1,800円以上の注文で送料無料

死にがいを求めて生きているの の商品レビュー

3.9

275件のお客様レビュー

  1. 5つ

    73

  2. 4つ

    113

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2022/11/11

朝井リョウさんの本は買う!精神でたまたま買ったら、「螺旋」シリーズとのこと。同時に買った伊坂幸太郎さんのシーソーモンスターと同シリーズという偶然☺️わくわく。平成を担当する朝井さんは平成の対立を描こうとして、平成はとことん対立を無くそうとしていることに思い当たったそう。 物語は...

朝井リョウさんの本は買う!精神でたまたま買ったら、「螺旋」シリーズとのこと。同時に買った伊坂幸太郎さんのシーソーモンスターと同シリーズという偶然☺️わくわく。平成を担当する朝井さんは平成の対立を描こうとして、平成はとことん対立を無くそうとしていることに思い当たったそう。 物語は海族山族にまつわる対立の言い伝え?を軸に小学生〜大学生まで堀北雄介に関わった人物の視点から描かれる。 どこかに対立を生もうと、諍いに首を突っ込もうとする雄介。 どこかにいそうだなあという感じがする。 朝井さんは物語の中で、平成の世の生きづらさを描いている。朝井さんは物語で伝えたいことをビシッとストレートに伝えてくるイメージ。本作も最後の章の南水智也の脳内での語りは朝井リョウのメッセージ!!感が強かった。このメッセージ感は好き嫌いが別れそうだけど、わたしはとても好ましく感じる。みんなでもやもや悩んでいこうよ。

Posted byブクログ

2022/11/11

朝井りょうさんらしい、少年期~の内情が細かく綴られた作品でした。 「螺旋プロジェクト」という事で、以前「シーソーモンスター」は読んだのですが、もう内容は忘れてしまっていて、繋がりなどは分かりませんでした・・・

Posted byブクログ

2022/11/11

螺旋プロジェクトの2作品目(私にとって) 本作品の海族は南水智也、山族は堀北雄介! そして、舞台は北海道! 昏睡状態の南水智也を献身的に看病する堀北雄介!? 螺旋プロジェクトを知っている人にとっては何故?かと思う事、必至!!! 本作品は南水智也が昏睡に至るまでの半生と堀北雄...

螺旋プロジェクトの2作品目(私にとって) 本作品の海族は南水智也、山族は堀北雄介! そして、舞台は北海道! 昏睡状態の南水智也を献身的に看病する堀北雄介!? 螺旋プロジェクトを知っている人にとっては何故?かと思う事、必至!!! 本作品は南水智也が昏睡に至るまでの半生と堀北雄介の関係を彼らの周囲に存在する人々の視点で描かれていく・・・ 白井友里子:南水智也の担当看護師、死に向き合いすぎている自分の仕事に疲れを感じ始めている。感受性の強すぎる弟を心配に思う 前田一洋:転校生、小学生の南水智也と堀北雄介の友人、帝国のルールが好き!堀北雄介が苦手 坂本亜矢奈:智也たちの中学の同級生!智也と同じ水泳部で智也に引かれている!堀北雄介が苦手 安藤与志樹:レイブの代表者!北海道大学の学生!次世代最北端のメンバーに堀北雄介と共に選ばれる 弓削晃久:番組制作会社のディレクター、凄腕の後輩と鳴かず飛ばずの自分に苦悩している中年男性! 安藤くんや弓削さん、そして堀北雄介の生き方は非常に疲れる。 何者や何かに憧れるのを辞めて楽な仕事を選べばいいのにと思ってしまいながら、昔の自分が一時期、努力しないで、何か成し遂げる人に成れないかと思っていた事を思い出した!

Posted byブクログ

2022/11/08

雄介にゾッとする反面、自分を重ねたり同情したりしてて、もう うわ〜!って感情ぐちゃぐちゃになった。難しかったけど言い表せない感情が癖になりました

Posted byブクログ

2022/11/07

8組の作家による「螺旋プロジェクト」の1作。 1作品目なので本プロジェクトの面白さはまだ 感じることができていませんが、1作品としても「螺旋」状に話が進んでいるのを噛み締めながら楽しめました。 一人の人物をフォーカスした短編の集まりでありながらも、全編にわたり絡んでくる堀北雄介と...

8組の作家による「螺旋プロジェクト」の1作。 1作品目なので本プロジェクトの面白さはまだ 感じることができていませんが、1作品としても「螺旋」状に話が進んでいるのを噛み締めながら楽しめました。 一人の人物をフォーカスした短編の集まりでありながらも、全編にわたり絡んでくる堀北雄介と南水智也の動きを追う展開は螺旋状にぐるぐる回りながら話が進んでいく様で面白い構成でした。 内容は「生きがい」や「対立」について論じ過ぎていて、ストーリーがどこかちぐはぐでこじつけているように感じてしまいました。

Posted byブクログ

2022/11/07

生きる目的と手段が逆転してるというテーマ。10年前に読んでいたら刺さったかもしれないが、今はもう抜け出したかな。

Posted byブクログ

2022/11/06

中公文庫の企画である螺旋プロジェクト、このルールに縛られすぎてて物語が退屈なものになってる感がある。

Posted byブクログ

2022/11/04

雄介には嫌悪を抱くけれど誰しもが雄介になりうる一面を持っており、生きがい?を求める登場人物達の苦しみに心が抉られるような思いでした。 螺旋シリーズなので元も子もないですが、海山伝説が出てこない本作が見てみたいと感じました。

Posted byブクログ

2022/10/31

作家さんが違うと同じテーマでも全く違う話になるんだなぁ。。 うーん。 正直あまり好きでないなこの話。

Posted byブクログ

2022/10/31

ある程度年齢を重ねると、生きがいと死にがいの差異が無くなるような気がする。生きがいの成就が転じて死にがいとなるような。 その死にがいを朝井さんがどんな風に書かれたのだろうと思っていた。ちょっと、内容が違った。 小説の冒頭には、読み急ぎたくなるストーリーがある。植物状態となった親友...

ある程度年齢を重ねると、生きがいと死にがいの差異が無くなるような気がする。生きがいの成就が転じて死にがいとなるような。 その死にがいを朝井さんがどんな風に書かれたのだろうと思っていた。ちょっと、内容が違った。 小説の冒頭には、読み急ぎたくなるストーリーがある。植物状態となった親友に寄り添う若者の姿。 そして、そこから、彼らが小学生から大学生まで過ごした平成という時代が丹念に書かれる。各時代の連作短編の構成。ラストは、植物状態と思われていた青年の意思が動き始める。...そして、次の近未来に繋がっていくのだと思うのですが。 「小説BOC」の螺旋プロジェクトの平成を描いた一冊との事です。プロジェクトの中の小説とは知らず読んでしまったので、途中、朝井さんぽくないなとか、ちょっと変わった挿入話に、無理するな〜。とか、迂闊な感想。共通のルールがあるんですね。 素晴らしいメンバーのプロジェクトですので、全部読んで、全作品が繋がる瞬間を味わいたいなと思います。

Posted byブクログ