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私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE の商品レビュー

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58件のお客様レビュー

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2024/06/20

読みながら何度も 「本当にそうだよなあ」と思った。 かくいう私はYさんみたいなタイプで、片付けも生活改善も趣味といえるほどすき。ひとの家を片付けたことも何度か。そのたびに自分にとっては息をするようにできることも、他人にとってはむずかしいことがあるのだと知る。片付けが苦手なひとに...

読みながら何度も 「本当にそうだよなあ」と思った。 かくいう私はYさんみたいなタイプで、片付けも生活改善も趣味といえるほどすき。ひとの家を片付けたことも何度か。そのたびに自分にとっては息をするようにできることも、他人にとってはむずかしいことがあるのだと知る。片付けが苦手なひとにとって、それをある種恥部だと思っている節があり、それを開示するのは勇気がいることだろう。でも向き合わないことには克服もできないのだよなあ。だからこそ開示してくれてありがとう、助け合っていこう!と都度思う。私には私の苦手があるし。 ◎新生活編 - 「これでいいや」で選ばないこと。「実は好きじゃない」を放置しないこと。 - 生活を改善することはある種の自己尊厳に関わるもの(わかる) - 誰かの生活に触れるのはたのしい(わかる) - すっきり空気が軽くなった明るい部屋からは、「幸せになっていい」と言われているようだった(自分で自分を許可していく話だなあ、めちゃだいじ) ◎本棚編 この本を読んでから、私も身近に本棚がほしいな、最近は電子書籍で買うことも多かったけど、紙でほしいなと思うことが増えて本棚を探していた。適当に済ませたくなかったので、すぐには見つからなかったが先日無事に設置したら、並べた本たちが活き活きしたし、買ったことを忘れてしまっていた本たちも蘇って、また読みたいものが増えた。しばらくは本棚の本をたのしむつもり。 ◎食事編 - 器開きの儀式、めっちゃいいな - ドレッシングが自分でつくれる、ジャムが自分でつくれるって知ったときたしかに自由になった気がしたな - かつていわれたひとことがトゲのように刺さり続けることってあるけど、茉莉子さんはそれを乗り越えていておめでとう!!!と思った。 ◎衣服編 - なにごとも準備が8割だなあ(縫いはじめると、縫うこと自体はズンズン進むよねえ) - 「迷ったときはやり直す、ですね」 - 適切にひとに頼れるのすばらしいな〜 - 一着の服も途方もない手間からできあがっているんだよなあ。自分でやると、製品として世に出ているもののすごさが再確認できる。捉え直し。 ◎生活“回復”運動編 お母さんの存在が愛! 本のなかに、いろんな本の引用があって、そこからまた新しい本との出会いがあったのもうれしかった

Posted byブクログ

2024/04/20

本棚の章。本棚を自分で作ったという話。「初めて百パーセント自分のためだけにつくった。自分で自分にかけた愛情が、そのまま返ってきている気がする。」 服の章。「人生は短い。しょうもないもの身につけてる場合やあらへん」 自分が本当にときめくものだけに囲まれた生活がしたいと思った。今...

本棚の章。本棚を自分で作ったという話。「初めて百パーセント自分のためだけにつくった。自分で自分にかけた愛情が、そのまま返ってきている気がする。」 服の章。「人生は短い。しょうもないもの身につけてる場合やあらへん」 自分が本当にときめくものだけに囲まれた生活がしたいと思った。今も部屋にいて幸せを感じることはあるけど、気に掛かってる箇所がいくつかある。一瞬一瞬、幸せだけを噛み締められるような空間にするために、生活改善運動を始めようと思った。 今の自分にぴったりな本。 少し変えるだけでなにかが大きく変わる予感がする。

Posted byブクログ

2024/04/09

よりよい日々を過ごすための安達さん流の生活改善運動についてのエッセイ。 毎日を楽しく、充実したものにしたい。一瞬一瞬を大切に生きたい。常々そう思っているのに上手くいかず、ずっとモヤモヤしていた私にとって、幸せに生きる為の手引きのような一冊になった。 とにかく、欲しかった言葉がわ...

