虎のたましい 人魚の涙 の商品レビュー
れいんさんの頭の中が透けて見える感じというか、自分には無い感性、言葉選び、表現ばかりで、全体的にノンビリした作品だけどどこか刺激的な感じもする作品です。 読んだ後に、もっとれいんさんを知りたくなる、れいんさんの人生を追いかけたくなりました。
Posted by
くどうれいんさん初めで読みました。 結構自分を晒け出して書いてあり、なかなか面白かったです。 ただ若い方だからなのか、自分的には感性合わないような気がしてしまいましたね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1996年岩手県生まれの若き作家さんのエッセイ。 大変書くこと、言葉が好きだということが伝わってきました。 俳句もされているのですね、素敵だなー。 日常の、何気ないような、でも実は自分にとってはいろいろと大きかったりする出来事を、丁寧に綴ること。 自分の感情の動きに敏感になる活動でもあるように思いました。 ___傷にまつわるエピソードはべつにおもしろくなくていいし、傷はかならずしも重傷でなくていい。わたしはただ、いま会話しているあなたに興味があって、その日常になにか変化があったなら、よかったらそれを聞かせてほしいのだ。 久しぶりにこの前こけて、手の傷について同僚に聞かれたときを思い出しました。 確かに、自分の傷について話す場合はいつもきっと焦って無駄なことを話していると思う。 話したいような、言い訳したいような、、、相手にもよると思う。 他者の持つ痛みについて、私はあまり気を配れる人ではないけれど、 目に見える体の傷は、少し注意したら気づける。‥ そして、この人には見られたくない、という人にはならないように、 傷について打ち明ける相手であれるように。 お花で祝福するのも素敵だなーと思いました。 以前、友人の家を訪れる際に、一輪のお花を買っていったのは、だいぶ昔だなーと。 人を祝福できる心の余裕と実際の行動。贈り物の習慣。 お花じゃなくてもいいかもだけど、なにかあげるものを決めておくと、とても楽しくなりそう。 れいんさんの地元の盛岡のお話、子どもの頃のお話など、とてもプライベートなことも共有されていて、生い立ちや人柄を知れるエピソードが魅力的でした。
Posted by
大好きなくどうれいんさんのエッセイ。 くどうさんが「働く女」になりたかった頃の話。 忙しく苦しい日々の中の、腹立ち紛れの出来事や食事の思い出の数々がしみじみ良い。 サイゼリヤの話、琥珀を買う話が特に好き。
Posted by
初読の作家さんですが、この人の文章、好きです!装丁のイメージどおり、パステルカラーで可愛らしいイラストで敢えてひらがなにしている単語の感じなどが、とてもピッタリなエッセイでした。きれいごとばかりじゃなくて、きたない感情もちゃんと書いているけど、それがかえって、精神の清潔さを表して...
初読の作家さんですが、この人の文章、好きです!装丁のイメージどおり、パステルカラーで可愛らしいイラストで敢えてひらがなにしている単語の感じなどが、とてもピッタリなエッセイでした。きれいごとばかりじゃなくて、きたない感情もちゃんと書いているけど、それがかえって、精神の清潔さを表しているように感じました。
Posted by
今まで読んだ作品と同様に楽しい内容なのだけれど、少しだけチクッとするお話が多かった。 二足のわらじで忙しくされていた時期のお話だと思うのですが、それを考えるとタイトルにとても意味があるような。さすがのセンスだな。
Posted by
自伝的エッセイ。 2020年8月〜2022年6月まで連載されたものをまとめた作品。 著者のれいんさんは、この当時、出版社の営業をしながらの作家業…。超忙しく働いていたようです。 そのためか、なんと言うか、全体的に、忙しい空気が漂っている。さまざまなことに追い立てられて、必死さ...
自伝的エッセイ。 2020年8月〜2022年6月まで連載されたものをまとめた作品。 著者のれいんさんは、この当時、出版社の営業をしながらの作家業…。超忙しく働いていたようです。 そのためか、なんと言うか、全体的に、忙しい空気が漂っている。さまざまなことに追い立てられて、必死さと言うか、いっぱいいっぱい感と言うか… なので、読んでる方もそんな気になってくる。 上がったり、下がったり、苦悩したり、吹っ切れたり。そんな様がありありと浮かぶ。良くも悪くも、滲み出てる。 滲み出る作品たち。 この頃のれいんさんをエッセイを通して、想像させていただくと やっぱり、人には、いろんな意味で、「ゆとり」が必要なんだなぁ。と感じる。 時間、お金、こころ、からだ… 忙しく、忙しない ん? いそがしい と せわしないって同じ字なんだ! 忙しく、忙しなくても、振り返る時間くらいは欲しい。 読書、インプット、ブクログ、アウトプット。 瞑想、瞑想、zzz… 「蝿を飼う」、「バックスペースが取れた」が好き。 「陶器のような恋」のももちゃんが素敵だと思った。結局、全部良いです笑 奔放な人のように見えて、カラオケがしばらく苦手だったこととか、フリースペースに入り浸ってたとか、そういうところもほっこりさせられた。 結局、等身大、ありのままを生きるのが 大切な、素敵な生き方だよなと感じた。 まんまが一番。 そんで、結局、やっぱり、良い作品でした。 「わらうおばけ」に続き2冊目のエッセイを読ませていただきましたが、さらに、著者のれいんさんを身近に感じることができました。 まんまを生きよう。
Posted by
なりたいから、これからなろうと思う。 ももちゃんの声はいつもやさしい。隣を歩いてくれているような声だ。 仕事とは返事をし続けることで、仕事ができる人とはきっと返事をし続けることができる人なのだろう。
Posted by
れいんさんのエッセイはクスッと笑いながら気づけばホロホロと泣いてしまう。 琴線に触れることが似ているのかもしれない。
Posted by
タイトルにもなっている琥珀のピアスを買うエピソードが素敵だった。 文庫版の方が表紙とタイトルの親和性が高くて好きかも、と読んだ後に気付いた
Posted by