レーエンデ国物語 の商品レビュー
大人のファンタジー小説。 セックスの描写が無いのが、まず良い。 それでも、陵辱する坊主がいる、醜い世界も語ってしまう。親は子供には薦めないかもしれないが、ファンタジーでありながら、壮大な歴史小説を読んでいる気分。 本屋大賞ノミネートの中でも、一位に推したい作品である。続編を読まな...
大人のファンタジー小説。 セックスの描写が無いのが、まず良い。 それでも、陵辱する坊主がいる、醜い世界も語ってしまう。親は子供には薦めないかもしれないが、ファンタジーでありながら、壮大な歴史小説を読んでいる気分。 本屋大賞ノミネートの中でも、一位に推したい作品である。続編を読まなくても、充分にレーエンデを味わえる。久々の珠玉ファンタジーとして薦めたい。
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ファンタジー作品『レーエンデ国物語』 作者 多崎礼先生の壮大でも奥深い物語を紡いで頂き、只々感動しております。 冒険ファンタジー作品 実はあまり読んだ事が無く、(宮部みゆき先生で数作『英雄の書』等ですが・・・) 冒険ファンタジー作品は、その世界観の中での歴史、伝統、風習や文化など...
ファンタジー作品『レーエンデ国物語』 作者 多崎礼先生の壮大でも奥深い物語を紡いで頂き、只々感動しております。 冒険ファンタジー作品 実はあまり読んだ事が無く、(宮部みゆき先生で数作『英雄の書』等ですが・・・) 冒険ファンタジー作品は、その世界観の中での歴史、伝統、風習や文化などにどれだけ入り込めるか?という事が、楽しめるか否かの分かれ路になると思います。(私はバッチリはまりました) ファンタジー作品であろうと、ミステリー作品であろうと、時代小説であろうと、そこに絶大なリアリティがあれば我々読者は、楽しむ事が出来ます。 この作品には、そのリアリティの緻密さを感じずにはいられませんでした。 本屋大賞にノミネートされ、第二部、第三部まで既に刊行されているこの作品。 長く読み続けて行きたいと思いました。 (既に積読状態) 今回は、この壮大な物語の導入部って感じです。 ユリアとトリスタンという登場人物を中心に物語が紡がれています。 大人が読む、ファンタジーみたいな宣伝もありましたが・・・ 全ての世代の人々に広く読んでもらいたい秀作だと思います。 お勧めです!
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「革命の話をしよう」 というわけで、2024年本屋大賞ノミネート全10作品読了ですよ! なんか凄くね?いや実際凄いよね! 書評家の人みたいやw で、全10作品を読んだ上であらためて『存在のすべてを』を推します! 果たして結果はいかに?! さて『レーエンデ国物語』です 冒頭の一...
「革命の話をしよう」 というわけで、2024年本屋大賞ノミネート全10作品読了ですよ! なんか凄くね?いや実際凄いよね! 書評家の人みたいやw で、全10作品を読んだ上であらためて『存在のすべてを』を推します! 果たして結果はいかに?! さて『レーエンデ国物語』です 冒頭の一文はこの物語の書き出しなんですが… うーん、革命の話だった、これ? いや革命の話全く出てこなかったと思うんだけど、どうなの? 革命の概念が違うのか? 【革命】被支配階級が時の支配階級を倒して政治権力を握り、政治・経済・社会体制を根本的に変革すること。 ほら、やっぱり! そんな話じゃなかった! 「革命の話をしよう」で始まって「革命の話を」しないって斬新すぎてついていけませんでした そんなん言ってみたら一文字も作品の話をしないレビューみたいなもんじゃん?そんなん許せます?わいは無理だわ〜 それから帯の煽りね それこそ叙事詩的な重厚なファンタジーを想定してたんだけど、めちゃめちゃライトなんだもんな〜 それはそれで悪くなかったんだけど、全体的に最初に思ってたんと違いすぎて それこそ革命を成し遂げた英雄譚だと思って読み始めたために、そことの乖離が大きすぎてこの評価になっちゃいました うーん、ていうか昨今の出版業界、帯の売り口上ヘタ過ぎひん? わいの感性の問題なんかな〜?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アニメのようなファンタジー。最後まで読んで「これ序章じゃん…」となった。はじまりの物語、これからが気になる。古代のようなテイストでありながら人間関係や会話は現代っぽくそれよりも更にとてもフランクで、主従の関係でも従者が憧れの人に「あんた」と言ったり、慣れるのに時間はかかるけど、この世界観は全人類が好きなんじゃないかと思うほどレーエンデは美しい。山々や森と古代樹の家、湖や銀の霧と古代魚と、魅力的な風景が続く。しっかりと作り込まれていてとても素敵。 物語は旅の連続で、ドキドキハラハラ、成長しないユリアにやきもきしたけど、最後まで読んで心身ともに美しい人になったのでとても良かった。
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本を読んでいると、文字からその情景が映像として頭に浮かぶ人と、文章そのものを楽しむ人がいるというが、前者のタイプの方がこの作品を読んだ場合はまるで映画を観ているような体験をするんじゃないだろうか。 レーエンデという国を通して描かれる四季の表現や、そこに暮らす人々の心の移ろいを本...
