1,800円以上の注文で送料無料

隣はシリアルキラー の商品レビュー

3.4

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    5

レビューを投稿

2023/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初から不穏な空気で読み進めると意外な展開だった。 主人公が潜り込んだ工場で手をついた所が伏線になるかと思ったら、ならなかったのがちょっと心残りであるが全体的に面白かった。

Posted byブクログ

2023/11/25

中山七理さんの本はこれがはじめてです。 隣室から聞こえる異音に「死体でも解体しているんじゃないか」と疑い始めた主人公・神足友哉のお話。  文庫のデータですが、検索しても単行本データが出てこなかったので、ここに単行本の感想を書きます。  文庫本とは違って、単行本の表紙では、排水...

中山七理さんの本はこれがはじめてです。 隣室から聞こえる異音に「死体でも解体しているんじゃないか」と疑い始めた主人公・神足友哉のお話。  文庫のデータですが、検索しても単行本データが出てこなかったので、ここに単行本の感想を書きます。  文庫本とは違って、単行本の表紙では、排水溝に流れ込む血のような赤い液体が描かれています。  そのおどろおどろしい表紙にドキリとさせられますが、グロテスクなシーンはそれほど多くはなく、主に「想像すると怖い」というような描写に留められています。  ホラー映画に例えるなら、カメラに直接お化けが映るわけではないけれど、ここにいそうだという描写が多用されている感じ。  個人的にどんでん返し的なものはなく、予想の範囲内に収まっていて、「想像した通りのことが想像した通りに起きていた」という印象でした。ゴリゴリの推理小説とは違って登場人物も少ないですし、どんでん返しをうたっているわけでもないので、許容範囲内でした。  うーん、でもこの本を手に取ったときに期待したものとは少し違ったかな? と読み終えてみて感じるのが正直なところです。  ネタバレになってしまうので「何が」とは言えないですが、予想通りに予想通りのことが起きるのって、やっぱりあんまりおもしろくはないんだなぁ。  どちらかというと刑事物を読んでいる感覚に近いかなと思いました。容疑者をきちんと検挙するためにはどうやったらいいのか? みたいな……  ただ、読み終えてみたらそう思うのであって、中盤あたりまではぐいぐい読ませる展開で面白かったですし、文体も特に引っかかるところがなくて良かったです。

Posted byブクログ

2023/11/13

序盤のじっとりした不気味さから展開の驚きまで瞬く間に過ぎていった一冊でした。 電車で読み終わって、おおん……?って眉をひそめて家に帰ってお風呂入ってる時に「あれってもしかして……えっ!そうじゃん!あの時って……えっ確かにその伏線!?うそ!?」ってなったのが面白かった証拠!(私の頭...

序盤のじっとりした不気味さから展開の驚きまで瞬く間に過ぎていった一冊でした。 電車で読み終わって、おおん……?って眉をひそめて家に帰ってお風呂入ってる時に「あれってもしかして……えっ!そうじゃん!あの時って……えっ確かにその伏線!?うそ!?」ってなったのが面白かった証拠!(私の頭の回転が遅いだけ説) 結末にもじっとり部分があって、ただすっきり終わるわけじゃなく結末へのスパイスになってたなと思いました。 中山七里先生の本はこれが初めてだったのですが、読みにくさは感じず展開についていけました。 他の作品にも手を伸ばすこと必至! あと読み返すなら絶対夏!

Posted byブクログ

2023/11/05

ぐし、ぐし、ぐし、ぐし! ぎりっ、ぎりっ、ぎりっ! 「あっ!死体解体してるかも?」 想像力豊かやな! 分からんって!そんなん! なんぼ、隣との壁が薄いっていっても! 夜中に、こんな音出されたら、「うるさ〜!」とは思うけど… そんな音分かるって、過去に、そんな事した経験あるんちゃう...

ぐし、ぐし、ぐし、ぐし! ぎりっ、ぎりっ、ぎりっ! 「あっ!死体解体してるかも?」 想像力豊かやな! 分からんって!そんなん! なんぼ、隣との壁が薄いっていっても! 夜中に、こんな音出されたら、「うるさ〜!」とは思うけど… そんな音分かるって、過去に、そんな事した経験あるんちゃう?っと思ってしまう。 まぁ、こんな事思ってくれんと話は始まらんけどね。掴みはOKって感じかな? 相変わらずの大どんでん返しやけど、こっちも、そのつもりで、読むから始めから怪しいヤツは省くって癖はついてる。 今回は、何となく分かったような気もするけど、更にまだ何かある?って感じで読んでた… 今回のは、何か犯人になり得る人が少なかった気もする。 アイツか?アイツか?アイツ?みたいな。 大どんでん返しナシにした方が、逆に絞れんかったかも? それでは、作者の名が廃るか… とは言え、最後まで、何かある?って思い続けて、一気読みでした〜

