百冊で耕す自由に、なるための読書術 の商品レビュー
目次は体系だっているような感じだが、実際に読むと脱線しまくりで。でも、それに乗せられてしまうのが心地よい。 書かれている方法をすべて取り入れようとはさすがに思わないが、明日以降、本との向き合い方は確実に変わりそうだ。
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書名に 読書術 と謳われているが、世に氾濫している読書法とは一線を画している 読んだ本を血肉にするための読み方、記録の仕方や、血肉とする本の選び方まで紹介してくれている 理路整然と記載されており、精神的なハードルが高くならないよう配慮された言葉も挟まれている しかしながら、読書に...
書名に 読書術 と謳われているが、世に氾濫している読書法とは一線を画している 読んだ本を血肉にするための読み方、記録の仕方や、血肉とする本の選び方まで紹介してくれている 理路整然と記載されており、精神的なハードルが高くならないよう配慮された言葉も挟まれている しかしながら、読書に若干慣れた方や、これから読書に馴染みたいと主体的意識を持った方でないと、参考にしようと考えにくそうな内容と感じた 私自身にとっては興味深い内容だった
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新聞の書評に関して、なるほど参考になった。 地方紙の書評には不満があったが、図書館で全国紙を閲覧するとは! 図書館で新聞を読んでる親父さんたちの中に入り込むのは、少々勇気がいるが(笑) 積読はしたことがないけれど、のんびり書店に行って探してそして数点購入してみようと考えてる。
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一種の実用書として勘違いして読んではいけない。これは、ナラティブ(物語)だ。著者の本に対する熱い想いがヒシヒシと伝わってくる。熱すぎるくらい。とにかく文章が読んでいて気持ちがいい。前作「3行で撃つ~」を読んでいないことを悔やまれる。 実用書的に参考になるかというと、無理だろう。...
一種の実用書として勘違いして読んではいけない。これは、ナラティブ(物語)だ。著者の本に対する熱い想いがヒシヒシと伝わってくる。熱すぎるくらい。とにかく文章が読んでいて気持ちがいい。前作「3行で撃つ~」を読んでいないことを悔やまれる。 実用書的に参考になるかというと、無理だろう。それで良いとすら感じる内容の充実っぷりに感動する。こういう人に憧れる。だから本を読む。 (4/24/23)
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読書はファッション? 前原政之さんのレヴューから興味を持って読んだ。 私はファッションやかっこつけとして読書をしてゐないので、この書き方に違和感を持った。 著者は文学部出身で人文系だからなのかもしれないが、私(理科系)からすると、デリダ、ドゥールズなどのポモはあやしいし...
読書はファッション? 前原政之さんのレヴューから興味を持って読んだ。 私はファッションやかっこつけとして読書をしてゐないので、この書き方に違和感を持った。 著者は文学部出身で人文系だからなのかもしれないが、私(理科系)からすると、デリダ、ドゥールズなどのポモはあやしいし、この本で述べられてゐる社会科学や自然科学といふのも所詮は古典主義で史実どまりであり、最新の研究を追へてゐるとは言ひがたい。文学は古典主義で結構だが、科学は水物である。 要するに、著者も人文系の誤謬をまぬかれてゐないと感じた。しかも資本主義に疑念をいだいて奴隷としたり、左翼の斎藤幸平の『人新世の「資本論」』を持ちだしたりして、左翼的だと言はざるを得ない。そんなのはピンカーの本や、富永健一の『近代化の理論』を読めば、まちがひであるとわかる。 本は自発と書きつつ、束縛された知識だと感じる。 ちなみに、p.213の童貞論の評論家といふのは小谷野敦ではないかと思った。
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世にある読書本の中でも、いろんな人におすすめしたい読書本。読書を、本を、愛している(離れられない)人のお話。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前著『三行で撃つ』(https://booklog.jp/users/yaj1102/archives/1/4484202298)の続編。 例によって、熱く語る著者の熱量がものすごい。 前著でも、 「自分を表現する、それは、言いかえれば「生きる」こと。」と、 人生を語るが、本書でも、 「本を読むとは未完の人生を生きることだ。」と その筆致は健在だ。 「生きるとは、本といた季節の記憶。」とまで、言い切っていて気持ちがよい。 後半、すこし興が乗りすぎたか、あれやこれやと論が飛ぶ感も否めないが、以下の部分を読めただけで、本書には買って読むだけの価値はあった。 「問いは、在るものではない。答えは、探すものではない。 問いも、答えも、自分が創るものだ。」 そのため、読書は、 「問いを、自分で言葉にできるようにする、遠回りの、しかし確実なトレーニングだ。問う筋力をつけている。」 は、まさに御意。 混沌の世の中。本の中に答えを探しても仕方がない(ましてや、ネット検索などもってのほか)。だからといって本を読むことに意味がなくなるわけではない。 その理由を、ズバリと明快に語っている。
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幸せなことに、何人か「この人の本は読む」と決めてる人がいて、このひともその一人 『本を読むとは結局、人間を信じるということだ。自分を過信しすぎない』 『生きるとは、本といた季節の記憶』 『積読は未来の自分への約束である』 フロムの愛するということも引かれていた。 『愛するため...
幸せなことに、何人か「この人の本は読む」と決めてる人がいて、このひともその一人 『本を読むとは結局、人間を信じるということだ。自分を過信しすぎない』 『生きるとは、本といた季節の記憶』 『積読は未来の自分への約束である』 フロムの愛するということも引かれていた。 『愛するためには自分を信じてないといけない、本はそのためのものだ』と。 この本のいくつかの至言。
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『三行で撃つ』がよかったのでこちらも。私は本の中に書き込みはしてこなかったが、痕跡を残した方がよいのかもしれないと思いなおした。また洋書との付き合い方も参考になった。新聞書評欄も活用していこう。二部作でいうと前作のほうが好き。
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読書することで、得られることは多い。自分が鍛えられる。読むことでえた知識を、自分のネットワークに置き、自分の人生を豊かにさせる。そんなことを思わせてくれる本
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