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キュレーターの殺人 の商品レビュー

4.3

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    55

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

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2022/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三部作の中で最も濃く、猟奇的です。あのシーンは女性には強烈すぎ、R-15指定にしてほしいくらいです。前半の書き込みにくらべ、後半バタバタした感じ。あの三人にする必要あった?と思えたほど。そしてキュレーター出てきてからは説明口調になだれ込んだ印象強め。しかし、読み応え十分!怪しかったあの人、やっぱりそうでしたか。なんだか人の心理のあれこれも感じられて辛いものがあります。ラストも重い、、、。そしてイギリスの風土も伝わり、沁みる作品でした。

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2022/10/19

間違いなく今年イチ。物語の深さが3層くらいある。2作目で若干失速した感があったけど、1作目の衝撃に近いものがあった。 犯人像に近い人を3人に絞って考えていたけど、著者の思惑どおりに踊らされていた、というかそんなレベルの話じゃなかった。 ポー&ブラッドショーのコンビがま...

間違いなく今年イチ。物語の深さが3層くらいある。2作目で若干失速した感があったけど、1作目の衝撃に近いものがあった。 犯人像に近い人を3人に絞って考えていたけど、著者の思惑どおりに踊らされていた、というかそんなレベルの話じゃなかった。 ポー&ブラッドショーのコンビがますます最高!2人の冒険みたいになってる。

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2022/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ワシントンポーシリーズ第3作。 今作も分厚く600ページ越えだがこのシリーズはその分厚さを感じさせない読みやすさがある。下手にだらだらと書いてこの長さになったのではなく、ストーリーの展開がとても住む図だからだと思う。 指が2本見つかり同じようなことが3回起こる。そこでカンブリア警察の応援としてポーたちが捜査に参加することになり、キュレーターと呼ばれる犯人を捜す。 まさかという展開だったり、ポーとティリーの掛け合いなど笑えるところもあり他では味わえない読み心地だった。 続編もあるみたいなので楽しみ!

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2022/10/12

いやー面白かった。 相棒のティリーがやっぱりいい。 実際の事件が下敷きになっているけれど、日本では模倣犯は出なかったのかな。

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2022/10/09

シリーズ3作目。 1作目からずっと変わらずポーの人間臭さが魅力的。 前作から大きな変化があったステファニーとの、 より人として成長したティリーとの関係性、 読み込むほどに引き込まれました。 何重にも複雑に絡まった事件も、些細な情報から 突破口を見つけ出し真実に近づいていくポー。...

シリーズ3作目。 1作目からずっと変わらずポーの人間臭さが魅力的。 前作から大きな変化があったステファニーとの、 より人として成長したティリーとの関係性、 読み込むほどに引き込まれました。 何重にも複雑に絡まった事件も、些細な情報から 突破口を見つけ出し真実に近づいていくポー。 許せない事には体当たりで解決しようとするポー。 (今作では結構我慢してたかな) 誰よりも先に体が動いてしまうポー。 次回作ではどんな彼らが見られるのか楽しみで仕方ないです。 取りあえず沢山フルーツを食べて 体を休ませてね?ポー。

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2022/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新作を楽しみにしている作家の一人。 切断された人間の指2本が発見される事件が立て続けに3件おこる。血生臭い展開になるのかと思いきや、その後は謎を追うポーとブラッドショーのコンビの捜査が続く。 事件の首謀者と被害者の関係がそこまで悪かったのかと唖然。結末の付け方に驚愕。

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2022/10/03

〈ワシントン・ポー〉シリーズ第三弾。人間の指が複数の場所で発見されるところから始まる。連続殺人事件となりポーらシリーズのメンバーが捜査する。魅力的な登場人物たちと二転三転する展開が今作も面白い。ポーとブラッドショーのコンビの良さと犯行の不気味さとその奥にある狂気。動機が明かされる...

〈ワシントン・ポー〉シリーズ第三弾。人間の指が複数の場所で発見されるところから始まる。連続殺人事件となりポーらシリーズのメンバーが捜査する。魅力的な登場人物たちと二転三転する展開が今作も面白い。ポーとブラッドショーのコンビの良さと犯行の不気味さとその奥にある狂気。動機が明かされるラストまで一気読み。長く読みるシリーズになってくれると嬉しい。

