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名探偵のままでいて の商品レビュー

3.7

442件のお客様レビュー

  1. 5つ

    96

  2. 4つ

    157

  3. 3つ

    144

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    6

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2023/01/29

かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、七十一歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。 しかし、小学校教師である孫娘の楓が、身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった!...

かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、七十一歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。 しかし、小学校教師である孫娘の楓が、身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった!   そんな中、やがて楓の人生に関わる重大な事件が……。 瀬戸川猛資氏の名前が出てくるミステリならば、これは読むしかないでしょう。 よく知っている職業だけに、リアリティが感じられない描写があり、その分減点。

Posted byブクログ

2023/01/29
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キャラクターが魅力的 ミステリーに関してはこちら側から読み解くのは難しいような作りだったが流れが良く一気に読めた

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2023/01/28

祖父の認知が明瞭な時と不明瞭な時があることで、ミステリーにふんわりとした抜け感が加わっている。ミステリーを読み始めた中学生におすすめしたい。

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2023/01/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

認知症の安楽椅子探偵物語。 ・認知症は大きく三つに大別される。  ーアルツハイマー型認知症が7割   アミロイドベータ(タンパク質)が脳に沈着  ー血管性認知症が2割   脳梗塞などの後遺症  どちらも同じ話を何度も繰り返す、時間や場所の感覚が曖昧になる、徘徊する。  ーレビー小体型認知症が1割 ・古本屋で買った本に作者の訃報記事が入っていた事件 ・居酒屋で女将が元相棒を刺殺した事件。 ・プールで小学校教諭が姿を消した事件。校長も女性で夜逃げさせた。 ・32人のクラスだが、33人いた話。教師分と不登校生徒が登校してきた。 ・河原で殺人事件の目撃者の女が見つからない。女はアル中でジョギング者と認識されていなかった。 ・主人公をストーカーしていたのは、理学療法士。

Posted byブクログ

2023/01/27

ここ最近ミステリーものを読んでいた流れで、この本も手に取った。 とても軽い気持ちで読める。 ファンタジー風のミステリーといったような感じ。 「ミステリーもの興味があるけど、あまり読んだことがない」みたいな方におすすめしたい◎

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2023/01/30
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文句なしに面白い! 楓のおじいさんが恩田陸が書いている関根のお父さんに感じてしまって、 ほっこりする。 認知症のおじいさんが紡ぎ出す、推理という物語がすごい。 幻視の部分はちょっとわからないけど、最初、60の初老が20代の楓にストーカー?無理があるなと思ったけど、楓の母の事件とのつながりがわかると納得。 作中に出てくる古典ミステリを読んでみたくなる。 そして一途に楓を想ってた岩田先生が可哀想と切なくなってしまうのは私だけか。

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2023/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても読みやすく、心温まる優しい気持ちになれるお話でした。 祖父と孫の関係も、岩田と四季との関係も素敵でした。少しでも長く楓が祖父との時間を過ごせる事を願います。ストーカーの話はゾッとしましたが、母親の事件が解決して良かった。

Posted byブクログ

2023/01/23

Amazonの紹介より かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、七十一歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。 しかし、小学校教師である孫娘の楓が、身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと...

Amazonの紹介より かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、七十一歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。 しかし、小学校教師である孫娘の楓が、身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった!   そんな中、やがて楓の人生に関わる重大な事件が……。 第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作 特殊な認知症を患った祖父が謎を解くという斬新な構成が面白かったです。 事件について語るだけでなく、ミステリーの古い作品もいくつか登場し、ミステリー(特に古い作品)についての談義も描かれていて、ミステリーファンにはたまらないかなと思いました。 個人的には、わからないミステリー小説が多くあったのですが、作家さんのミステリー愛が伺えました。 それらを話す祖父と孫との会話が、側から見たらほっこりとした雰囲気で、心が温かくなりました。 多少強引な部分もありましたが、日常に潜む謎を解き明かす祖父の溌剌さが伺えました。 連作ミステリーになっていて、同じリズムで終わるのかなと思いましたが、後半からは空気感が変わり、衝撃的な真相に驚きました。 なぜ、両親が登場しないのか?家族に秘められた謎も明らかになっていくので、飽きさせない構成で楽しめました。

Posted byブクログ

2023/01/23

・安楽椅子探偵 ・登場人物に温かみがあり魅力的 ・連作短編から怒濤のラストへ ・さわやかな読後感 ・書店で手に取らせるタイトルと表紙 ・ただし、原題『物語は紫煙の彼方に』の方が絶対良い ・⇒話の深みと面白さが増すので

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2023/01/23

著者のミステリ愛あふれる作品。 世界観がすごくいい。 舞台は現代の日本だが、 中学生のころ、海外ミステリを読んでいたころを思い出した。 事件の説明に「図」が出てくるのがうれしい。 キャラクターが魅力的で、やり取りが生き生きしている。 終章は圧巻。 “安楽椅子探偵”作品ながら手...

著者のミステリ愛あふれる作品。 世界観がすごくいい。 舞台は現代の日本だが、 中学生のころ、海外ミステリを読んでいたころを思い出した。 事件の説明に「図」が出てくるのがうれしい。 キャラクターが魅力的で、やり取りが生き生きしている。 終章は圧巻。 “安楽椅子探偵”作品ながら手に汗握る展開で 見事に伏線をすべて回収。 ミステリを読み慣れていない人も充分に楽しめる。 続編に期待!

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