言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼 の商品レビュー
おっもしろかった 大学で日本語学を専攻していたので、懐かしさがとても深かった笑 入学してあまり経っていない頃、1年生前期の数少ない専攻関連の授業の後に数人と行った学食で、「ごはんを『よそう』と『つぐ』の違いって何?方言?」の議論をしたことを思い出した。 そういうところで議論が...
おっもしろかった 大学で日本語学を専攻していたので、懐かしさがとても深かった笑 入学してあまり経っていない頃、1年生前期の数少ない専攻関連の授業の後に数人と行った学食で、「ごはんを『よそう』と『つぐ』の違いって何?方言?」の議論をしたことを思い出した。 そういうところで議論が出来る友人と出会えたんだ、とすごく嬉しかったことも。 プロローグにあった、 「理屈は分からないのに、なぜか正解を知ってる」 「超身近な問題で、誰でも正誤判定ができて、それなのに証明過程が分からない。そういう問題に取り組む一大ドラマを味わえ」る。 まさにここがミソで、こういうところが好きで、私は『文学』じゃなくて、『言語としての日本語』が学びたくて専攻を選んだんだよなぁ、と読み進めながら何度も思った。 今でもとても高校生の自分の選択を褒めてあげたくなるし、同じ専攻だった同期にはもちろん、高校の国語教師をしている知り合いにもお勧めしようと思う。
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軽い気持ちで読みましたが、めっちゃ面白かったです。 普段本当に何気なく使っている日本語、特に理由がなさそうなところにも理由があるとは知りませんでした。 ゆるい会話で進むので、2時間ほどでサクッと読めたのもよかったです。
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ポッドキャストでゆる言語学ラジオを聞くようになり、言語学という学問があることを知りました。日常で何気なく使っている言葉も考え始めると知らないことばかりで新しい学びが沢山ありました。おふたりの声が聞こえてきそうなくらい軽快な会話型で綴られており、楽しく読めました。
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ポッドキャスト「ゆる言語学ラジオ」をいつも愛聴しており、番組の雰囲気さながらの、ゆるく楽しい書籍となっていました。
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「オノマトペを使えば、子どもは単語を理解しやすくなる」(147頁)動詞の高度な一般化の話は、最後の小話も含めて面白く、投げるは、紙屑を投げるときもボールを投げるときも、使うと理解することはりんごといったモノに対応した名詞を覚えることよりも小さな子には難しい。日常の出来事に対しても...
「オノマトペを使えば、子どもは単語を理解しやすくなる」(147頁)動詞の高度な一般化の話は、最後の小話も含めて面白く、投げるは、紙屑を投げるときもボールを投げるときも、使うと理解することはりんごといったモノに対応した名詞を覚えることよりも小さな子には難しい。日常の出来事に対しても、それを一般化できるかは大人でも高度な判断でした。
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言葉っておもしれー!ただでさえ日常に溢れる言葉が気になるたちなのに、この本や、まだ見てないけどYouTubeチャンネルやPodcastなんかを浴びたらますます気になってしまいそう。言語学いいなあ。 【読んだ目的・理由】本屋で気になったから/同僚がYouTubeチャンネルをおすす...
言葉っておもしれー!ただでさえ日常に溢れる言葉が気になるたちなのに、この本や、まだ見てないけどYouTubeチャンネルやPodcastなんかを浴びたらますます気になってしまいそう。言語学いいなあ。 【読んだ目的・理由】本屋で気になったから/同僚がYouTubeチャンネルをおすすめしていたから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.0 【一番好きな表現】特になし
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23/8/4〜8/9 動詞の一般化 サッカーをしているときに「蹴る」を学習すると、サッカーボールをキックするときにしか「蹴る」は使えないと思い込む 「を」は、その名詞にある程度影響を与えてたり、強く働きかけてたりすることが多いんです。 「犬ぞり」の事例も考えてみましょうか。 ...
23/8/4〜8/9 動詞の一般化 サッカーをしているときに「蹴る」を学習すると、サッカーボールをキックするときにしか「蹴る」は使えないと思い込む 「を」は、その名詞にある程度影響を与えてたり、強く働きかけてたりすることが多いんです。 「犬ぞり」の事例も考えてみましょうか。 そりは斜面に対してかなり影響を与えるので、「に」よりも「を」の方がしっくり来る。 「犬ぞりで山に登る」は臨場感がない。気づいたら山頂にいる感じ。 一方、「犬ぞりで山を登る」は、雪を舞い上げながら斜面を登る大男のイメージがありありと 湧いてくる。
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言語学者ではないが筋金入りの「言語オタク」が、ことばの魅力を言語学素人の友人に語る、という人気のYouTube チャンネルをもとにした対談形式の本。「ドクガエル」と「ドクトカゲ」、トカゲに濁点が付かないのはなぜ?「えーっと」と「あのー」はどう違う?理屈はわからないものの、普段使い...
言語学者ではないが筋金入りの「言語オタク」が、ことばの魅力を言語学素人の友人に語る、という人気のYouTube チャンネルをもとにした対談形式の本。「ドクガエル」と「ドクトカゲ」、トカゲに濁点が付かないのはなぜ?「えーっと」と「あのー」はどう違う?理屈はわからないものの、普段使い分けはできている私たち。そこを「なぜ?」と考えていくおもしろさを、二人のゆるい会話に沿って体験できます。読めばもう沼の中かも??
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
え、「知らない言葉に出会ったら調べる」って、普通じゃなかったの…?! めっちゃおもろい。一気読み。 特に「を」沼は感動。 「乱世に生きた」のは時代に振り回された人で、キングダムみたいな人は「乱世を生きた」、納得いくわー。 でも外来語には適応されないとかだから、正確には「日本語沼」だよね。「ドクヂワワ」って可愛いけど。
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ゆる言語学らじおから購入しました。 素朴な言語の面白さを丁寧に描いています。 こどものころの疑問を明らかになるような面白さがあります。 一方でらじおから入った人にとっては、情報量が控えめになっており、物足りない感も割とあります。これは本と動画の媒体の違いかなぁ。 面白かった...
ゆる言語学らじおから購入しました。 素朴な言語の面白さを丁寧に描いています。 こどものころの疑問を明らかになるような面白さがあります。 一方でらじおから入った人にとっては、情報量が控えめになっており、物足りない感も割とあります。これは本と動画の媒体の違いかなぁ。 面白かったのは、活字にすると水野さんのサイコっぽさが滲み出てくること 動画だと本人の人の良さで流してしまいがちだったけど、緩やかにおかしいよやっぱり… 繰り返すけど水野さんの後書きは全体的におかしい 多分1番面白かったのが後書きでした
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