名探偵のままでいて の商品レビュー

小西マサテル(著者)

2023/02/12

連作短編なので徐々にミステリ色が深まっていくのですが最終章は怒涛の展開でした。犯人はわかれど、さらに深い因縁は想像できなかった。

ミステリ小説ではあるものの優しい空気が纏わるミステリなのでミステリを読まない方にもおすすめできる、このミス大賞っぽい1冊だと思います。

2023/05/01

2023このミス大賞 大賞
レビー小体型認知症の安楽椅子探偵おじいちゃんのミステリー短編集。ヒントが随所に散りばめられ、違和感に気づけば読者も推理が可能なスタイル。最後の盛り上がりも○、『女か虎か』に寄せた(?)リドルストーリー的ラストも素敵。ライトでサクッと読めました。面白かったです、

2023/02/12

素晴らしかった
最初は読みにくいかな~と思ったけど、やっぱり読み進めていくと、はまるはまる。
ミステリ最高！

2023/02/11

本格ミステリと呼ぶには物足りなさはあるものの、日常パートが軽快で読みやすい。

「女か虎か」をオマージュした、最後がオシャレ！
だから2人の男性との関係を思わせぶりにしていたのかと。

2023/02/05

サクサク読めた。キャラクターがよくドラマ化の匂いがする。
ナイナイのANNでもお馴染みの放送作家さんの作品で、これが処女作とはすごい。
次作も続編で読みたいし、新しいキャラが出てくる作品も読んでみたい。スピンオフ作品も出来そうで夢が膨らむ。
久しぶりに良いミステリーに出会えた。

2023/02/05

最終話がよかった。ミステリー好きなら、もっとグッとくるところがあるんだろうけど。
認知症が身近になって「記憶」が不思議なものだとつくづく思う。

2023/02/01

自分がこの本を手にした時に想像していたよりも面白い作品でした。物語の設定上、認知症を患う祖父が探偵役となり、謎を解き明かすのは大方予想がついていましたが、個人的に良かったと思うのは、短編の構成かなと思います。

短編の構成として、「日常パート」→「出題パート」→「解決パート」となっており、出題パートを読みこめば、主人公と同じ気持ちで謎に向き合うことができるため、謎に対する挑戦心が掻き立てられすごくワクワク・ドキドキ出来ました。そして物語の結末も読者への挑戦状のようになっており、最後までミステリー好きを楽しませる構成だなぁと思いました。

短編ごとだけ切り取ってみると、とても好きな作品でしたが、物語の最終話の事件が少し期待してたのとは違ったかなぁと思ったので、評価は星4です。もちろん前述した最後の挑戦状の部分は、例外的に1番お気に入りのポイントです！

2023/01/30

主人公と祖父の関係、もうこの世界観好きすぎます。そして他登場人物もとても魅力的、ミステリファンには嬉しい要素も満載でとても楽しめました。
トリックや謎解きは本格とは言えないかもしれませんが、この作品の面白さはそこ以外にあると思いました。

2023/01/29

僕はミステリー小説に関して詳しくはないのですが、最後までミステリー要素の強い本だと思いました。
何故なら、文中にリドルストーリーという言葉が登場しますが、この作品も最後の結末はどちらと付き合うのか、どちらに恋心を抱いたのかが想像の仕方で感じ取ることが異なると考えたからです。
そして、色んなミステリー小説から引用されている言葉があり、様々なミステリー小説に興味を持つことが出来るきっかけの本となりました。
最後に、様々な観点をくれる本でもあり、物語自体も感動する場面があるので読後感はかなりありました。

2023/01/29

スラスラ読める作品だった
本当に構成作家さんだけあってまるでドラマを見ているような感じだった。
ありそうでなかった視点だったし、NHKのドラマとかで見てみたいなと
続編もまだまだかけそうな雰囲気だし
今後に期待したいシリーズになりそうです