本を読んでいると、文字からその情景が映像として頭に浮かぶ人と、文章そのものを楽しむ人がいるというが、前者のタイプの方がこの作品を読んだ場合はまるで映画を観ているような体験をするんじゃないだろうか。 レーエンデという国を通して描かれる四季の表現や、そこに暮らす人々の心の移ろいを本当に丁寧に描写していて、読み進めているといつのまにか作品の世界にどっぷり没入している自分に気づく。 物語冒頭から沢山の国や種族が登場するが、巻頭に地図や簡単な人物の紹介が載っているのも安心。 これぞファンタジーといったような描写である、幻の海や銀の魚、泡虫。それぞれを心に描きながら夜中ベッドサイドの読書灯で読んでみると、とてもワクワクする。 個人的には、登場するキャラクターにもう一歩感情移入しきれないところがあったのだがが、これからまだ作品は続いていくとのことで、次回作もとても楽しみ。
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読むジャンルをガラッと変えたくて選んだ本。 The異世界というファンタジーはなかなか読まなかったけど、覚える情報が多いなという感想。 常識が違うので仕方がないのだけど。 そして主要キャラが誰も幸せに終わってないのでは…?と思ってしまった。 トリスタンはやり切った充実感は持ってるよ...
読むジャンルをガラッと変えたくて選んだ本。 The異世界というファンタジーはなかなか読まなかったけど、覚える情報が多いなという感想。 常識が違うので仕方がないのだけど。 そして主要キャラが誰も幸せに終わってないのでは…?と思ってしまった。 トリスタンはやり切った充実感は持ってるようだったけど、銀呪病は治らないし、ユリアと添い遂げられた訳でもない。 また、子供が生まれ奪われた後の後世については歴史書の記載のような形で書かれてしまって、続編でそこら辺が書かれるのかもしれないけど、残念ながら読みたいとまではならなかった。
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花と雨。きみとぼく。愛の言葉も別れの言葉もいらない。振り返るな。 優しくて勇敢で弱くて強い彼らが歩んだ軌跡がどうか、紡がれることをねがう。 読み終わった夜が図らずも雨で、トリスタンを想って泣いてしまった。どこまでも優しくて強くて慈しみを持った貴方の銀色を忘れたくない。 レーエンデ...
花と雨。きみとぼく。愛の言葉も別れの言葉もいらない。振り返るな。 優しくて勇敢で弱くて強い彼らが歩んだ軌跡がどうか、紡がれることをねがう。 読み終わった夜が図らずも雨で、トリスタンを想って泣いてしまった。どこまでも優しくて強くて慈しみを持った貴方の銀色を忘れたくない。 レーエンデ、思ったよりもずっと壮大な話になりそう。本当にひとつの国のはなしだ。
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主人公ユリアが呪われた土地と呼ばれるレーエンデに行き、友達を得て、恋をし、強く逞しくなっていく物語。愛する相手の身分や過去、これからの運命を知った上で立ち向かう壮大な物語で、これからどう運命を辿るのかレーエンデの国に迷い込んだような感覚でのめり込んだ。続編もあるのでこの先もレー...
主人公ユリアが呪われた土地と呼ばれるレーエンデに行き、友達を得て、恋をし、強く逞しくなっていく物語。愛する相手の身分や過去、これからの運命を知った上で立ち向かう壮大な物語で、これからどう運命を辿るのかレーエンデの国に迷い込んだような感覚でのめり込んだ。続編もあるのでこの先もレーエンデの国を楽しめるかと思うとワクワクする。
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ファンタジーならではの情景を思い浮かべて読む分には楽しかったです。ただ、よくありそうなキャラ設定や展開だったので、ワクワク感がなく読み終わってしまいました。
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物語への没入感。 ファンタジー小説は抵抗かあったが、とんでもなく吸い込まる世界観に圧巻した。 国を守り病と戦い愛するものを想い生き抜く姿に打たれた。 トリスタン、いい人すぎるな、、。 第三部にまで続く物語なので続きが気になるし、ただ終章の終わらせ方が呆気なくエールデの今後を少...
物語への没入感。 ファンタジー小説は抵抗かあったが、とんでもなく吸い込まる世界観に圧巻した。 国を守り病と戦い愛するものを想い生き抜く姿に打たれた。 トリスタン、いい人すぎるな、、。 第三部にまで続く物語なので続きが気になるし、ただ終章の終わらせ方が呆気なくエールデの今後を少しくらい知りたかった、、次作を読めと言うことか、、 これ、アニメや映画になったりしないだろうか? 満月の中の幻の海や銀色の動物、レーエンデの風景も綺麗な映像になりそう。
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