よりよい日々を過ごすための安達さん流の生活改善運動についてのエッセイ。 毎日を楽しく、充実したものにしたい。一瞬一瞬を大切に生きたい。常々そう思っているのに上手くいかず、ずっとモヤモヤしていた私にとって、幸せに生きる為の手引きのような一冊になった。 とにかく、欲しかった言葉がわんさかと散りばめられている。 特に服についての章は、自分にも重なる部分が多かった。今の会社は制服があるので、私服を着る機会がガクンと減った。減ったからこそ、限られた週末の時間はお気に入りを身につけたい。なんとなくで選んで着ないとか、なんとなく着ていても違和感がある服から卒業したいと思えた。 ●自分の「生活」をできるだけ心地よく幸せにしていくという試みは、自分たちを貧しく、雑に扱わせてはならない、という意地につながる。 ひとりひとりの心の底に深く沈むものに目を向けることは、そのひとを丸ごと尊重することである。 ●実は好きじゃない ことを放置しないこと ●どうせ同じことをやるなら、穏やかで幸せな状態でやりたい。 ●幸せになってはいけない、という頭のなかのこの縛りは一体どこからくるのだろうか。箒でひとはき。誰かの幸せを願うように、自分の幸せを願えばいい。セルフケアは、自分だけでは完結しない。自分を通して世界を満たしていく行為なのだ。 ●自分のことを好きになるなんてよくわからなくても、自分の生活を好きなものに変えていくことは できる。たとえ制約があっても、小さなことを変えるだけで思いがけないほどに流れは変わっていく。 読み終わってから、ふと自分の部屋を見渡して絶句。生活改善運動していきましょう…。

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2024/04/06

可処分所得が増えるにつれ衣食住その他に少しずつ贅沢をするようになり、自分の人生に加わった新しい彩りに心が踊った経験は誰しもあると思う。本作はそれが人生のやや遅いステージで到来した作者の心情を綴ったもので、その感動を追体験させられるような文章は心地よくはあるのだけれど、言ってしまえ...

可処分所得が増えるにつれ衣食住その他に少しずつ贅沢をするようになり、自分の人生に加わった新しい彩りに心が踊った経験は誰しもあると思う。本作はそれが人生のやや遅いステージで到来した作者の心情を綴ったもので、その感動を追体験させられるような文章は心地よくはあるのだけれど、言ってしまえば周回遅れな作者の体験談が読者に気づきを提供できるかを考えると少し疑問ではある。グルメだけど汚部屋に住んでる、みたいな快楽追求の方向がアンバランスな人には刺さるのかな。 あと作者のメンタルヘルスが事あるごとに損なわれているのが気になる。個人的には生活の彩りって安定した収入と身体的健康っていう地盤があってこそだと思うので、大変失礼ながらこの方はその2点の改善が先決じゃないかな。

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2024/04/02

感想 自分を大切にする。何をしたいか何がほしいか。心身の声に耳を傾けられるようになる。やがて他人へも優しくなれる。それが生活を見直すこと。

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2024/03/23

私自身の生活改善運動はこの本との出会いがきっかけだった。 自分の快・不快に耳を澄まし、正直に受容する。自分がいとおしいと感じるものや心が動かされるもので自分を満たす。 他の誰でもない「自分」にとっての幸せを知り、それを臆せず目指していく運動こそが生活改善運動である。 文中より ...

私自身の生活改善運動はこの本との出会いがきっかけだった。 自分の快・不快に耳を澄まし、正直に受容する。自分がいとおしいと感じるものや心が動かされるもので自分を満たす。 他の誰でもない「自分」にとっての幸せを知り、それを臆せず目指していく運動こそが生活改善運動である。 文中より 「部屋を心地よい場所にしていくと、自分が満たされていく。私が生活改善運動を行ってきた結果、一番変わったのは実は生活そのものではなくて、自分自身だった。幸せを受け取っていいと、思えるようになった。」 生活改善運動を始めて、私自身の心はかなり大きく動かされた。一つ一つの行動の前に、自分にとって幸せな選択はなんだろうと考えるようになった。 自分の体が喜ぶ感覚を誠実に受け取れるように、そんなふうに感じる時間で自分を満たせるように、私の生活改善運動はこれからも続いていくだろう。 そして最後に、安達さんの紡ぐ言葉が大好きでいとおしくて、終始心地よさに包まれていた。 もっともっと安達さんの文章に触れていきたいと思う。出会って本当によかった1冊だ。

