レーエンデ国物語 の商品レビュー
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レーエンデと周辺国の思惑を巡り、後に聖女となる少女と同志となり思い合う業病を背負う青年の物語 世界観に引き込まれ、ユリアとトリスタン、ヘクトルに思いを馳せた 途中からはページをめくる手が止まらず、トリスタンの最期はとても美しかった 以下、自分の思いこみによるところが大きい感想 会話の掛け合いがラノベ的で重厚ファンタジーと思って読んだのでやや違和感があった ファンタジーとしての面白さは間違いなし ただ良いファンタジーを読むと指輪物語を再読したくなる
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英雄と英雄の娘と弓兵が出会うお話。 久しぶりにのめりこんでファンタジーを読んだなという感じ。 離れていても常に想いあっている三人の関係がとても好き。 童話的ハッピーエンドではなく、大人なビターなラストで泣いた。
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レーエンデが自由を取り戻すために革命を起こす起因となった、その根本となる最初の物語。 シュライヴァ州の王弟の娘ユリアは母親が他州出身のため周りから煙たがられる存在でした。騎士団の団長で人格者である父だけを頼りに、いずれ国のために決められた婚姻を受け入れようと思って過ごしていました。 交易路の確立のため父ヘクトルと共にレーエンデに訪れたユリアは、この地で友を得、愛を知り、自分が為すべき使命を探し、見つけ、果たしていきます。 読み始めた時は、最近まで現代を舞台にした物語ばかり読んでいて、すぐにこのファンタジーの世界には入り込めなかったんですけど、好きなゲームの世界観に似ていて徐々に好きになっていきました。綺麗で幻想的な世界観の中に気難しい個性的な種族達が生活していて、残酷な病が存在しています。主人公ユリアの想い人トリスタンもこの病に侵されており、遠くない未来で死んでしまう人を好きになってしまったユリアの悲哀、自分よりも大切だからこそ突き放すトリスタンの葛藤、これだけでも残酷的で運命的なのに二人は激動の戦乱に巻き込まれていきます。恋愛だけの話ではなく、やはりこれは革命の物語なんだと読後はそう感じました。 トリスタンが彼女の支えとなり、ヘクトルが彼女の歩む道となり、ユリアが必死に駆けた革命の礎となった物語。彼女たちが生きた時代から後世へ、次巻はレーエンデで誰が使命を果たすのか楽しみです。
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自分では何も決められなかった女の子が、憧れていた土地で人々と関わり合い、愛することで強くなる物語。久々読んだファンタジーもの。引き込まれるほどではないけど楽しく読んだ。
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図書館にて。 幼い頃、あたりが暗くなるのにも気づかず夢中で本を読んでいた。 そんな頃を思い出した本。 大人になった私は、この本の序盤では正直 「う〜ん進まない。」 と感じていた。 面白くて止まらなくなるまで時間はかかったが、本当に久しぶりに「本を読んだな」と思った。 いま手が...
図書館にて。 幼い頃、あたりが暗くなるのにも気づかず夢中で本を読んでいた。 そんな頃を思い出した本。 大人になった私は、この本の序盤では正直 「う〜ん進まない。」 と感じていた。 面白くて止まらなくなるまで時間はかかったが、本当に久しぶりに「本を読んだな」と思った。 いま手が止まっている人にも、ぜひ最後まで読んでほしいと思う。
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ファンタジーはいつも、わたしたちを「ここではないどこか」に連れていってくれる この作品があなたにとって、かけがえない“もうひとつの世界”になりますように そんなあおり文の通り、圧倒的な世界観に引き込まれて一気読み。 読書体験というものがそもそも、ここではないどこかに私を連れて...
ファンタジーはいつも、わたしたちを「ここではないどこか」に連れていってくれる この作品があなたにとって、かけがえない“もうひとつの世界”になりますように そんなあおり文の通り、圧倒的な世界観に引き込まれて一気読み。 読書体験というものがそもそも、ここではないどこかに私を連れて行ってくれるものだとは思っていたけれど。 この本はいつもよりもっと遠くの世界に連れて行ってくれた。 ファンタジー好きの自分の、新たな人生の一冊に堂々仲間入りすることになった。 レーエンデの森はそれくらい深くて、不思議で、美しい世界だ。 銀呪病という確実な死の病に脅かされている場所だからこそ、その儚さがより美しさを際立たせている。 ファンタジーの要素としてはずせない、国としての有り様、戦争、自分はどう生きるのか… すべて盛り込まれていて、その上人物たちのキャラクターが魅力的。 やはりファンタジーは人生のすべてがつまってる。 この世界観がこの後どう広がっていくのか。 楽しみ。
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うわぁぁこれはよかったかなり良かった 結構今までファンタジー読んできたけど、これは1位ですね ファンタジーって感想書きにくいから、あんま書けないけど、 一番すごいって思ったのは、めっちゃ世界観に引きずり込まれる。ほんとにレーエンデがあるんじゃないかと疑ってしまうレベルで、、 ...
うわぁぁこれはよかったかなり良かった 結構今までファンタジー読んできたけど、これは1位ですね ファンタジーって感想書きにくいから、あんま書けないけど、 一番すごいって思ったのは、めっちゃ世界観に引きずり込まれる。ほんとにレーエンデがあるんじゃないかと疑ってしまうレベルで、、 だからこそ感情移入がかなりできるから号泣するし感動するし喜べるしともぅほんとに素晴らしい作品に出会ってしまった
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最近は「転スラ」の既刊を読み終わってしまって、ただひたすら次巻の刊行を待つだけになっていたので、この王道ものと云える新作ファンタジーは本当にありがたい。ボリュームあるんだけど十分に読み易くて世界観に浸れる。読み終わってこれって年代物だったと気付く。しまった登場人物にあまりに感情移...
最近は「転スラ」の既刊を読み終わってしまって、ただひたすら次巻の刊行を待つだけになっていたので、この王道ものと云える新作ファンタジーは本当にありがたい。ボリュームあるんだけど十分に読み易くて世界観に浸れる。読み終わってこれって年代物だったと気付く。しまった登場人物にあまりに感情移入してしまった・・・
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多崎礼さんの本は、あっという間に、その世界観に包まれて楽しく読み終えてしまいますが、この本も面白かった。これからどんな話を読めるのか楽しみです。図書館での順番待ちの長いのが辛い。 トリスタンの言葉で、 「僕の望みは、何ものにも縛られることなく自由に生きること。自分が正しいと思う道...
多崎礼さんの本は、あっという間に、その世界観に包まれて楽しく読み終えてしまいますが、この本も面白かった。これからどんな話を読めるのか楽しみです。図書館での順番待ちの長いのが辛い。 トリスタンの言葉で、 「僕の望みは、何ものにも縛られることなく自由に生きること。自分が正しいと思う道を進むこと。悔いのない人生を生き尽くし、満足して笑って死ぬこと。それだけです」 最後、トリスタンが笑っていた場面を思うと泣けてきます。自分もそう生きたいと思った。
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久しぶりにファンタジーの世界にどっぷりと浸かりました。読んでいる間も読み終わった後も物語の中から出でくることができず、トリスタンの最後の姿が心から離れませんでした。いつになったら心の整理がつくのか。こんな本に出会えて幸せです。次巻も早く読みたいと思います。
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