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仕掛島 の商品レビュー

3.5

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

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2024/12/07

遺言状により、瀬戸内海の孤島「斜島」に集められた西大寺家とその関係者。そこに建つ奇妙な館「御影荘」。接近する二つの台風によりクローズドサークルに。そして、起きてしまう殺人事件。 ミステリーとしては王道中の王道の設定。 そこに加わる、怪しい探偵に、炸裂するユーモア溢れる東川篤哉節。...

遺言状により、瀬戸内海の孤島「斜島」に集められた西大寺家とその関係者。そこに建つ奇妙な館「御影荘」。接近する二つの台風によりクローズドサークルに。そして、起きてしまう殺人事件。 ミステリーとしては王道中の王道の設定。 そこに加わる、怪しい探偵に、炸裂するユーモア溢れる東川篤哉節。 つっこみを入れたくなる様なトリックでしたが、映像化されたらどんな風に表現されるのか1人でワクワクしながら妄想してしまいました。

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2024/09/22

えぇ...。この仕掛島の仕掛けは「ナシ」だろう。仮にも推理小説ならば多少でもいいのでロジカルな部分が欲しいのだが、どう説明されてもピンとこないぶっ飛んだ仕掛け。これが大軸となっているのでどうにも乗り切れないまま終了。またコミカルなのにあまりテンポが良くないのでやたらと長く感じ、読...

えぇ...。この仕掛島の仕掛けは「ナシ」だろう。仮にも推理小説ならば多少でもいいのでロジカルな部分が欲しいのだが、どう説明されてもピンとこないぶっ飛んだ仕掛け。これが大軸となっているのでどうにも乗り切れないまま終了。またコミカルなのにあまりテンポが良くないのでやたらと長く感じ、読み終わるのに非常に時間がかかった。ただ謎だったプロローグがきっちり効果的なのにはお見事!と感嘆。岡山県という特質?を活かした設定も「岡山あるある」と楽しめた。ただ終始独特のコメディ調の文章が個人的に相性が良くないようだ。

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2024/09/21

実際にはこんな島&館ありえないのでは…??っていう設定と、お約束のクローズドサークル、面白かった!! 最初はおちゃらけ登場人物たちの会話に慣れなかったけど、読んでいくうちにクセになるというか。

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2024/07/28

岡山の名士が亡くなり、遺言に従って瀬戸内の離島に集められた一族の面々。球形展望室を有する風変わりな別荘・御影荘で遺言状が読みあげられた翌朝、相続人の一人が死体となって発見される。折しも嵐によって島は外界から孤絶する事態に。幽霊の目撃、鬼面の怪人物の跳梁、そして二十年前の人間消失...

