星くずの殺人 の商品レビュー

桃野雑派(著者)

2023/09/24

宇宙という壮大な場所でのミステリーで興味がそそられ読んでみた本です。

専門用語がどんどん出てくる本というわけではありませんが、理科が好き(特に宇宙)という方にはおすすめの本です。

最初の方はゆっくりと隙間時間に読んでいましたが、中盤ぐらいから一気読みしてしまいました。

登場人物たちもなかなか個性が強い人ばかりだったので、飽きずに読むことが出来ると思います。方言で話しているセリフがたくさんあるので、ちょっとだけ読みにくいと思う人もいるのかな…？

最後の一言は、クスッと笑ってしまいましたね。

2023/08/26

首吊りが不可能な無重力が広がる宇宙空間での殺人事件。
設定だけで、面白そうで手に取りました。
今まで読んだことがない設定なので、それだけで読んでいて楽しめました。
宇宙のこともいろいろ勉強になりました。

2023/08/22

近未来の設定を盛り込んだ本格的ミステリーかと思ったが、個人的には期待外れ。
投げかけられる謎にロマン？と驚きがあっただけに、本格的なミステリーを期待して読んだのがダメだったのかもしれない。
殺人方法のトリックは科学的でロジックがしっかりしていたが、犯人も被害者も偶然が重なり過ぎて、さすがに都合が良すぎだろ！と感じてしまった。

とはいえ、最後の1行は笑えた。読後感も含め、あのために読んだと言っても良い…笑

2023/08/15

SNSでよく見かけたので気になってた作品。宇宙ホテルで殺人が起きクローズドサークルになってしまうという宇宙ミステリ。読みやすくてあっという間に読了。真相は、人それぞれの正義があるのは分かるけど、それ以外見えなくなってしまう・それ以外は何を犠牲にしてもいい、となってしまうと恐ろしいよなぁ、と。
無料枠で宇宙旅行に参加した女子高生の周ちゃん、表紙にもなっているし探偵役になるとか、実は土師と関係があるとか想像してたけど、特になかったのはちょっと残念。

2023/08/14

新しいクローズドサークルもの、という感じ。クローズドサークルは好きだけど、今回そんなに緊迫感もなかったのでわざわざクローズドサークルにする必要はなかったんじゃないかなー…

作者さんは周ちゃんにとても愛着があるんだろうなあ。「失礼、と枕詞をつければ何を言っても許されると思ってます？」「気に障ったら、って障ってるに決まってますやろ」はスッキリした場面だったけど…城塚翡翠みたいなてへぺろ系探偵かなと思ってたら別に探偵でもなく、ただちょっと物事をハッキリ言う女子高生なだけだった…

犯人の動機に、メンバーは分かり合えない、ってなってたけどわたしがその場にいたら協力してしまうかも。医療とか原始に戻ってしまったとしても、子供が犠牲になる戦争は絶対間違ってる。

全体を通して宇宙での連続殺人のおもしろさがそんなに伝わらなかった…私に理科の知識がないからかも、残念。

2023/08/14

宇宙ホテルが舞台のクローズドサークル。登場人物たちは何かしら企みを持って宇宙ホテルのツアーに参加している。この時点でもう面白い。案の定殺人が起きるが、宇宙ならではのトリックで予想外の展開。そして、この殺人の動機がなんと。。宇宙が舞台のミステリは初めて読んだのでなかなか楽しめた。

2023/08/02

希望にあふれた宇宙旅行で殺人が起こるという設定が面白い。登場人物たちもそれぞれキャラがたってたが、犠牲になった人誰もが、今から再度人生を生きようと前向きな気持ちの人ばかりだったのでしんどかった。犯人の動機も自分の正義のために、その他の犠牲は仕方なしみたいな考えだったので理解できない。

2023/08/01

気軽に宇宙旅行に行ける時代が来るのかな、というワクワクも感じられる設定。宇宙旅行行ってみたい。

そんな近未来の宇宙ホテルで起こる不可解殺人。いわゆるクローズドサークルである宇宙で首つりという方法はミステリ好きの興味を引くには十分。一応論理的な（技術的な）殺し方の説明はあったけど、正直ちゃんと理解できてないかも。小物も含めた伏線もちょこちょこあって、ミステリとしては楽しめた。

あまりにも脆弱なホテルインフラにツッコミどころはありつつ、一応の説明はつけられているのでぎりぎり許容範囲かな。犯人と動機は人によっては消化不良になりそう。まぁ、でも最後の一文で何もかも許せるくらい、読後感は軽くなった(笑)

2023/07/31

いや、凄く良かった！

まず、この作者の本を読むのが初めてだった。一文一文区切って「。」で改行するよな文章の書き方だったので、初めは読みにくいかなと思ったけど、すぐ慣れたし個人的には問題なし。むしろ、SNSとかで短い文章を大量に読むことに慣れている世代には、字がいっぱいで詰まってる感じがなくて読みやすいと思う。本の厚みの割に文字の重厚感がなく手軽にサクサク読めた。

次に、宇宙という舞台ををミステリーに持ってきたこと！SFや、ファンタジー、恋愛ものでの設定としてじゃなくて、現代ミステリーとしての舞台に宇宙を落とし込んでいるところ。それでも、子どもの頃の実験や、身近な概念に置き換えて説明してくれるので、イメージが湧きやすくて、読んでいて訳が分からなくて止まるってことはなかった。

そして、主人公が良い！この作品は一人一人キャラクター立ちしているが、それでも主人公が奇を衒うキャラということはなく、一貫して平凡な大人の男性出会ったことも良かった。こいつの考えがわからん……と突き放されることなく、終始その世界観から引き離さないキャラクターだった。

個人的には和歌山県が1部舞台として描かれていたのも嬉しかったなぁ。

展開についても語りたいけど、そこはぜひ読んで欲しい！

2023/07/25

理数系は苦手だけど、子供の頃から宇宙のお話は大好きだったので、楽しみながら読めました。
専門的な内容は、難しすぎて理解できなかったけど(￣▽￣;)

舞台は宇宙ホテル。
そうだよなぁ、宇宙なんかで事件が起きたら警察呼べないよなぁ…

ラストの一行では、思わずクスッと笑っちゃいましたw