありワクワクしながら読了。帝国軍側の事情などまだよくわからない所も次巻で分かるのかなぁ。神の子の行く末も気になる。
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夢中になれた。とても読みやすく、ストーリーもわかりやすく辿られるので安心して読める。ラストも良かった。ユーモアもあるのは良いが話の筋と全く関係のない腐女子サービスは余計だと思った
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ヒトの世界があって、 ヒトの世界には異なる種族があって、 それぞれ絡み合っていて、それぞれに 政治があって、内外に戦がある。 種族の一員たる登場人物がいろいろいて、 血縁、地縁、仲間、好ききらいの 濃淡まぜた関係がそれぞれあって、 一生分の物語がある。 同時に。 ヒトの世界は...
ヒトの世界があって、 ヒトの世界には異なる種族があって、 それぞれ絡み合っていて、それぞれに 政治があって、内外に戦がある。 種族の一員たる登場人物がいろいろいて、 血縁、地縁、仲間、好ききらいの 濃淡まぜた関係がそれぞれあって、 一生分の物語がある。 同時に。 ヒトの世界はヒト外の世界と接している。 またはヒトの世界は、大きな何かの構成要素に すぎなくて、ヒトは普段は気づかないまま、 ヒトの世界がすべてと思い込んで生きているものの、 時々外の世界からの侵食に怯え、泣き、ひれ伏す。 ファンタジー100%の大きな物語の始まりです。 ユリア、ヘクトル、トリスタンの個々の生に 目線をおいた語り口から、 歴史書の視点に転換した終章に到達したとき、 無性に泣きたくなりました。 自分でも理由がわからない。
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人物名が多く出てくるファンタジーものは、自分が名前を覚えることが苦手な為少し読むのを躊躇ったが、ずっと積み本として置いておくのも…と思い読み始めた。 文章は読みやすく、しかし決して軽すぎずサラサラと読める。登場人物、地名は私が覚えられない為確認しながらだが(特に様々な豪放磊...
人物名が多く出てくるファンタジーものは、自分が名前を覚えることが苦手な為少し読むのを躊躇ったが、ずっと積み本として置いておくのも…と思い読み始めた。 文章は読みやすく、しかし決して軽すぎずサラサラと読める。登場人物、地名は私が覚えられない為確認しながらだが(特に様々な豪放磊落系おじさま達)、なかなか色んな毛色の人がいて途中から確認もいらなくなる。 終章で、その後がサラリと説明されるだけなのが寂しいが、実在の国の歴史を少し垣間見ているような感じがするので、それはそれでいいのかなと…。やっぱり個人的にはもっと読みたい、読まして。 そして一番印象に残っている人物がトリスタン。これは読んだ人みんながそうだと思う。人生を自分で選んで自由に生きるということをユリアや読者に教えてくれる。そしてそれはきっとこれからの革命にも繋がってくれるはず。 もっと読みたい、はやく読みたいそう思える物語だった。
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大々的に宣伝されていたので、硬派な国産ファンタジーの盛り返しを期待して購入。 読後感は良く、続刊も読む予定だが、ところどころ気になる点はあった。ここまで大々的に宣伝されているのは何故なのだろう…。 地の文は綺麗な文体で書かれていて、特に風景描写はとても美しい。しかし登場人物の会話や心情描写はところどころラノベっぽくライトで、そのチグハグさが気にかかり、いまいち物語に入り込みづらい。 また、描きたいシーンありきで登場人物にセリフを言わせ、行動させているような印象を受けた。 特にユリアはその傾向が強く、そのため何が彼女の軸なのか伝わってこなく、トリスタンがここまで彼女に夢中になる理由がよくわからない。 一番気になったのは構成について。 全8章中、第7章になってようやく起承転結の承になったと感じるほど、単調な物語が続いた。 承に至るまでを丁寧に描きたかったのかもしれないが、 そこからラストまでは怒涛の展開で物語に引き込まれるだけに、配分が本当にもったいない。 ラストシーンの完成度は高かった。 ユリアとトリスタンを安易にくっつかせなかった(キスすらしなかった!)ことで、そういったものを超越した2人の絆、信頼が伝わってくる、美しいラストだった。 終章の歴史書での補足も程よかったように思う。本書はあくまでユリアとトリスタンの関係性に焦点を当てた物語なのだろうし、トリスタンがいない日々を綴ることは蛇足のように思う。 来世や輪廻転生を意識している描写があったので、ユリアとトリスタンの物語はこれからも続いていくという前提のもとでの終章だったのかもしれない。 神の御子はどうなったのか、レーエンデは今後どうなっていくのか、謎は多く残されているものの、レーエンデを舞台にした叙事詩のようなシリーズであるようなので、続刊に期待。
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トリスタンかわいそ過ぎない??笑。親に恵まれず銀呪病だからレーエンデから出られないし子は成せないし、ハグレ者になってエルウィン帰れないし……トリスタンがいつ銀の粉になっちゃうのか最後までハラハラしたし最後号泣。 逆にユリアにずっとイライラしちゃった笑。最終的に助けてもらうより自分の力でなんとか潜り抜ける場面欲しかった。 あと神の御子どうなった??産まれてみたらトリスタンとのお子を感じさせる何かがあるのかな〜と思ってたけど、特になかった笑。 あとプリメラあんなに優しかったのにマルティンの人達煽動してめっちゃ怖かった。リリスとホルトの話しもう少しほしい。総じてトリスタンかわいそう…が80% けっこう長めの小説だけど読みやすいし、面白かった!
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こういう本を待っていました! 隙間時間に少しずつ読んでましたが、後半はやめられず。寝るのを忘れて没頭しました。 もう1度丁寧に読み返したいです。
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夏休みの楽しみにとっておいた本! 毎日少しずつ読んでいくのはとても楽しかった(^_^) どの登場人物の気持ちもけっこうストレートに表されてるし、説得されるとすぐに気持ち変わっちゃうから、 登場人物に共感することはあんまりなかったかな。 もう!言っちゃえばいいのに!とか、 ほん...
夏休みの楽しみにとっておいた本! 毎日少しずつ読んでいくのはとても楽しかった(^_^) どの登場人物の気持ちもけっこうストレートに表されてるし、説得されるとすぐに気持ち変わっちゃうから、 登場人物に共感することはあんまりなかったかな。 もう!言っちゃえばいいのに!とか、 ほんとはこう思ってるんだってば!とか、 そういったやきもきがなく、 とにかく今後どんな展開になっていくのか、 っていうのを楽しむ物語だったかな〜 なので、あまり難しく考えず、 さらっと読めるお話でした。 中高生にすすめたい感じ!
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