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レーエンデ国物語 の商品レビュー

4

418件のお客様レビュー

  1. 5つ

    135

  2. 4つ

    146

  3. 3つ

    91

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    3

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2023/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まだ「国」として成立していない、レーエンデの物語。 そして、後の世に「レーエンデの聖女」と呼ばれるユリア·シュライヴァ、ユリアの父である英雄ヘクトル·シュライヴァ、親娘を助け支え続けたレーエンデの住人トリスタン·ドゥ·エルウィンの三人物語でもある。 あまりにも波乱万丈な出来事が三人に降りかかり、生死を彷徨うこともありながら、強い絆で先へ先へと進む彼らは眩しく、力強く、それ故の哀しさもある。 最後に泡虫の正体を知って、切ない気持ちになった。 そして同時に、最初にレーエンデに「還ってきた」彼女に触れた泡虫は彼だったのかもしれない。 レーエンデでは世間の常識は通用しないのだから、時空も超えられるのだろう、と思いたい。

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2023/09/24

デルフィニア戦記以来 中々ハマるファンタジーが見つからなかったので やっと出会えたと思えた作品 世界観がとにかく素晴らしい 綺麗な情景が浮かぶ文体でファンタジーなのに 想像しやすく、すぐに入り込めました。 控えめなユリアが、色んな事を経験して成長していく姿にとても勇気が貰えます。...

デルフィニア戦記以来 中々ハマるファンタジーが見つからなかったので やっと出会えたと思えた作品 世界観がとにかく素晴らしい 綺麗な情景が浮かぶ文体でファンタジーなのに 想像しやすく、すぐに入り込めました。 控えめなユリアが、色んな事を経験して成長していく姿にとても勇気が貰えます。その中で沢山の大切な事を教えてくれました。 あとトリスタンかっこよすぎ!! 大人から子供まで楽しめるファンタジー 続編も楽しみです!

Posted byブクログ

2023/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トリスタンはヘクトルにしのぶ敵を気づかせ英雄を助ける。 トリスタンとヘクトルは盟友となる。 トリスタンは銀呪病に罹っており全身に広がると体が動かせなくなってしまう。 トリスタンと主人公ユリアは互いに惹かれ合っていく。 トリスタンは満月の日に母親から外に出されたまま家に帰れず銀呪病に罹ってしまう。 ユリアは神の子(レーエンゲでは悪魔の子とされた)を宿すとされており、権力者達が彼女の子を孕み、政治利用させようとする。その為、ユリアを部屋に監禁してしまう。外に出ると銀呪病にかかるかもしれない日は警備が浅いことを考えて父ヘクトルとユリアは愛する娘、人のために助ける出すことを試みる。 助け出すことができたが政治利用しろうとする帝国兵に追いかけられてしまう。馬は2頭しかない トリスタンは僕はここに残って戦う、2人が渡ったあとに橋を切り落とすと言い残す。 トリスタンは果敢に戦うさなか、銀呪病が手の先まで広がり彼は息絶える。 息絶える寸前までトリスタンはユリアを想い続けた。 人を愛することとは…我が子を慈しむこととは…なにか…生きる上で大切な心を教えてくれた本 トリスタン、ヘクトル、ユリアという英雄に会えて本当に良かった

Posted byブクログ

2023/09/17

銀呪、幻の海といった幻想的な世界と軽妙なユーモアが融合した作品。レーエンデの世界観が語られる冒頭から、銀粉の舞う終章まで夢中で読んだ。 軽妙さがすぎて違和感がある部分もないではなかったが、作品全体で考えれば些細なこと。 新たな王道ファンタジー、ひょっとしたら大河ファンタジーの誕生...

