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星くずの殺人 の商品レビュー

3.7

77件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2023/07/16
  • ネタバレ

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ほんタメで紹介されてた本。理系の人が好きそうな科学ネタが沢山あって、面白かった。京都人は喜怒哀楽を喜で表す(だったかな?)も面白かった。犯人予想は、表紙に騙されて周を疑ってた。読み終わってから、気付いたけど、5ページにある文章は犯人の目線だったのかな

Posted byブクログ

2023/07/07

仕掛けも大掛かりで謎もしっかりしてるのに、キャラ設定だけがなぜかうまく頭に入ってこなくて面白みが半減してしまった。読者側の問題かもしれませんが。

Posted byブクログ

2023/07/02
  • ネタバレ

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めっっちゃよかった〜! 宇宙規模のジュブナイル!と見せかけての中年サラリーマンの悲哀とカタルシスや、社会問題も取り込みに行く欲張りサンドイッチ。 美しい表紙イラストにも登場している「真田周(あまね)」が探偵役・ヒロインとして出張っていくのか?と思いきや、土師が最終盤までメンタル・フィジカルともに大健闘。 属性はもちろんのこと、職業(=宇宙船パイロット)への共通点や想像力は全く及ばないのに、ついつい感情移入するし応援したくなる良き主人公でした。 いわゆる特殊シチュエーションものミステリですが、トリックも動機も(理系知識なしの一般人でも)納得できうる範疇にきれいにまとまっており、一方で”宇宙ホテル星くず”内の描写だったりは「宇宙だとこんな感じになるのか〜」とイメージしやすい描写で、でも専門知識も踏まえて(おそらく)設計しているんだろうなと思えて世界観に没入できました。 終盤で明らかになる”宇宙規模の企み”、2つあるわけですがその対比がまた鮮やかでしたね〜 周が届けたかった「親友」の物語もスピンオフ的に読んでみたいものです。 (てっきり著者の別作品の主人公か??と思うほど、終盤で急にバックグラウンド確立したキャラクターが出てきたのでちょっとびっくりした) 「初の民間宇宙旅行客」たちの名前やキャラクター性が覚えにくかったのはたしかに多少の難があり、メディアミックス期待したくなります(実写で見たい気持ちもあるけど、流石に無重力空間再現するのは制作費が大変そうだなあ…) デビュー2作目とのことですが、相当練られた構成力・筆致に驚かされました。引き続き追いかけたい作家さんに出会えてよかったです!

Posted byブクログ

2023/06/23

※ 宇宙ホテル『星くず』で起きた密室殺人。 逃げ場のなさや規模感は、比類することが 考えられないぐらいの壮大なスケール。 場所が場所だけに警察が駆けつけることも できなければ、命を守る医療機関もない。 限られたスペースは閉塞感や不安を煽り、 無作為に選ばれた搭乗人物たちは次...

※ 宇宙ホテル『星くず』で起きた密室殺人。 逃げ場のなさや規模感は、比類することが 考えられないぐらいの壮大なスケール。 場所が場所だけに警察が駆けつけることも できなければ、命を守る医療機関もない。 限られたスペースは閉塞感や不安を煽り、 無作為に選ばれた搭乗人物たちは次第に 互いに疑心暗鬼に陥っていく。 場所の設定が違うとこんなにも大きな お話になるとは、、、驚きました。

