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安倍晋三 回顧録 の商品レビュー

4.3

72件のお客様レビュー

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2024/08/11

インタビュー形式なんで仕方ないかもですが、内容が薄っぺらいですね。ロシア外交なんかはもっと反省してるかと思ったが特にないのはびっくりでした。

Posted byブクログ

2024/02/14

安倍晋三さんに対し、好き嫌いや支持不支持に捉われず、フラットな目線で読んだ。総理の決断というものは非常に重く、国の将来を背負った決断を日々行わなくてはいけないのはストレスの極致で、並の耐性ではできないのがよく解る。ただし書中では失敗談がほとんどなく、自画自賛とも言える肯定的な内容...

安倍晋三さんに対し、好き嫌いや支持不支持に捉われず、フラットな目線で読んだ。総理の決断というものは非常に重く、国の将来を背負った決断を日々行わなくてはいけないのはストレスの極致で、並の耐性ではできないのがよく解る。ただし書中では失敗談がほとんどなく、自画自賛とも言える肯定的な内容ばかりで読み手としては不公平さも感じた。もっと人間臭いところを感じたかったのは少々残念な点ではあるが、それを差し引いても政治家として重大な局面での振る舞いや言動に関して読み応えのある一冊だった。

Posted byブクログ

2024/02/06

キャッチフレーズが次から次へと出てきたものの、何ひとつ成し遂げなかった、失われた8年とは、こういうことだったのか、を理解した。 何を聞かれても、自身に対してぜんぶ肯定的で、こんなやつに首相をさせ続けた、統一教会と創価学会に支えられた歪んだ選挙の、歪んだ結果が招いた、我々の不幸の記...

キャッチフレーズが次から次へと出てきたものの、何ひとつ成し遂げなかった、失われた8年とは、こういうことだったのか、を理解した。 何を聞かれても、自身に対してぜんぶ肯定的で、こんなやつに首相をさせ続けた、統一教会と創価学会に支えられた歪んだ選挙の、歪んだ結果が招いた、我々の不幸の記録。取り巻き(今井や佐伯)もしょーもないやつで、あのとき解散を決断した野田首相を恨むよ。 新刊でなく、古本で買って十分な一冊。

Posted byブクログ

2024/01/10

安倍氏については特に支持不支持はありませんが、オバマ、プーチン、トランプ、小池百合子氏とのやりとりの様子、興味深く読みました。 長い間総理を務められた事、お疲れ様でした。

Posted byブクログ

2024/01/06

私は単純で信じやすいので、安倍さんは本当にすごい人だと思ってしまいました。安倍さんの視点で書いているのでもちろん違う人の視点から見ると全然違うのかもしれない、プラスとマイナスが逆転するほど違うかもしれないが、でもこんなに考えてこんなにも行動力のある人はなかなかいないと思う。本当に...

私は単純で信じやすいので、安倍さんは本当にすごい人だと思ってしまいました。安倍さんの視点で書いているのでもちろん違う人の視点から見ると全然違うのかもしれない、プラスとマイナスが逆転するほど違うかもしれないが、でもこんなに考えてこんなにも行動力のある人はなかなかいないと思う。本当に皆好き勝手いうけど動けるか動けないか、は大きな違いと思う。 菅さんの最後のコメント部分が1番心に残った。

Posted byブクログ

2024/01/06

二度の政権によって憲政史上最長の首相在任期間を過ごし辞任した後の安倍くんへのインタビューをまとめたという。欧米では大統領などを務めた人が退任後に回顧録をまとめておくことが半ば当たり前のことだという。在任中に何を思い何をなしたか、下した政治の背景に何があったかを記録しておくことが務...

二度の政権によって憲政史上最長の首相在任期間を過ごし辞任した後の安倍くんへのインタビューをまとめたという。欧米では大統領などを務めた人が退任後に回顧録をまとめておくことが半ば当たり前のことだという。在任中に何を思い何をなしたか、下した政治の背景に何があったかを記録しておくことが務めだからといった趣旨。政治家のオーラルヒストリーをまとめている御厨貴さんなども同じようなことを言っていた気がする。安倍くんがいまだ存命であれば、いくらこの本が話題になろうと嫌いなまま読まなかっただろう。よいタイミングという言い方は不謹慎かもしれないが、安倍くんが鬼籍の人となる前にこのようなインタビューが行われていたことはよかったことだ。今後も善悪・好悪ともに語られるであろう安倍くん伝説が一人歩きしないためにも。 そしてこの本、けっこう面白く読めた。1年ごとに回顧していく構成だし、各年のなかでも出来事ごとに細かく項立てされていて読みやすい。インタビューを文字に起こした話し言葉で語られているのも長くはなるものの読みやすさを助けているだろうし、安倍くんが好きな人は話し言葉で安倍くんの思いや考えに触れられるとうれしいことだろう。 読んで思ったのは、何のかんのいっても安倍くんも一門の人だったのだなということ。自分は嫌うあまりに矮小化してみていたなと思ったし、矮小化したままでは(そんなことないけど)安倍くんに太刀打ちできなかっただろう。書中のそこかしこでずいぶん軽はずみな発言、思い上がった発言、相手のことを慮っているんだろうかというような発言が散見される。敵と見なす対象への凝り固まった認識、非難などもどうかなと思うし、それはそれで首相の器としてどうなのとは思うが、それも安倍くんなのだろう。 首相としての戦略や外交の裏側は読んでいても面白かったし、安倍くんなりの考え方をもって新しい日本像をつくろうとしていたことが知れたし、それはかなり奏功したようにも思える。安倍くんは自身がそんなにできる人ではないことに自覚的だったのだろう。だからこその努力もしたのだろうなとも思ったしだい。

