息が詰まるようなこの場所で の商品レビュー
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タワーマンションに住む住民の高層階低層階のヒエラルキー、中学受験、小学6年生時のPTA役員などあるある問題がてんこ盛り。そこに嫁姑間の確執、使えない部下や上司へのストレスとどの家族にもそれぞれ抱える問題があり何が正解か分からない。 題名は息が詰まるようなとあるが、最後にはみんな笑いあえる場所となっているようでほっとした。
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湾岸のタワマンって、存在自体が序列を示しているようで、なんだか怖いイメージ。 高層階、低層階、地権者…それぞれに隠れた苦悩があるのだろうなぁ。 大人はともかく、それに巻き込まれる子ども達もなかなか大変そう。 いずれにしても、私は住めそうにないなと思った。
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湾岸のタワマンを舞台に、低層階と最上階に暮らす人達の、子供の中学受験、それぞれの苦悩や葛藤が丁寧に描かれていて面白かった。誰の為のお受験なのかと思う程、親の期待を背負わされた子供達の生活の方がよっぽど息が詰まりそうな‥。何だかんだで人生上手くいかない訳でもなく、タイトルからもう少...
湾岸のタワマンを舞台に、低層階と最上階に暮らす人達の、子供の中学受験、それぞれの苦悩や葛藤が丁寧に描かれていて面白かった。誰の為のお受験なのかと思う程、親の期待を背負わされた子供達の生活の方がよっぽど息が詰まりそうな‥。何だかんだで人生上手くいかない訳でもなく、タイトルからもう少し息苦しい話を想像してたんだけどそうでもなかったかな。
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お受験とかマウンティングとか。。。 最後はまあまあみんな ハッピーエンド。 テレビでこの作品の事を知ったから読んだけど パンチはなかったかなー。
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タワマンとかPTAとか、そりゃまぁ色々あるんだろうな。 もっとドロドロした話しかと思ったらそうでもなくちょっと拍子抜け。 尻すぼみな感じ。
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終わり方が綺麗すぎるとは思った まさに人には人の地獄があるということを描いてる 誰かと比較せず自分の道を信じるのは本当に難しい
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ストーリー展開は無いので、期待以上の満足度は得られませんでした。 ただ、登場人物の感情は上手く描写されているので、似たような環境で暮らしている人にとっては共感でき、悩みから解放される感覚を得られるだろうと思いました。 人間は同じ状況下に置かれていても、視点・属するコミュニティによって感じ方が大きく異なるということを感じました。 タワマン最上階に住み優秀な子供2人を育てて鼻高々な医者妻であっても、上には上がいるということにふとしたタイミングで気付かされ、焦燥感に駆られている様子は、嫌味っぽい彼女を成敗するような痛快さを感じると同時に、自分の日々の驕った態度を改めようという気持ちにさせられました。 「最高偏差値の医学部がベストとは限らない」という、広い視野を持つことは大事ではある一方で、 視野を広げることによって、今まで見えていなかった上の世界を目の当たりにし劣等感を感じさせられる、という副作用もあるのだと感じました。 個人的には、エピローグと表紙裏の特別短編が一番楽しく読むことができたので、気に入りました。
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面白かった。 全四章からなる構成だが,特に一章が面白かった。 タワマンという一見すると,成功者が住むマンションを手に入れながらも,その中での階級があり、そこに嫉妬するところが非常に上手く描かれている。 タワマンには3つの人種が住むというフレーズが非常にキャッチーで惹きつけられた...
面白かった。 全四章からなる構成だが,特に一章が面白かった。 タワマンという一見すると,成功者が住むマンションを手に入れながらも,その中での階級があり、そこに嫉妬するところが非常に上手く描かれている。 タワマンには3つの人種が住むというフレーズが非常にキャッチーで惹きつけられた。
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タワマンに住む人それぞれの視点から描かれた物語。4つの章でそれぞれ分かれているかのように見えるが実は繋がっている。他人からは見えない葛藤や苦悩が必ずしもあり、それが人生なのかもしれない。人の数だけストーリーがあるがこの1冊でさまざまな味わいができる。現実世界から一歩離れたいときに...
タワマンに住む人それぞれの視点から描かれた物語。4つの章でそれぞれ分かれているかのように見えるが実は繋がっている。他人からは見えない葛藤や苦悩が必ずしもあり、それが人生なのかもしれない。人の数だけストーリーがあるがこの1冊でさまざまな味わいができる。現実世界から一歩離れたいときにも、実際に人付き合いをしてて悩み始めたときにも何度も読み返しても面白い。子育て、親との関係、収入や仕事など多面的な気づきができる最高の1冊。
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他人軸で生きるは自身を不幸にする、それがこの物語の核だ。 人の目を気にして、他人と比較して、その度にちっぽけな優越感と無駄な劣等感に苛まれ続ける人たちがたくさん出てくる。ということは世の中そんな人たちで溢れてるってことだろう。 隣の芝は青いから卒業出来た人たちから幸せになっていく...
他人軸で生きるは自身を不幸にする、それがこの物語の核だ。 人の目を気にして、他人と比較して、その度にちっぽけな優越感と無駄な劣等感に苛まれ続ける人たちがたくさん出てくる。ということは世の中そんな人たちで溢れてるってことだろう。 隣の芝は青いから卒業出来た人たちから幸せになっていくんだろうな。
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