レーエンデ国物語 の商品レビュー
とにかく語彙力と表現力が凄い。 これまで読み方を検索したり感じ調べたりしてたけど、それを記録して自分のモノにできれば語彙力が格段に広くなるし、表現の可能性も広がるなって思った。 ストーリーは、正直序盤部分でもう少し背景を分かりやすく書いて欲しかったが、それでも評価☆5をつけれる程...
とにかく語彙力と表現力が凄い。 これまで読み方を検索したり感じ調べたりしてたけど、それを記録して自分のモノにできれば語彙力が格段に広くなるし、表現の可能性も広がるなって思った。 ストーリーは、正直序盤部分でもう少し背景を分かりやすく書いて欲しかったが、それでも評価☆5をつけれる程ストーリーは好きです。 ファンタジーだからというわけではないけど、それなりのボリュームがあるから読むの大変って思うと思ってたけど、作家って凄いなって思わされました。
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極上のファンタジーでした。 ありがとう。 個人的に、「後にxxと呼ばれる」とか冒頭で書かれるとわくわくしちゃいますね。
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子供の頃はよく読んでいたファンタジー、久しぶりにどっぷりと浸りました。 本の装丁も美しく、読みはじめのワクワク感が懐かしい… 主人公のユリアとその父ヘクトルが、それぞれの想いでレーエンデに向かう。 そのレーエンデには銀呪病という風土病があり、呪われた地と怖れられていた。 どんな...
子供の頃はよく読んでいたファンタジー、久しぶりにどっぷりと浸りました。 本の装丁も美しく、読みはじめのワクワク感が懐かしい… 主人公のユリアとその父ヘクトルが、それぞれの想いでレーエンデに向かう。 そのレーエンデには銀呪病という風土病があり、呪われた地と怖れられていた。 どんなに怖い場所かと思いきや、レーエンデでの生活はとても美しくて穏やか。 そこに住まう人々や、トリスタンとの出会いによりユリアの運命は大きな渦に飲み込まれていく。 前半のユリア、ヘクトル、トリスタンのほのぼのとした掛け合いがなんとも幸福感に満ちており、読んでいて癒された。 なので終盤の展開に、衝撃と悲しみで心がざわざわしてしまった。 ユリアとトリスタンには幸せになって欲しかったけど、トリスタンの悲しくも美しい最後は愛にあふれていました。 創造神の御子はどんな運命を辿るのか。レーエンデ国物語がまた別の時代でどのように語られるのか、先が楽しみです。
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23/08/20読了 終わりかたが好みでよかった。気になるなぁと思っていた諸々を、そういうことならまいっかとできたので。 次巻はどう展開されるのか気になる。
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上橋菜穂子さんを感じる壮大な作り込まれたファンタジー小説で、ぐんぐん入り込めた。 トリスタンとユリアが愛し合っているのに、共に過ごす未来がない、というのがとても辛かった。 もっと幸せになってくれ…とも思うけど、それが逆にこの物語のリアルなところ、というか、一方を選ぶなら一方は捨てなければならない、というようなハッピーエンドなだけじゃないという魅力でもあるのかなと思った。 どんどん読み込めて、3日で読み終わった。次作も楽しみ。世界観がひたすらに美しく儚い。好き
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海外の冒険ファンタジーっぽい作風。 文体や、そこで使われている単語がかなり易しいので、子ども向けの作品なのかな、と感じました。
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ファンタジーを読むには想像力が必要だと思う。 架空の世界を想像しながら読むので、文章がお粗末だと読み続けることが苦痛になってくる。 だが、久しぶりにそのようなこともなく次々とページが進む本に出合えた。 勿論、登場人物のイラストと世界観の地図があったこともあるけれど、自然の豊かさや...
ファンタジーを読むには想像力が必要だと思う。 架空の世界を想像しながら読むので、文章がお粗末だと読み続けることが苦痛になってくる。 だが、久しぶりにそのようなこともなく次々とページが進む本に出合えた。 勿論、登場人物のイラストと世界観の地図があったこともあるけれど、自然の豊かさや厳しさと共存して生きるレーエンデ国の人々に魅了された。 ただし、冒頭に「レーエンデの聖母」といわれたユリアの記述があったが、物語の半分以上は英雄ヘクトルとトリスタンの話で、後半最後の2章になってやっとユリアが動き出した。「いつになったら聖母らしきことをするんだ」と思うくらい受け身で考え無しのヒロイン。自分自身が空っぽだと自覚しているけれど、トリスタンがあんな目に合うくらい守ってあげたくなるほどのヒロインか?と思ってしまった。 むしろ全部トリスタンに持って行かれた・・・。 結局ユリアがレーエンデを去ってからの行動が後の世に語り継がれることになったようだけど、本文では年表のように語られただけなので何か物足りない。これだけで4章くらい行くのだろうけど、もっと分厚くなるか上下巻になったら昨今の出版事情では売れなくなることを見越したからなのでしょうか。
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何て壮大で美しい物語。 まだ余韻の中にいる。 大人になり、大好きだったファンタジーに上手く入り込めなくなり寂しく思っていた今日この頃。 「面白そうやけど入り込めるかなぁ」なんて少し心配していたけれど、なんのその。 読み始めてすぐに、私はレーエンデの地に立っていた。 レーエンデの風景や人々の暮らしがとても丁寧に描写されていて、幻想の世界の空気や匂いまでも感じ取れそうなほど物語に引き込まれる。 秋のレーエンデが魅力的だった。とても素晴らしい景色なんだろうなぁ。 そしてやっぱりファンタジーの世界のご飯が魅力的!黒パンにチーズを挟んだだけの簡単な食事がとてもとても美味しそう。 トリスタンとヘクトルのやりとりが好きで、2人のシーンになるとわくわくしながら読んだ。 2人の絆には何度泣かされそうになったことか。 トリスタンの儚く、そして美しく壮絶な生き様と最期に、呆然としている。 最終章で「え、どうして…!?」となった部分は今後分かってくるのかな。 ファンタジーが大好きで、本にかじりつくように読みふけっていた幼い頃を思い出した。 何もかもを一旦忘れて、違う世界に連れて行ってくれる。そんな物語にまた出会えて幸せ。
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主人公ユリアがずっと主人公で巻数が進んでいくと思っていたので全てを読んで拍子抜け。 最初は淡々としていた内容も後半になるにつれ一気にヒートアップ。 初めて多崎礼さんの本を読んだが、言葉遣いが綺麗でとっても素敵。 2巻も楽しみ。
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帯の恒川さんの感想が私の読後感と合致しすぎでした。『空を見上げ、トリスタンと呟く』 亡骸すら美しい…。 そしてトリスタンの挿絵がツイ○テのジャミルに激似すぎて、脳内再生はずっとジャミルでした。
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