Posted byブクログ

2024/01/01

相変わらず敵味方をくっきり線引きし、敵に対してはある意味小ばかにしたような、しかし容赦ないばっさりとした物言い。これぞ安倍晋三である。彼は多数派の政治家だったので、その多数派に入れていた国民からすれば力強い不出のリーダーに映り、少数派に属していた人からすれば、最大公約数を探すこと...

相変わらず敵味方をくっきり線引きし、敵に対してはある意味小ばかにしたような、しかし容赦ないばっさりとした物言い。これぞ安倍晋三である。彼は多数派の政治家だったので、その多数派に入れていた国民からすれば力強い不出のリーダーに映り、少数派に属していた人からすれば、最大公約数を探すことなく容赦なく切り捨ててくる最悪の悪魔に映ったのだろう。強い光は大きな影を生み出す。それでも、自分はこの偉大な政治家が好きだった。まるで安倍さんが生きていて、目の前で話をしてくれているような気分にさせてくれる。そんな一冊。 彼が各国をどう見ていたかも面白い。明らかに中国を仮想敵国としていた。各国首脳に対してトップダウンでここまで「中国は危険」とネガティブキャンペーンを張っていたのは驚きだった。また、ロシアに関しては2022年のウクライナ侵攻前のインタビューであったが、プーチンとは報道で言われているほど蜜月でもなく、油断ならない奴とかなり警戒しながらも領土を取り返そうとしていた。「ロシアは不良で中国と不良仲間」と呼んでいたのには笑ってしまった。韓国にはあまり関心がなく邪魔してこなきゃ良い、付き合う経済メリットもないしどうせ約束守らないし、という感じ。プライオリティ的に下に見ていたようだ。好きの反対は嫌いではなく無関心なのだろう。そして米国。安保/経済両面で明確に国益の主軸に置いていた。メディアの前では親友のように振舞っていたトランプとの関係だが、その奔放さと型破りさを前に相当苦労していたようで印象的だった。 その一強さから忘れがちだが、彼は(第一次内閣の)大きな失敗・挫折から立ち直った人間である。「政権発足当初はご祝儀で高支持を得られるものの、それにあぐらをかいて明確な国家戦略を持たずに政権運営すれば途端に支持を失う」と語っていたが、それはかつての自分に向けていたのかもしれないし、今の時代に向けて言っているのかもしれない。 巻末には安倍さん亡き後の、菅さんと野田さんの名スピーチが収録されている。かつての盟友と好敵手の熱い言葉は、涙なしには読めない。

Posted byブクログ

2023/12/25

安倍元総理は理念先行型の政治家だと思っていたが、徹底的なリアリストであったことが伺えたし、その姿勢を貫いたことが長期政権の維持につながっていることが理解できた。清濁併せ呑むような感じは見習いたい。

Posted byブクログ

2023/12/19

パーティー券のキックバックや、森友、加計、いろいろ叩かれてますが、、、 新卒の内定率を劇的に上げたのは、安倍さん。 世界における日本のプレゼンスを上げてくれたのも、安倍さん。 増税一辺倒の財務省と戦ってくれたのも、安倍さん。 デフレ脱却に向けた日銀とのアコードを結んでくれたのも、...

パーティー券のキックバックや、森友、加計、いろいろ叩かれてますが、、、 新卒の内定率を劇的に上げたのは、安倍さん。 世界における日本のプレゼンスを上げてくれたのも、安倍さん。 増税一辺倒の財務省と戦ってくれたのも、安倍さん。 デフレ脱却に向けた日銀とのアコードを結んでくれたのも、安倍さん。 御用記者ではあるけれども、耳の痛い話にも裏話含めて包み隠さず話してくれているのには、結構驚いた。 全ての話題がニュースで取り上げられたもので、鮮明に覚えているだけに、その裏側を知ることができたのは、とても良かった。 この15年を振り返る、良い機会となった。 ここまでの人は、なかなか生まれないだろうなぁ。 逆恨みからの暴挙で亡くなってしまい、本当に、残念です。

Posted byブクログ

2023/12/10

マスコミが発信する情報からは知ることができない事情が垣間見える一冊でした。 安倍総理大臣は、いつも何事にも本当によく考えていたということを認識できました。

Posted byブクログ