夜空に浮かぶ欠けた月たち の商品レビュー
身近に、心身のバランスを崩す人がいる。 でも、それらを我慢してしまう人が多い。数年前に比べると、心療内科や精神科に対するイメージはどうなっているだろうか? 海外では、自身の心身のバランスを保つためや、吐き出すため、健康でいるためにカウンセリングを受けるのはめずらしくないと聞いた...
身近に、心身のバランスを崩す人がいる。 でも、それらを我慢してしまう人が多い。数年前に比べると、心療内科や精神科に対するイメージはどうなっているだろうか? 海外では、自身の心身のバランスを保つためや、吐き出すため、健康でいるためにカウンセリングを受けるのはめずらしくないと聞いたことがあります。それくらい、身近なもの。 これ、日本でもそうなってほしいです。 心が弱いのは悪い事ではないのに、悪いみたいな風潮が根強いです。 いじめやハラスメントする側が治療する仕組みになればいいなと思いました。
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人とのつながりは大事で有るが自分に取って疲れる人はどうかなと思う、この人と友達に成ろうと思って努力してもなんか違う人っているよね、何が違うのかよく分からない。でも困った時いろいろ相談する時、相手がいると助かる。自分が病気になった時励ましてくれた人助かったけど、今はちょっと好きなこ...
人とのつながりは大事で有るが自分に取って疲れる人はどうかなと思う、この人と友達に成ろうと思って努力してもなんか違う人っているよね、何が違うのかよく分からない。でも困った時いろいろ相談する時、相手がいると助かる。自分が病気になった時励ましてくれた人助かったけど、今はちょっと好きなことを言うように成ったが我慢我慢と思っている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
居心地の良い昔ながらの喫茶店と、その近所にある一軒家のアットホームな心療内科の話。 椎木メンタルクリニックには、色んな患者さんがやってくる。 上手く大学や東京に馴染めない女子学生、ADHDかもしれないと心を病むイラストレーターの男性、子供の頃から頑張りすぎて疲れてしまった会社員の女性、パニック障害を持つ新米お母さん、、、 そして、メンタルクリニックのカウンセリングをしているさおりさんこそ、子供を失った悲しみから鬱を患った人であり、喫茶店の店主である純さんもまた重度の産後鬱で子供と別れてしまった人、だった。。 疲れたな、ヘトヘトだな、と思う時にこの本を読んだら、きっと心が軽くなると思う。 寒い日に飲むホットミルクのような温かい話。 まるで自分が励まされているかのような錯覚に陥る。 「人生、うまくいかないことの方が多いのに、みんなそれをうまく隠しているけど… 私ね、あまねが亡くなってから、人生うまくいかないのが当たり前だと思うようにしたんです。そう思い始めたら、ちょっといいことがあったときにはすごくうれしい。それをね、日記につけてるんです。」 ささやかだけど、嬉しいことや楽しいこと、美しいと思ったこと、そんな事を1日の終わりに思い返してみたら、今よりもっと幸せな気持ちになれるのかもしれない。
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誰もが悩みを持っていたり、つらい過去を背負って生きている。そんな時、「来てくれてありがとう」と言ってもらえる悩みを打ち明けられるあたたかい場所、優しい先生、家のような安心できるクリニック。椎木クリニックのようなそんな場所が必要だと思った。
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読んでよかったなぁ~と思えた作品です。この作品は今までの作風とは違う…らしい、けど私は好きだなぁと感じました。 まず、この表紙、しらこさん、乙女の本棚シリーズの「Kの昇天」も手がけてらっしゃる方なんですね!そして6編の短編のタイトル、チェックしながら読むと美術館巡りができち...