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2024/03/06

生活を心地よく幸福なものにするためにした生活改善運動についてのエッセイ。 こうすれば生活がよくなるという具体的なアイデアではなく、哲学的な感じ。 私は生活のことなら具体的に書いてあるのが好きなので、あまりハマらなかった。 でも、自身の母を見て、生活改善運動とは自分にとって安全な場...

生活を心地よく幸福なものにするためにした生活改善運動についてのエッセイ。 こうすれば生活がよくなるという具体的なアイデアではなく、哲学的な感じ。 私は生活のことなら具体的に書いてあるのが好きなので、あまりハマらなかった。 でも、自身の母を見て、生活改善運動とは自分にとって安全な場所を作ることなのかもと考えたところはとても共感。 きれいにするとか、おしゃれにするとかよりも家を心理的安全性が高い場所にするというのが優先度一番だなと思った。

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2024/03/05

見直そうとしていたことのアドバイスが詰まっていた。当たり前かもしれないが、私も著者と同じ様に疎かにしていた部分であったのでその心情も分かち合えて良かった。

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2024/02/24

わたしも「生活改善運動」やってる!と思って嬉しくなった。 あと、読んでる時の手触りが良くって好き! 共感の嵐で色んなページに線を引いた。 大好きな一冊!! 読み終わった後はなんだか部屋の模様替えがしたくなった。

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2024/02/18

生活をよくしよう大作戦が色々な視点から描かれたエッセイ。本棚を作る(DIYだけではなく、本選びも)は、本当に憧れ。やってみたい。 p.188 母には昔から不思議なところがあった。何事もこだわらず、動じることもなく、淡々としている。来る者拒まず、去る者は追わず。平等で、誰にでも...

生活をよくしよう大作戦が色々な視点から描かれたエッセイ。本棚を作る(DIYだけではなく、本選びも)は、本当に憧れ。やってみたい。 p.188 母には昔から不思議なところがあった。何事もこだわらず、動じることもなく、淡々としている。来る者拒まず、去る者は追わず。平等で、誰にでもやさしいが誰にも平等に執着をしない。猫がいたら撫でるし愛でるが、ベタベタするわけではない。そんな母に、ひとも動物もよく懐いた。 私が最初に出会った、私の人生のなかで一番センス・オブ・ワンダーを感じるひとが母だった。 徹底していて、無理なこと、嫌なことはなるべくしない、寒いのと暑いのが嫌いで、エアコンが好きで、盛りの日が一番好きだとよく言っていた。片付いていないのもストレスになるから片付ける。温かいほうがいいから布団乾燥機をかける。興味があることにはこだわりが強い私とは対照的に、母は「これでいいね」と笑って言うのが口癖だった。「向上心」とか「成長」とかにもおそらく特に興味がない。だけど、母のまわりの空間は自動的に快適になっていくし、まわりにいるひとは自然とリラックスしていく。何も期待されていないし、何も求められない、放し飼いされているような気楽さと安心さがあった。愛の反対は無関心というけれど、母を見ていると、愛とは基本無関心なものなのだと思わされる。それは決して、生きようが死のうがどうでもいいということではない。私が、人生もう無理かもと困ったときに、大丈夫?と助けてくれるのも母だった。寒くないように、悲しくないように、死なないようにケアをする。だけど、存在していればそれでよく、それ以上は何も聞心がない、好きにしてね、異味ないから…・・・・ということだった遊び疲れて甘え始めたチョムスンを抱っこして「はい、ねんねするよ」と話しかける店の声を聞きながら、私もこたってうとうとと眠る。優しい声。私はこの声を聞いて、育ったのだ。

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