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息が詰まるようなこの場所で の商品レビュー

3.7

115件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/03/12

みんなそれぞれ背負っていて大変。だけど隆が自分の意思で医者ではなくアメリカ留学を決めたことが、なんだか勇気もらえた。勉強って親から言われたからとか病院継ぐためとかじゃなくて、選択肢を増やすって事につながるって示してくれて、スッキリした。 タワマンの世界の人間関係ってどうなんだろう...

みんなそれぞれ背負っていて大変。だけど隆が自分の意思で医者ではなくアメリカ留学を決めたことが、なんだか勇気もらえた。勉強って親から言われたからとか病院継ぐためとかじゃなくて、選択肢を増やすって事につながるって示してくれて、スッキリした。 タワマンの世界の人間関係ってどうなんだろうって思って読み始めたけど、いつのまにかそれぞれの登場人物の気持ちが手に取るようにわかり、夢中になって読み終えました。  

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2023/02/25

東京23区在住既婚者30代みんな首がもげる程頷くんじゃないかって共感できる。え?これはノンフィクション?どっかで心を覗かれてた? タワマンだろうが一軒家だろうが、みんなそれぞれの地獄があって、息が詰まって死にそうになりながらも毎日仮面を付けて生きてるんだよね。きっと。 豊洲と...

東京23区在住既婚者30代みんな首がもげる程頷くんじゃないかって共感できる。え?これはノンフィクション?どっかで心を覗かれてた? タワマンだろうが一軒家だろうが、みんなそれぞれの地獄があって、息が詰まって死にそうになりながらも毎日仮面を付けて生きてるんだよね。きっと。 豊洲とか麻布とかタワマン近くの本屋に山積みしても一日で売り切れるんじゃない?なのになんで楽天にもAmazonにも紙の本売ってないの!? とりあえず買って。

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2023/02/25

付録の特別短編がいちばん面白かった。 「高杉隆の初恋」 大人達の話は、はじめは息が詰まり苦しい読書だった。 隣の芝生は生き生きとして見えるのだと思う。 子供達の話が楽しくて救われる。 タワーマンションに住むそれぞれの家庭の話は、それほど深刻ではないと思う。 でもきっと当事者は、た...

付録の特別短編がいちばん面白かった。 「高杉隆の初恋」 大人達の話は、はじめは息が詰まり苦しい読書だった。 隣の芝生は生き生きとして見えるのだと思う。 子供達の話が楽しくて救われる。 タワーマンションに住むそれぞれの家庭の話は、それほど深刻ではないと思う。 でもきっと当事者は、たくさん悩みを抱えていて生きていて、息が詰まるような毎日を送っている。 嫉妬心もあるけれど、だんだんと、家族ぐるみで仲良くなっていく様子が微笑ましい。 都会では隣に住んでいる人がどんな人かもわからない事も多いと思うが、 同じタワーマンションに住むママ友、パパ友で飲みに行ったり、キャンプへ行ったりと、とても楽しそう。 都内のお受験戦争の様子は、大変そうだが、子供達はたくましく育っていて、良い話だった。

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2023/02/20

現代における成功の象徴である、湾岸地区のタワマン。そこに住まう人たちが抱えるそれぞれの地獄。章を追うごとに凝り固まったものが解れていくカタルシスを味わえた。外在からの評価を過度に気にする現代人へと贈られる、新しくさわやかな群像劇だ。

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2023/02/13

最後がハッピーエンドで終わって謎の感動。どちらにせよ自分の幸せは自分で決めて他人と比較しないことが大切なんだなぁと再確認。

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2023/02/12

タワマンというメディアで羨望の的にされたり、揶揄の対象となったり、その注目度ゆえに、色々と弄ばれる舞台で、そこに住む人間のリアルな様子を描写した本。 タワマンに住むのは、資産家、サラリーマン、地権者、という言葉通り、それぞれの立場から見た人生と、その子供の中学受験の様子がメイン...