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2022/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ワシントン・ポーシリーズ最新作、発売後すぐに購入したにも関わらず、上期決算を迎える9月末という時期が私のページを捲る手を鈍らせました。 読み終えるのに1週間ぐらいかかったのかなぁ^^; 本作が面白くなかった訳ではないですからね、面白いからこそシリーズ第3作まで追いかけている訳で、本国ではすでに発売されているらしい最新作の発売を楽しみにしています。 なかなか本作も衝撃的なスタートでしたね。 生きたまま指を切り落とされる...想像するだけで痛い(><) 死体なきシーンから始まった本作、地道な操作の結果、容疑者を特定し、#BSC6から始まった謎は溶けたかに思われた。 しかし、シリーズを追いかけてきた読者には本シリーズがそんな単純な結末を迎えるわけはないことはわかっています。 突如、ポーの閃きから事件の姿が明らかにされ、本事件は想像だにしなかった結末を... シリーズ3作品、全て私の読後評価は☆4つ、決して満足してない訳ではありません。 緻密故にちと長い、でも読者を飽きさせない。 いやぁ〜、本作も大満足の一冊でした♪ 『ストーンサークルの殺人』『ブラックサマーの殺人』の刑事〈ワシントン・ポー〉シリーズ、驚愕必至の第三作登場。 人体連続切断事件の背後に潜む「キュレーター」とは? 「先が読めたと思うなら、あなたは注意が足りていない……」 著者M・W・クレイヴン自薦! クリスマスの英国カンブリア州で、切断された人間の指が次々発見された。プレゼントのマグカップのなか、ミサが行われた教会、そして精肉店の店内で――。現場には「#BSC6」という謎めいた文字列が。三人の犠牲者の身元を明らかにしようと国家犯罪対策庁のワシントン・ポー刑事とステファニー・フリン警部、、ティリー・ブラッドショー分析官らが捜査に乗り出す。だが彼らはまだ知らない。この連続殺人の背後に想像を超える巨悪「キュレーター」が潜んでいることを……。ポーやティリー、フリンたちが相対する敵の正体とは!? 驚愕必至のシリーズ第三作。解説/若林踏 著者について イギリス・カンブリア州出身の作家。軍隊、保護観察官の職を経て2015年に作家デビュー。2018年に発表した『ストーンサークルの殺人』で、英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガーを受賞した。

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2022/09/30

やー。今回もびっくりした。 びっくり度で言ったら過去一かもしれない。 事件については何も言えないので(ネタバレ回避)、私の好きなキャラクターについて。 ティリーもとっても魅力的なんだけど、私が好きなのはステファニー・フリン警部。 めちゃくちゃ仕事できるバリキャリでレズビアンで、...

やー。今回もびっくりした。 びっくり度で言ったら過去一かもしれない。 事件については何も言えないので(ネタバレ回避)、私の好きなキャラクターについて。 ティリーもとっても魅力的なんだけど、私が好きなのはステファニー・フリン警部。 めちゃくちゃ仕事できるバリキャリでレズビアンで、私のイメージでは真っ赤な口紅が似合うタイプ。あけすけに下品な言葉を使うけどそれがとっても似合っててかっこいいんだぁ。 今作ではとってもつらくて怖い思いをしたから本当に心配……。 ポーとティリーの力でなんとか復活してほしいんだけど……こういうのもネタバレになるんだろうか。 少し内容について書くと、キュレーターの残忍さが怖かったし、真犯人の動機?も異常としか言えなくて背筋ぶるり。 解説の若林踏さんも書かれていたけれど、警察小説と本格ミステリが絶妙な塩梅でかけ合わさった、実は稀有なシリーズなのではないかと私も思う。 ポーとティリーの関係性も、どんどん信頼感が強まっていて良き。2人で乗り越えてほしい。

Posted byブクログ

2022/09/30

シリーズ三作目の本作。今までと同様カンブリアを舞台に、ワシントン・ポー部長刑事が優秀な分析官ティリー、2人の上司に当たるフリン警部と共に凄惨な連続殺人事件に挑む。 クリスマスプレゼントに紛れ込んだ2本の人の指から始まる連続殺人事件。これまではティリーの現実離れした情報収集能力に目...

シリーズ三作目の本作。今までと同様カンブリアを舞台に、ワシントン・ポー部長刑事が優秀な分析官ティリー、2人の上司に当たるフリン警部と共に凄惨な連続殺人事件に挑む。 クリスマスプレゼントに紛れ込んだ2本の人の指から始まる連続殺人事件。これまではティリーの現実離れした情報収集能力に目が行きがちだったが、今回は些細な情報から真実をあぶり出すポーの推理力と直感に魅了される事が多かった。 ラストは賛否が分かれそうだが、個人的にはあり。今後、登場人物たちが更に苦しむ様が容易に想像できて正直楽しみでもある。 シリーズを追うごとにポーとティリーがコンビとして成長し、友人としても相棒としても、阿吽の呼吸と言ってもいいような関係が築かれているのが微笑ましい。 とりわけティリーのキャラクターは、目を背けたくなるような描写の中に癒しをもたらしてくれる。 おかげで600ページ超えの長編もスラスラ読めた。 続編も長編2つに中編1つ、短編集1つが既に刊行されているようだ。 今回半ば放置気味となったポー自身の問題もおそらく徐々に解明されていくだろうし、今作で傷を負った人たちが今後どのような形を築くのか、事件以外でも気になる部分がたくさんあるので翻訳が待ち遠しい。

Posted byブクログ