読んでよかったなぁ~と思えた作品です。この作品は今までの作風とは違う…らしい、けど私は好きだなぁと感じました。 まず、この表紙、しらこさん、乙女の本棚シリーズの「Kの昇天」も手がけてらっしゃる方なんですね!そして6編の短編のタイトル、チェックしながら読むと美術館巡りができちゃうような…それぞれが名画のタイトルになっているんです。第5話の「夜のカフェテラス」は、この作品の裏表紙のような…。 ストーリーは、椎木夫妻が営むメンタルクリニックとその近くにある「純喫茶純」が主に描かれています。将来のことや、家族のこと、恋人のこと、仕事のこと…みんな様々な悩みを抱え、心がいっぱいいっぱいになって…そんな人たちの悩みを聴いてくれる、寄り添ってくれる…そんなかけがえのない場所があるっていいなって、感じました!いつもの日常に疲れたときの処方箋的な作品にもなりえるのではないかなぁ~。 心療内科の敷居がちょっと下がったような…でも、もし私が心の病になっても、近くの心療内科には行きたくないなぁ…だって近くの心療内科は評判めちゃくちゃ悪いんだもん…。
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久しぶりの窪美澄さん。 がんばりやさんは、加点ではなく減点をしがち。 自分にも加点をしてあげてね。 この言葉は、子育てでも伝えていきたい。 ただ、ちょっとずっと読み続けるのはキツイかな。
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主人公の純さんが営む「純喫茶・純」と 旬さんとカウンセラーのさおりさん夫妻が営む 「心療内科・椎木メンタルクリニック」が舞台となっている短編集。 心療内科… 確かに初めて通院するのは勇気がいる場所だと思う。自分で自分の心の状態を客観的に判断するのも難しい。時には、側にいる誰かが...
主人公の純さんが営む「純喫茶・純」と 旬さんとカウンセラーのさおりさん夫妻が営む 「心療内科・椎木メンタルクリニック」が舞台となっている短編集。 心療内科… 確かに初めて通院するのは勇気がいる場所だと思う。自分で自分の心の状態を客観的に判断するのも難しい。時には、側にいる誰かが手を差し伸べることも必要なのかもしれない。 更に一歩社会に出ると、まだまだ個々で認識や理解が異なる分野だけに、心という見えない部分の病で、通院出来ている人は、きっと氷山の一角に過ぎないと思う。 けれど、誰しも心は疲れたり弱ったりする。 様々な事情でなかなか病院に行くことが出来ない時もある。 そんな時にそっと手元に置いておきたい心の処方箋のような作品だった。 どのお話も、心が少しずつ癒されていく様子が温かく、美味しい珈琲と絵画の世界も心地良い。 読後、改めて装丁デザインを見ると、タイトルの『夜空に浮かぶ欠けた月たち』とゴッホの『夜のカフェテラス』と相まって何とも素敵だった。 以下、ネタバレになるので概略のみ記載 キャンベルのスープ缶 上京したものの大学生活に馴染めない女子大生のお話。 パイプを持つ少年 大人のADHDのお話。 アリスの眠り 恋愛が引き金で心が窮屈になった独身女性のお話。 エデンの園のエヴァ 産後うつになった純さんのお話。 夜のカフェテラス 我が子の死でうつとパニック障害になったさおり先生のお話。 ゆりかご 純さんと芽衣ちゃんの再会のお話。
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いまの自分に重なる部分あり、気持ちがキュッとなった場面があったが、椎木メンタルクリニックのさおり先生から出てくる言葉達にとても心が温かくなり、救われた気持ちになった。 特に「夜のカフェテラス」が好きだった。「人生うまくいかないのが当たり前。。。ちょっといいことがあったときはすごく...
いまの自分に重なる部分あり、気持ちがキュッとなった場面があったが、椎木メンタルクリニックのさおり先生から出てくる言葉達にとても心が温かくなり、救われた気持ちになった。 特に「夜のカフェテラス」が好きだった。「人生うまくいかないのが当たり前。。。ちょっといいことがあったときはすごくうれしい。」そんな言葉にすごく共感したし、そう思えたら人生もっと柔軟に生きられると思った。 心にとめておきたい1冊となった。
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ほかほか心が暖かくなるような物語。心が病んだ人を暖かく受け止めてくれる場所があるのは、支えてくれる人がいるのはなんと素敵なことだろうか。
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いい心療内科の先生見つけるのって、すごく難しいよね。 風邪や胃痛でクリニックに行くように、気軽に行けるようなところがあるといいのにね。
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