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秋雨物語 の商品レビュー

3.4

49件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2023/11/10

貴志祐介作品は久しぶりですね…久しぶりすぎて前に何読んだか覚えてませんが(^^;) 貴志氏は長編が面白いと思ってたので、短編4作というのが意外で読んでみたんですが…なんというか、うーん、帯の文句ほど怖くはなく…。『フーグ』が一番ゾワリと来ましたが、他の3編はいずれもオチがあまいと...

貴志祐介作品は久しぶりですね…久しぶりすぎて前に何読んだか覚えてませんが(^^;) 貴志氏は長編が面白いと思ってたので、短編4作というのが意外で読んでみたんですが…なんというか、うーん、帯の文句ほど怖くはなく…。『フーグ』が一番ゾワリと来ましたが、他の3編はいずれもオチがあまいというか…それで?それで?と読み進めて最後ソレかい、みたいな。

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2023/11/01

どちらも好きだけど強いて言えば、梅雨〜のほうがミステリー色の強い作品が多くてこちらは最後すっきりしないものが多い。

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2023/10/30

大好きな貴志祐介さんの本、KADOKAWAの株主優待で手に入れた本。 短編集だったー!!あたしは長文が好き。 「面白いぞ!」とのめり込んでもあっという間に話が終わるので短編は苦手。 最後の「こっくりさん」の話が、面白かった。病院のモルヒネ横領で、末期癌患者に投与されず、患者は苦し...

大好きな貴志祐介さんの本、KADOKAWAの株主優待で手に入れた本。 短編集だったー!!あたしは長文が好き。 「面白いぞ!」とのめり込んでもあっという間に話が終わるので短編は苦手。 最後の「こっくりさん」の話が、面白かった。病院のモルヒネ横領で、末期癌患者に投与されず、患者は苦しみ抜いて死ぬ。想像しただけでも恐ろしい

Posted byブクログ

2024/01/29

『梅雨物語』の美しさと妖しさに驚愕したのでこちらも。 やはりゾクゾクさせてくれました。 『フーグ』は主人公が何故こんな目に遭うのか 最後まで不明で、それがまたまた怖かった。

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2023/10/02

ホラー短編集。 4つのうち、1つ目はなんだかよくわからず、首をひねるラスト。 ほか3つはホラーとミステリ風味で良き。 いずれもテンポよく読み進められ、さっくりホラーを味わいたい時に有用。

Posted byブクログ

2023/09/14

短編集だが、みっしり中身の詰まった充実の読み応え。直近の『我々は、みな孤独である』の霊能力者がしれっと出演していたりする。気に入っているのか。 正直『餓鬼の田』は身も蓋もないと思ったが、他の3編が素晴らしい。いずれも冒頭からは想像もつかなかった結末に導かれ、読んでいて最後までハラ...

短編集だが、みっしり中身の詰まった充実の読み応え。直近の『我々は、みな孤独である』の霊能力者がしれっと出演していたりする。気に入っているのか。 正直『餓鬼の田』は身も蓋もないと思ったが、他の3編が素晴らしい。いずれも冒頭からは想像もつかなかった結末に導かれ、読んでいて最後までハラハラ、読み終わって感嘆のため息が出る充足感。特に『フーグ』は秀逸。ラスト5行は夢に出る怖さ。何気なく読んでいた描写がここにきて繰り返されることで「あっ」と思う。脳裏にはっきり像が結ばれるような、イマジネーションをぐさぐさ刺激してくる強烈な結びだった。 角川ハード版を読んだが、目次のデザインがいい。 あと時々作家業そのものに対する自虐が炸裂しているが、編集者は何も言わないのだろうか。筒井康隆の「士農工商SF作家」なんて言葉を思い出す。

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2023/09/13

'23年9月13日、読了。久々の、貴志祐介さんの著作…。 もちろん、僕個人の感想ですが…唸るほど、素晴らしかった!ほとんどイッキに、読んでしまいました! 前半の二編、「餓鬼の田」と「フーグ」に、同じと思われる占い師が登場するので…このまま全作品に登場するのかな?と思...

'23年9月13日、読了。久々の、貴志祐介さんの著作…。 もちろん、僕個人の感想ですが…唸るほど、素晴らしかった!ほとんどイッキに、読んでしまいました! 前半の二編、「餓鬼の田」と「フーグ」に、同じと思われる占い師が登場するので…このまま全作品に登場するのかな?と思いましたが…後半の二編「白鳥の歌」と「こっくりさん」は全く違う話でした。 ただ、四作全てで、「秋雨」が…なんだかどんよりと、そしてじんわりと怖かった。 「餓鬼の田」…美しくも恐ろしい、短編でした。僕は、これが一番好きです。 「フーグ」…一番引き込まれたのは、これかも。結末も、ゾッとしました。 「白鳥の歌」…美しいものを、裏返してはいけない。 主人公が、昔大好きだったギタリストにそっくりな名前で…まさか、貴志さんも?単なる偶然? 「こっくりさん」…僕にとっては、一番『優しい』話でした。 以前、読書家NORAxxさんに勧められて、貴志祐介さんの「グロい」小説(失礼!)を何作が読んで以来、久しぶりでしたが…この方は、やはり凄い作家さんですね!続編「梅雨物語」も、必ず読みます!

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2024/05/19

人知の及ばぬ得体の知れない怖さ。 餓鬼の田:生地獄と人間の業 フーグ:解離性遁走 白鳥の歌:白鳥は死直前美しく鳴く コックリさん

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2023/06/24

4話の暗黒奇譚集。 静かに始まる…それがゆるやかに加速しだして結末はこちら側に委ねられる、とそんな妙な気持ちになる話である。 まさに帯にあったように生きながら、地獄に落ちるということなんだろうか。 震えてしまうような恐怖はなくとも経験したくはないと思える怖さはある。 それは、不...

4話の暗黒奇譚集。 静かに始まる…それがゆるやかに加速しだして結末はこちら側に委ねられる、とそんな妙な気持ちになる話である。 まさに帯にあったように生きながら、地獄に落ちるということなんだろうか。 震えてしまうような恐怖はなくとも経験したくはないと思える怖さはある。 それは、不可解だと思ってしまう出来事だからかもしれない。 「餓鬼の田」〜奇妙な宿命を背負った男が語る、おぞましくも悲しい因果の物語。 前世の記憶に絡めとられてもはや現実の自分をまともに見ることができないとは…。 「フーグ」〜作家が体験した超常現象の記録。たどり着いた戦慄の真相とは。 夢の中の出来事だと思うには不可解すぎて、瞬間移動現象を起こしている身体をどうにもできない、恐怖に向かって引き寄せられしまう最期。 「白鳥の歌」〜無名歌手が残した空極の絶唱には恐るべき秘密があった。 あまりにも魅了される美声に込められたのは壮絶な思いからだけではないだろう。 「こっくりさん」〜追い詰められた人々が挑む禁忌の儀式。命懸けのゲームの結末は。 小学生の頃、友人たちとこっくりさんをしたことがあったのを思い出した。 命懸けではなかったが…。

Posted byブクログ

2023/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どの話も面白かったけど、怖い感じはせずちょっと予想と違ったかなぁ。 フーグが今時ウォーターベッドと思ったけど、オチでなるほどと。 これは、ウォーターベットじゃなければできないオチだな。

Posted byブクログ