レーエンデ国物語 の商品レビュー
香君以来の久しぶりのファンタジーです。ファンタジーが大好物のあたし、レーエンデ国物語に夢中になりました。 これからどんな展開になるか楽しみです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こんなに切ないファンタジーがあっていんですかね…(;_;) 終始胸が締め付けられっぱなしでした。 ユリア、トリスタン、ヘクトルのそれぞれが本当に辛い過去や苦難を背負っていて、それでもなお互いの存在を支えに希望を見出していく様子に胸打たれました。 現実は非情です…しかし、周りから見てどれだけ非情だったとしても、最後のトリスタンの表情がすべてを物語っているのでしょう…。 彼は最後の最後で、しっかり自分の役割を全うして、自分のしたいと望む生き方をして、還っていくことができた。 ユリアもまた、彼とエルウィンで過ごしたあの日々のことを生きる糧にしながら、自分の人生を生きたのでしょう。 にしても…あー切ない。 胸がしびれる感覚がなかなか抜けない。 この感覚は久しぶりです。 しばらく浸っていようと思います。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ファンタジーはあまり読んだことのないジャンルで入り込めるか不安だったけど杞憂だった。 大作ということで本作がどういう位置付けなのか、ユリアの生涯を通じてレーエンデを描くのかと思っていたけど、異なる主人公がいる構成っぽい。それも個人的には好印象。 本作はユリア、ヘクトル、トリスタンのための物語だと思っていたので、そこに一区切りつけてくれたのはよかったし、レーエンデを取り巻くさまざまな登場人物を通して革命の話をもっと知りたいと思わせてくれた。 特に最後のトリスタンとの別れのシーン。前だけみて走れ、ってありふれたセリフかもしれないけどそこまでの流れを加味するとグッと来た。 これで今年も本屋大賞ノミネート10作読了。 今年は成瀬を事前に読んでたのとサクッと読める本も何作かあって比較的スムーズでした。 記録のために個人的ベスト10を残しておきます。 1存在のすべてを/塩田武士 2レーエンデ国物語/多崎礼 3スピノザの診療室/夏川草介 4成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈 5水車小屋のネネ/津村記久子 6星を編む/凪良ゆう 7リカバリー・カバヒコ/青山美智子 8君が手にするはずだった黄金について/小川哲 9放課後ミステリクラブ/知念実希人 10黄色い家/川上未映子 今年は存在のすべてを、が個人的には1番よかったです。スピノザの診療室もよかった。なんか本屋大賞取りそうなのは成瀬は天下を取りにいくなのでは、とこっそり期待してます。今年は混戦なのでは、、? なんにせよ毎年毎年楽しませていただいて感謝です。本屋大賞ノミネートを読みながら積読してしまってた本がたくさんなのでそこを読んでいきながらたまにレーエンデの続編を漁っていきたい〜 今年は哲学書へのチャレンジとマインドフルネス入門が目標、あとお菓子づくり!!
Posted by
幻想的、神秘的、超大作の登場です。西洋の大ファンタジーまだまだ続きがあるとの事で、一大傑作ファンタジーをあなたも堪能して下さい。
Posted by
序盤は少し退屈に感じましたが、中盤からはページを捲る手が止まりませんでした 世界観に引き込まれます トリスタン…
Posted by
物語が遅々として進まない感じがした。終わり方が中途半端な感じがする。 世界観が素晴らしいのになんだかモヤモヤしてしまった。
Posted by
家に縛られてきた貴族の娘ユリアは、英雄の父ヘクトルと旅に出る。呪われた地・レーエンデで出会ったのは琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。 久しぶりの異世界ファンタジーだったので、物語に入り込めるか不安でしたが、とても読みやすくすぐに世界観に浸ることができました。 ユリアがレ...
家に縛られてきた貴族の娘ユリアは、英雄の父ヘクトルと旅に出る。呪われた地・レーエンデで出会ったのは琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。 久しぶりの異世界ファンタジーだったので、物語に入り込めるか不安でしたが、とても読みやすくすぐに世界観に浸ることができました。 ユリアがレーエンデで出会った人々との関わりで、逞しく強くなっていく姿が良かったです。特に魅力的なのはトリスタンで、トリスタンの考え方・生き方に共感しながらも切なくなりました。 まだまだ序章に過ぎない一巻ですが、この先も追っていきたくなる中毒性がある作品でした。
Posted by
世界観やストーリー展開は良かった。ただ、特に前半の会話部分が、そんなこと言う?という箇所が多いのと、人物描写が浅いのか性格が掴みきれず違和感があり、途中でしばらく読むのをやめてしまった。後半からは怒濤の展開なので、とりあえず読み切ることをおすすめします。
Posted by
今回の本屋大賞候補作品であるだけでなく、ファンタジー小説は、日本でも上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」に始まり、小野不由美さんの「十二国記シリーズ」最近では阿部智里さんの「八咫烏シリーズ」白川紺子さんの「後宮の烏」と良作がたくさん発表されており、どれも好きな作品です。今回多崎礼さ...
今回の本屋大賞候補作品であるだけでなく、ファンタジー小説は、日本でも上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」に始まり、小野不由美さんの「十二国記シリーズ」最近では阿部智里さんの「八咫烏シリーズ」白川紺子さんの「後宮の烏」と良作がたくさん発表されており、どれも好きな作品です。今回多崎礼さんがどんな世界観のファンタジーを描かれたのか読まずにいられませんでした。 本作は空想の世界でも、ヨーロッパを思わせる世界を背景にしていて、登場人物も、やはりカタカナ。苦戦するかなと内心ヒヤヒヤしながら読み始めたのですが、読み進めると人物像がしっかり出来上がっていて、頭の中で名前がなくても動いてくれ、最後まで難なく読み終えることができました。 不治の病に犯された青年との初恋、聖母マリアのように父なき子を出産する主人公ユリアに、ハラハラ、ドキドキ、そして天命のような結末にこの作品の未来が見える気がしました。 すでに発売された2巻、3巻が手元にあるのですが、特に2巻はかなりの長編です。どんなお話が待っているのかこれまた楽しみです。
Posted by
後、数ページでこの物語終わるの?と感じながらあっという間に読了。 私は悲しみの方が強く残った。トリスタン、君はすごいよ 2作目に期待
Posted by