タワマンというメディアで羨望の的にされたり、揶揄の対象となったり、その注目度ゆえに、色々と弄ばれる舞台で、そこに住む人間のリアルな様子を描写した本。 タワマンに住むのは、資産家、サラリーマン、地権者、という言葉通り、それぞれの立場から見た人生と、その子供の中学受験の様子がメインストーリー。 少し本論から外れるが、客観的に見ると東京の受験競争がいかに異常かを理解するきっかけにもなった。

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2023/02/11

「ネットミーム全部盛り」なむつこい感はありながらも、読後に一服の清涼感を感じるのは登場人物がそれぞれの地獄を抱えながらも、その中に救いを見出すからだろうか。

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2023/02/09

タワマンに住む、3家族を主軸としたお話。 そのうちのサラリーマン一家と、資産家一家のそれぞれ夫婦4人の視点から、息子たちの中学受験に沿って季節ごとに話が進んでいく。 「親ガチャ」なんてワードができるくらい、生まれる家庭は人生において大切だと思う。もちろん自分の力で成功を掴んだり...

タワマンに住む、3家族を主軸としたお話。 そのうちのサラリーマン一家と、資産家一家のそれぞれ夫婦4人の視点から、息子たちの中学受験に沿って季節ごとに話が進んでいく。 「親ガチャ」なんてワードができるくらい、生まれる家庭は人生において大切だと思う。もちろん自分の力で成功を掴んだり、失敗する人もいるかもしれないけれど子供に与える影響、という面で親は大きいとつくづく感じた。親の資産で物心つく前に一流大学の付属校に入り、エスカレーターで大学まで進学する人がいる一方、自分の意思で大学を選ぶ人もいる。たまたま近くに住んでいる人が集まる小中学校に比べ、大学というのは本当にいろいろな背景をもった人がいることを改めて思った。 日本は学歴社会で、その人自身よりも学校名がみられることを私自身も感じている。学校名によって自分に自信がもてるし、逆に自分の可能性を狭める考えも出てきてしまうのではないかと思うほどに。就活でそれっぽい言葉を並べれば、学校名だけで有名企業に勤めることができるのはなんだかおかしいと思う。 親の資産や判断で有名大学に入学、その後大手企業に就職、そしてまたその子供が有名大学に進学、といったようなサイクルができているのかな。 幸せの定義は人それぞれだし、小学生から塾に通うのも、はたまた外で遊ぶのも、ゲームをするのも、小学生には酷かもしれないけれど自分で道を選ぶのが最適解と思う反面、子供の将来を思うことも親の役目なのかなと思った、難しい。

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2023/02/07

湾岸タワマンに住む三種類の家庭『資産家』『サラリーマン』『地権者』。東京のタワマンで暮らすことができる時点でごく一握りの成功者であるはずなのだが、各家庭にはそれぞれの悩みがある。子どもの受験戦争や進路がその筆頭だか、本当に子どもにとって正しい選択は何なのか? 東京にしがみつくのは...

湾岸タワマンに住む三種類の家庭『資産家』『サラリーマン』『地権者』。東京のタワマンで暮らすことができる時点でごく一握りの成功者であるはずなのだが、各家庭にはそれぞれの悩みがある。子どもの受験戦争や進路がその筆頭だか、本当に子どもにとって正しい選択は何なのか? 東京にしがみつくのはプライドを守るため?銀行員の仕事は何のためにやっているのか?子どもや旦那のことではなく、自分のやりたいことは? 息が詰まる東京から「降りて」千葉に移った友人は大きな家で楽しそうに暮らしている。 もちろんその友人にも隠れた悩みはあるのだろう。 隣の芝生は青いとはいうが、人生で大切なことは何なのか?考えさせられる作品。

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2023/02/06

タワマン文学。東京砂漠のじめじめした人間関係が巧妙に描かれており一気読み。上を見れば切りがないし、それぞれ悩みも違う。守りたい、この多様性

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