銀呪、幻の海といった幻想的な世界と軽妙なユーモアが融合した作品。レーエンデの世界観が語られる冒頭から、銀粉の舞う終章まで夢中で読んだ。 軽妙さがすぎて違和感がある部分もないではなかったが、作品全体で考えれば些細なこと。 新たな王道ファンタジー、ひょっとしたら大河ファンタジーの誕生に立ち会えたのかも知れない。 地元の書店で著者直筆サイン本が入手できたのも何かの縁。次巻を楽しみに待ちたい。

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2023/09/17

素敵な表紙と熱を持ったレビューに惹かれて読んでみた。大好きな恒川光太郎先生が帯にコメントを書いていたし… 感想、普通だった。ユリアのヒロイン像(というか他キャラクターや文章の雰囲気も?)がちょっと少女漫画風味。良い子だし成長もしたのだけど最後まで「守られるお姫様」が抜けなかった...

素敵な表紙と熱を持ったレビューに惹かれて読んでみた。大好きな恒川光太郎先生が帯にコメントを書いていたし… 感想、普通だった。ユリアのヒロイン像(というか他キャラクターや文章の雰囲気も?)がちょっと少女漫画風味。良い子だし成長もしたのだけど最後まで「守られるお姫様」が抜けなかった印象なので、ユリアの覚醒がもう少し見たかった。十二国記の陽子を敬愛する私にとっては、理想のヒロインではなかったのよ… やはり自分はファンタジー小説が得意ではないんだなと痛感。自然豊かなレーエンデも、懸命に生き抜くキャラクター達も美しいのだろうけど、綺麗すぎて平坦に感じる。彼らに「もう、何やってんだよー!」と激しく憤ることもなければ、何度も何度も反芻するような親愛の情も抱かなかった。単純に好みの問題だと思う。 あと異世界感があんまり無かったかな。中世の西洋(?)って感じ。 色々書いてしまったけどそれは期待しすぎていたせいなので、普通に楽しめました。ハマる人はとことんハマりそうです。

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2023/09/16

世界観の壮大さが素晴らしい。 革命は1日にしてならず。時代や文化に流されたユリアとトリスタンの純愛にも感動した。歴史を動かそうとする人々の苦難と心いき、敵の知略など、読み返したくなる要素満載! 買って良かった!

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2023/09/13

表紙を見るだけでレーエンデに入国できるほど、 瑞々しく自然の中に彩り豊かな情景が目に浮かぶ。 自ら背負った運命と共に仲間を誇りを、そして大切な人を守り抜いたユリア、トリスタン、ヘクトルたち。 色んな感情が込み上げてくる。 壮大な物語は第二巻へ突入! “革命の話をしよう” もう...

表紙を見るだけでレーエンデに入国できるほど、 瑞々しく自然の中に彩り豊かな情景が目に浮かぶ。 自ら背負った運命と共に仲間を誇りを、そして大切な人を守り抜いたユリア、トリスタン、ヘクトルたち。 色んな感情が込み上げてくる。 壮大な物語は第二巻へ突入! “革命の話をしよう” もう世界観が最高。

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2023/09/13

読み終わったあとの感じがもうやばい 本当に王道ファンタジーなんだけど、それだけじゃなくて、それぞれの生き方や、一つ一つの言葉にとても刺さる!この世界に本当に自分も入ったような、本当にこんな世界があって、こんな過去があったんじゃないかと思うような最高のお話でした!!

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2023/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

個人的に、物語が進む上でトリスタンが犠牲になる場面が多くて、読むのが辛かったです…。 病気への差別、人種による思想の違い、政治と宗教など、恋愛だけがテーマだけではないのでハッピーエンドは難しいのかもしれません。 だけど、あんなにユリアに尽くして、最後キス一つ出来なかったなと思いながら亡くなってしまうなんて悲しすぎるな、報われて欲しかったなと思ってしまいます。 自分は子どもを残せないけど、神の御子をまるでユリアとの実子のように、ずっと守っていくと約束する所も切ないです。 悲しい話だったけれど、それも含めてキャラクターの魅力だとも思いました。改めて作者の先生は凄いです。続編も楽しみにしています。

Posted byブクログ

2023/09/11

今年最高の物語でした!!! 読み終わった後のなんとも言えない感じが凄く強くて余韻がずーっと残ってました。 もう、何回泣いたか分からないほど感動。 いい物語!心からありがとうと言える作品です。 是非、色んな人に読んで欲しいです。

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