星くずの殺人 の商品レビュー

桃野雑派(著者)

2024/01/16

宇宙旅行が格安（3000万円）で行けるようになり、まず手始めに選ばれた乗客たち。
それぞれに思いを乗せて出発し宇宙ホテルに到着。ゆっくりこの後の予定を楽しむつもりが首吊りしたいが！無重力状態下での首吊りとは？
なにかの陰謀なのか？

地球上とは違うトリックで面白かった！

2024/01/15

殺人そのもを肯定するつもりは当然ないけど犯人が人を殺してまで行おうとした事は現実にも必要な事なんじゃないかと思ってしまった。本当に行われたら困るけど。
まだ自分は困る程度で済む分、現時点で影響下にいる人達と比べたら本当に本当に幸せなんだ

2024/01/11

初めましての作家さん。
宇宙旅行に参加する理由に共感が持てなかったものの、無重力である宇宙での滞在の様子が想像しやすくサクサク読めた。
最後の一文にクスッとした。

2023/12/19

　楽しく読めました。宇宙旅行したい方には、強くオススメします。添乗員のハセさんが頑張ってました。乗客では周さん、政木さんが好きです。でも、プカプカ伊東さんかわいそうすぎです。
　普通にラーメン食べたりして、私には宇宙感薄いように感じられました。現実に宇宙旅行をしたお金持ちの方がいらっしゃいますが、そもそも宇宙旅行って楽しいんでしょうか？そこから疑問に感じました。

2023/12/17

完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、念願の宇宙ホテル『星くず』についた途端見つかった死体。それも無重力空間で首吊り状態だった。添乗員の土師（はせ）穂稀（ほまれ）は、会社の指示に従いツアーの続行を決めるが――。
一癖も二癖もある乗客、失われる通信設備、逃げ出すホテルスタッフ。さらには第二の殺人まで起きてしまう。帰還を試みようとすると、地上からあるメッセージが届き、それすら困難に。『星くず』は宇宙に漂う巨大密室と化したのだった。前作は中国テイスト、今作はSF。次作はどこが舞台になるのかな。楽しみです。

2023/11/13

宇宙空間という特殊な設定を生かしたトリックと緊迫感が読んでいて引き込まれた、主人公と乗客のやり取りも性格が出ていて面白かった

ただ犯人が分かってからの展開はあ、そうなの？って感じで淡々と進んでしまったので、そこからさらにどんでん返しがあったらもっと面白かったかな

2023/11/07

江戸川乱歩賞作家の2作目は前回の武侠小説から打って変わって宇宙ホテルで発生した謎を追うSF小説。前回以上に本格ミステリしており「何故？」が多発する内容。メイントリックは流石に練られたもので楽しく読めるのだが、このパターンには先行例も多く、宇宙空間ならではのトリックという点ではある程度の予測がついてしまうのが勿体無い点。バディものにするならばトライ＆エラーの応酬も欲しかったかな。完成度は前作を超えているかと思うのだが、犯人の動機だけは受け入れられず。規模は大きいのだが雑だと思ってしまった。そこは残念な点。

2023/11/03

宇宙ホテル『星くず』で起こる不可解な事件を描いたミステリー。

いわゆるクローズド・サークルもの。
民間宇宙旅行のモニターツアーの6名の参加者は一癖も二癖もある面々…
軽いタッチで会話も多く、どんどん読めました。
壮大な宇宙空間の描写にワクワク、緊迫感ある展開にドキドキ。
でも私の中では引っかかるところや雑に感じるところもあって、失速してしまいました。残念。

2023/10/27

極近未来の宇宙ホテルでの密室殺人ミステリーです。民間の宇宙旅行が夢ではない時代になってきましたが、格安宇宙旅行が有っても僕は絶対に行きません。この間深海旅行で潜水艦が行方不明になりましたが、そもそも脱出不可能な狭い場所に進んで閉じ込められる人の気がしれません。閑話休題。
何しろ宇宙なので他からの犯人侵入などありえず、旅行者とスタッフの限られた中でのクローズドサークルものです。

2023/10/21

宇宙空間という究極の密室に加え、あり得ない状態の殺人方法ということもあり、設定の面白さはピカイチ。本書はその設定を聞いたため読んでみた。

宇宙ではあり得ないことが次々と起きていて、なぜそんなことが起きたのか読みながら考えるが、全くわからなかった。トリックが明かされると何となくはわかったが、難しかった。理系の知識が必要だと感じた。面白かったが、登場人物と一緒に推理していく過程を私はあまり楽しめなかったため、星4つ。