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秋雨物語 の商品レビュー

3.4

52件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2023/04/17

※☆の数は3ですが、3.5くらいの気持ちです 4つの雨が降るお話が収録されていますが、ひとつめの「餓鬼の田」は他3つと比べるととても短いです。 個人的に1番面白かったのは3番目の「白鳥の歌」 オーディオと歌唱の蘊蓄が盛りだくさんですが、ストーリーが魅力的なので 特に興味のないジ...

※☆の数は3ですが、3.5くらいの気持ちです 4つの雨が降るお話が収録されていますが、ひとつめの「餓鬼の田」は他3つと比べるととても短いです。 個人的に1番面白かったのは3番目の「白鳥の歌」 オーディオと歌唱の蘊蓄が盛りだくさんですが、ストーリーが魅力的なので 特に興味のないジャンルの蘊蓄が楽しく読めました。 1番読むのが辛かったのは「フーグ」しかも長くてへこたれそうになりました。 中年男性を縦横無尽に移動させる宇宙の意思…どうでもいいなぁ でもオチはそう来たか~と感心しました。凄くホラーらしくていいです。 しかしこのオチの為なら意味の分からない宇宙の意思にも付き合える!というほどではないです。

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2023/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。ホラー風味のミステリー、ミステリー風味のホラーの両方を味わえるし、めっちゃ真面目に書いてるなっていう印象。理屈付けが丁寧。 「餓鬼の田」 餓鬼とはなにかの話をして、やっぱりなんらかの力があって、スッと恋心が覚めていくのが面白い。 「フーグ」 フーグとはなにかと思ったら、解離性遁走。面白い。そしてオチよ。やけにウォーターベッドが出てくるじゃんと思ったら。伏線の張り方きちんとしてて面白かった。 「白鳥の歌」 スワンソングにそんな意味があったとは。死ぬ寸前の美しい歌声。なるほどな。 黒人のロスの浮かない表情の理由もわかる。ロスさん可哀想すぎ。 病気の声かあ。 「こっくりさん」 遼人の天才的な頭脳によるやらせかと思ったらマジであったという。こっくりさんの新解釈面白い。 主人公は小市民的だし、カッとなって殺しちゃうしで、やばい。 そしてこっくりさんのメッセージは悪意というかなげやりというか。全然励ましじゃないの面白いな。 最後みんな良い景色というか心霊スポットに行って死んだのかな? 沙織さんは気持ちは晴れて死ねたのかな。

Posted byブクログ

2023/03/16

ホラー短編集。 あんまり刺さらなかったけど、さくっと読めるからちょっとした隙間時間に読むにはいいかも?

Posted byブクログ

2023/03/04

11月の秋雨が降る季節に起こるホラー4篇を収録。静謐でジワジワくる恐怖に、夜は読むことを断念。命懸けの儀式『こっくりさん』は怖い。地獄が満員なので亡者が仮釈放で娑婆に溢れている説も怖い。

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2023/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】餓鬼の田/フーグ/白鳥の歌/こっくりさん 「餓鬼の田」美晴は意中の同僚・青田に近づくが、彼は奇妙な宿命を負っていると話す。 「フーグ」フーグとは解離性遁走のこと。行方不明になった作家はどこにいたか。 「白鳥の歌」売れない作家の大西令文は、ノンフィクションを書くよう依頼され、依頼主の元へ行く。そこで無名のソプラノ歌手の伝記を書くよう依頼され、その彼女について調べた探偵の報告を一緒に聞くことになる。 「こっくりさん」小学生の拓矢、遼人、進一、楓が行った「こっくりさん」のロシアンルーレットバージョン。長じて拓矢らはその本当の意味を知る。 ホラーだけど、そんなに怖くない…気がする。

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2023/02/18

「餓鬼の田」「フーグ」「白鳥の歌」「こっくりさん」 2009年から2022年の間に初出された中短編が収録された作品集。 一話目は地元・立山が舞台という事もあり、良く知る観光名所を脳内で再生しながら読み進める。 これと言った欠点もないが何故か女性に縁がない奇妙な宿命を背負った男性...

「餓鬼の田」「フーグ」「白鳥の歌」「こっくりさん」 2009年から2022年の間に初出された中短編が収録された作品集。 一話目は地元・立山が舞台という事もあり、良く知る観光名所を脳内で再生しながら読み進める。 これと言った欠点もないが何故か女性に縁がない奇妙な宿命を背負った男性。 ラスト7行の反転が不気味な余韻を残す。 最終話の『こっくりさん』は放課後の美術室で息を潜めながら友達と行った事を思い出した。 本作で描かれるこっくりさんは、イヤミスとホラーを融合したような趣。 四編に共通して描かれる秋雨がダークさを醸し出す。

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2023/02/13

世にも奇妙…みたいなお話たちでした。 前振りに惹き込まれるのだけど、期待した分オチが弱い印象になる。

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2023/02/10

貴志さんの新作。んー、どうしても過去の作品と比べてしまう。そしてそうなるとムムムッ…って感じ。代表作は「黒い家」や「悪の教典」「新世界より」などなど枚挙にいとまがない。 そうは言っても今作の短編集もまずまず楽しめた。餓鬼の田、ちょっとコミカルな感じもある。でもそんなことあったら...

貴志さんの新作。んー、どうしても過去の作品と比べてしまう。そしてそうなるとムムムッ…って感じ。代表作は「黒い家」や「悪の教典」「新世界より」などなど枚挙にいとまがない。 そうは言っても今作の短編集もまずまず楽しめた。餓鬼の田、ちょっとコミカルな感じもある。でもそんなことあったら嫌だなと。「フーグ」ではどうなるの?って感じで進んでいき、なるほど!と思わせるラスト。「白鳥の歌」はどこに話が向かって行くの?と思わせる。そして私の中ではちょいオチが弱い。「こっくりさん」は著者らしいホラーテイスト。ラストはやっぱり?

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2023/02/10

貴志祐介の最新作は、ホラーのような世にも奇妙な話チックな短編4編構成でしたが、冒頭の話はライトな奇妙な話でしたが、その後の3編は、なかなかに練られた肉厚な内容の作品で、貴志祐介らしさが感じられる作品で面白かったです!

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2023/02/06

タイトルと表紙絵に惹かれて読んだ奇譚集。 怖いと評判だったからハードルを上げすぎたか、どれもこれもいつ怖くなるんだろうと思っているうちに終わった。 話がくどくて、だからなんなの?っていう感じで全く怖くない。ヒヤリともゾッともしないで読了。 貴志さん、「黒い家」は怖かったのにな〜

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