Posted byブクログ

2023/10/25

壁が薄い隣の部屋から夜な夜なまるで何かを解体しているかのような音が聞こえてきたら・・・・・・寝不足になるどころか発狂もんじゃん! 部屋の住人の浩然の不気味な雰囲気や監視されているかのような恐怖・・・・・・警察に話しても相手にされないどころか主人公の神足にも過去などがちょっとアレな...

壁が薄い隣の部屋から夜な夜なまるで何かを解体しているかのような音が聞こえてきたら・・・・・・寝不足になるどころか発狂もんじゃん! 部屋の住人の浩然の不気味な雰囲気や監視されているかのような恐怖・・・・・・警察に話しても相手にされないどころか主人公の神足にも過去などがちょっとアレなので逆に疑われたりと、犯人すぐ傍にいるのにどうなってんねん!?な感じでめちゃくちゃ面白かった♡ 最初は神足の言っていることは外国人への偏見などと思われていたけれど、協力者が現れたり、警察との関係の変化、外国人労働者や罪を犯した者への社会的信頼の失墜などの内容もとても刺さりました。

Posted byブクログ

2023/10/17

どんでん返しの帝王・中山七里 だからこそ 今回はどう仰天させてくれるのかワクワクしながら読んでいたんだけど 思ったよりも淡白で、盛り上がりにかけたもんで… 「 おいおい中山さんよぉ…今回はなんだか弱くねえですか?? 」 って思ってたんです、全然そんなことありませんでした、最高でし...

どんでん返しの帝王・中山七里 だからこそ 今回はどう仰天させてくれるのかワクワクしながら読んでいたんだけど 思ったよりも淡白で、盛り上がりにかけたもんで… 「 おいおい中山さんよぉ…今回はなんだか弱くねえですか?? 」 って思ってたんです、全然そんなことありませんでした、最高でした。 正直結末も読めるし、もしかしたら…って思う点もあるんだけど それさえも覆るんじゃないか?って思って読んでるんで最後は良い読後感でした。 だって登場人物片手で数えられる人数よ? それでこれは大満足じゃないですかね。

Posted byブクログ

2023/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

徐が犯人のまま進むか、神足が犯人というどんでん返しが来るのかと思ったらそのまま徐が犯人で逮捕された‥と思ったらまさかのそっちですか!!!な感じで、途中まではありきたりでこのまま想像通りで終わりそうだったからこそ真犯人が分かって驚きだったがなにか物足りなさがある。

Posted byブクログ

2023/10/11

思っていたより軽めでしたが、一気に読めて楽しめる小説でした。 煽り文句やネットに溢れる感想からは重厚で読み応えがあり、最後にどんでん返しという印象でしたが、違いました。 一気に読める質量で、早く先を読みたくなる感じ。 そしてどんでん返しは読み始める前の予想とは違う結末だったものの...

思っていたより軽めでしたが、一気に読めて楽しめる小説でした。 煽り文句やネットに溢れる感想からは重厚で読み応えがあり、最後にどんでん返しという印象でしたが、違いました。 一気に読める質量で、早く先を読みたくなる感じ。 そしてどんでん返しは読み始める前の予想とは違う結末だったものの、そうなんだろうなと思ってた内容どったという人も多いのでは?と感じました。 前評判とは違ったけれど、面白かった。1~2日あれば読み切れるので、出張や帰省のお供に丁度良いかと思います。

Posted byブクログ

2023/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【2023年120冊目】 帯の煽りに惹かれて購入しました。思ったより怖くなかったです、どちらかというとミステリー要素の方が強いかも。 毎夜、隣の部屋から聞きたくもない音が聞こえてくる。まるで何かを解体しているかのような――嫌すぎますね。徐々に真相に近づいてはいくものの、主人公にも素直に警察のお世話になれない部分があったのが、物語の肝だったような気がします。 すんなり解決しないのがミステリー小説だろうと思いながら読んでましたので、ちょっとだけやっぱりね感もありました。

Posted byブクログ

2023/09/26

隣室からの物騒な騒音が、どう聞いても死体を解体してる音。聞き間違いのハッピーエンドなんてなるはずもなく、関わりたくないけどそうも言ってられない。一気読みしやすいホラーミステリー。

Posted byブクログ