岡山の名士が亡くなり、遺言に従って瀬戸内の離島に集められた一族の面々。球形展望室を有する風変わりな別荘・御影荘で遺言状が読みあげられた翌朝、相続人の一人が死体となって発見される。折しも嵐によって島は外界から孤絶する事態に。幽霊の目撃、鬼面の怪人物の跳梁、そして二十年前の人間消失――続発する怪事の果てに、読者の眼前に驚天動地の真相が現出する! 本屋大賞作家が満を持して放つ、謎解きの興趣とユーモアあふれる本格推理長編。 東川篤哉の作品は、あまり読んだことがないけど、なんだか軽いかんじというかライトノベルみたいなかんじのノリもあったりして、なんだか読みやすいようなかんじだった。まぁ、ちょっとその軽いノリみたいのが、たまにうんざりするところはあったけど、まぁテンポよく話が進んでいったのではないかなと思ったりもした。 岡山の名士が亡くなり、その遺族が遺言書に基づいて、別荘がある瀬戸内海の孤島に集まる。なぜか、そこには20年前に音信不通となった甥っ子もいる。この甥っ子、なんか癖がある感じだし、遺族も本人もなんで呼ばれたのか分からないかんじ。 そもそも、この別荘がある孤島に集まるのだって、ちゃんとした場で「遺言書パート1」なるもので、「パート2は別荘で全員が集まった時に開示」っていうのだから謎すぎる。 パート1の遺言書発表のときなんて、なんだか金田一耕助シリーズの「犬神家の一族」みたいだったし。岡山だし、ちょっと雰囲気あった。犬神家の一族は岡山じゃないけど。 まぁ、当たり前のように殺人事件が起きて、探偵が調査に乗り出すんだけど、最初の頃はやる気満々だったのに、それが誰も依頼していない=金にはならないって分かったら調査をやめる探偵って、本当に初めて見た。確かに、冷静に考えてみると、こんなクローズドサークルで誰も依頼していないのに、探偵は嬉々として事件を調査するけど、それって探偵の性分みたいなもんだろうけど、苦労してたまには危険な目にあったり、助手が襲われたりしても、それって何の一銭にもならないんだよね。それに気がついたこの探偵すごいなって思った。 だけど、結局、この事件の調査に乗り出さなければならなくなり、弁護士の沙耶香を助手に聞き込みだったり、捜査をしていくんだけど、やっぱり少し危険な目にあったりする。あの丸太橋を越えるシーンは、私だったら無理だなぁと想像してしまった。よく渡れたな、沙耶香さん…ってなった。 解決までけっこうあって、少し中弛みというかページが進まないところもあったけど、解決編になった瞬間に、驚きな展開が待っていた。あのシーンって意外な伏線だったのね…とか思ったし、一瞬、これってファンタジー系なミステリーなの?とか思ったけど、そんなことなく、ちゃんとしたミステリーだった。 だけど、彼のご両親の気持ちを思うとなんだか…ってなる。彼もある意味被害者だし、どうか刑が軽く済めばいいなぁと思ったりした。 探偵と弁護士の活躍はこれでおしまいかもしれないけど、なんとなくまたどこかでこの2人のワチャワチャが見たいなとも思った。どこかの孤島か山荘に閉じ込められて、仲良く喧嘩しながら事件を解決してほしいなと思ったり。 2024.7.28 読了

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2024/05/21

「館島」の続編だったらしい。といっても館島の内容は全然覚えていなかったが。 東川さんらしい軽いノリの小説。クローズドサークルなのに…

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2024/04/21

斜めに建てられた塔は、必ず何か意味があるとは思ってたけど、まさかこういう事とは…驚きでした。 そしてどこか横溝正史の『獄門島』みがあり、意外な真相も新鮮でした。

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2024/04/12

3か4か迷うところ。題名からして大掛かりなギミックがあるのだろうと疑って掛かっていたので。確かに大掛かりではあったが、それ以外のところも盛り沢山だった。また探偵役?がなんとも脱力感あふれる造形で今少し追いつけなかった。

Posted byブクログ

2024/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

瀬戸内の孤島に集められた富豪一族。亡くなった当主の遺言状が開封された翌日、うち一人が死体で発見される。台風接近に伴って本土から隔絶されたため、居合わせた探偵と弁護士はやむを得ず独自の捜査を始める。 一連の事件のメインにあたる謎は、正直トンデモ系だと思う。バカミスと称されてもおかしくはないが、残りの謎によってギリギリ回避している。特に「23年前、なぜ一族は隠蔽を選んだか」という部分からの謎解きはなるほどと思った。 プロローグの出来事が気になり、或いはこの時の中学生が滞在者の中にいるのでは?と疑い続けていたのに、和尚の話から「3人組は今本土で普通に暮らしている」とミスリードされてしまったのは悔しい。 前作「館島」はトリックも含めて(こちらもトンデモではあったが)楽しく読んだのに、それが80年代の話だったことはすっかり忘れていた。前作から既に今作への種まきがされていたのかもしれず、今後東川作品を読む上でこの点も気にしなくては、と少し思っている。

Posted byブクログ

2024/02/29

クローズドサークルものが好きなので読んでみた。事件はともかく、どこかコメディに進んで行くので非常に読みやすい。

Posted byブクログ

2024/02/24

孤島&館ものクローズドサークルミステリ。 東川篤哉先生なだけあってユーモアもあり読みやすい。 金田一少年みたいだなと思いました。 2人のコンビをまたみたいな。

Posted byブクログ