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2023/06/19
  • ネタバレ

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星くずの殺人 桃野 雑派 民間宇宙旅行のモニターツアーで、宇宙ホテル『星くず』についた途端見つかった死体。それも無重力空間で首吊り状態。添乗員の土師(はせ)は、会社の指示に従いツアーの続行を決めるが・・・一癖も二癖もある乗客、失われる通信設備、逃げ出すホテルスタッフ。さらには第二の殺人まで起きて・・・帰還を試みようとすると、地上からあるメッセージが届き、それすら困難に。『星くず』は宇宙に漂う巨大密室と化す!!クローズドサークルミステリーも、もはやここまで来たかって!感じの作品、クローズドの規模で言えば過去類を見ないスケールで、閉ざされた空間の巨大さと脱出不可能な状況は宇宙空間ならでは、確かに宇宙に行けば簡単に閉鎖空間作れますもんね。しかも無重力で首つりってどうやって?って思いますよね、無重力では首つれませんから・・・しかもWi-Fiが通じず連絡手段が断たれて、電子機器異常で様々な機器が使えない地球との連絡も絶たれた状態で第二の殺人が起こり・・・・とおもしろ要素十分なのですが、登場人物の名前が覚え難く海外ミステリーみたいな感じで、ん?この人誰だっけっ?て80ページの搭乗人物紹介イチイチ見返す羽目に、土師(はせ)がまず読みなれないし・・もう少し分かりやすい名前で良かった様な気がします。そして宇宙空間ならではの無重力下での特殊な事情で化学的な専門用語や化学反応が出てくるんでそこは若干の読み辛さ有り、火種が無い中どの様に爆発させるか?とか人を気絶させるために元素をどの様に利用するとか・・・注目すべきはラストの一行のとある人物のセリフ、よくある大どんでん返し系の最後の一行ではありませんが、このセリフをその人に言わせる為にこの物語を執筆したんだろうなと思います、絶体絶命の宇宙空間で多くの殺人が起き悲しみと絶望の中、そのセリフが読者の最後の希望となる気がしてホッとします。宇宙旅行もそう遠くない未来、宇宙ホテル「星くず」へあなたも宿泊して見ては如何?そこから眺める地球はもしかしたら平面かも知れませんよ・・・・・

Posted byブクログ

2023/06/18

めーーちゃくちゃ理系なミステリー けどこのレベルは一般的なのでしょうか?わたしがアホなだけ? 理系すぎて理解が追いつかない部分もありました、、 けど、個人的に大好きな宇宙がテーマになっていて読んでいてワクワクはしました。

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2023/06/10

宇宙ステーションでの殺人という、特殊設定のミステリー。初の安価?な宇宙旅行に当選した何か曰くありげな人々。一種のクローズドサークルな状況での殺人、トラブル・・・。ちょっと専門的で難しいところもありますが、なぜここで?が、なるほどのトリックが新鮮でした。

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2023/06/10

本作はSFミステリのニュースタンダードになるかもしれない。 宇宙空間で起きた殺人事件。孤立する宇宙ホテル。完全なるクローズド・サークルになった空間で起きる続く殺人。犯人は誰なのか。 宇宙空間というすぐ側にある空間を活かした舞台作りにまず胸打たれた。不慣れな部分に首を傾げていたのは...

本作はSFミステリのニュースタンダードになるかもしれない。 宇宙空間で起きた殺人事件。孤立する宇宙ホテル。完全なるクローズド・サークルになった空間で起きる続く殺人。犯人は誰なのか。 宇宙空間というすぐ側にある空間を活かした舞台作りにまず胸打たれた。不慣れな部分に首を傾げていたのは導入部のほんの少しであとはもう、呼吸をするのも忘れて読み進めた。 ミステリはいくつも種類があるが、本作で重要なのはトリックもそうだが、「何故、人は宇宙を目指すのか?」「何故彼らは空の向こう側を目指したのか」である。この理由を知った時、きっとあなたの胸は打たれるはずだ。 ミステリファンならずとも強く勧めたい見逃せない一作だ。

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2023/06/05

'23年6月5日、読了。桃野雑派(←凄いペンネーム!)さんの小説、初読みでした。 その存在を知ってから、大きな期待を持っていました。で、今回ようやく、読了しました。 設定は、凄いなぁ、と思いました。とても、面白かったです!宇宙のホテルでの、無重力下での、首吊り死体と...

'23年6月5日、読了。桃野雑派(←凄いペンネーム!)さんの小説、初読みでした。 その存在を知ってから、大きな期待を持っていました。で、今回ようやく、読了しました。 設定は、凄いなぁ、と思いました。とても、面白かったです!宇宙のホテルでの、無重力下での、首吊り死体とは(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠) でも、結末は…僕的には、イマイチだったかなಥ⁠‿⁠ಥ犯行の動機が、ちょっとなあಠ⁠_⁠ಠ でも、アクロバティックな仕掛けもあって…ちょっとの笑い(登場人物、政木の論!)もあり、楽しめました。 桃野さんの次の作品に、期待大!

Posted byブクログ

2023/06/02

宇宙と一言にいっても、そこに希望を抱く人、憧れがある人、思い出がある人、はたまた野望のために使いたい人。たくさんの視点があるという事を改めて考えさせられた小説でした。物語序盤で事件が起きるのも引き込みが上手くてサクサク読めました。楽しかったです!

Posted byブクログ