ぼくの死体をよろしくたのむ の商品レビュー
かなり好き 表現や言葉が押し付けがましくなくてサラッと読めるのになんだかいいなって気分になるからずっと読んでいたくなる 静かで心地いい
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どのお話も静謐な雰囲気があってとても好きな短編集だった。川上さんの作品の特徴なのかな?もっと色々読んでみたくなった。 二人でお茶を 二百十日 ルル秋桜 憎い二人 ぼくの死体をよろしくたのむ 廊下 が特に好きだった。 こうして振り返ると、解説にもあったように死がとても自然に描かれてることがわかる
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いろんな登場人物の 日常の一場面を切り取って描いた短編集です。 どのお話も 現実の世の中とはズレや歪みがあります。 そのズレや歪みの幅は物語によってさまざま。 そんなことは絶対ないよなぁというようなものから、 絶対ないとは言い切れないけど、 おおむねあり得そうにないんじゃないのか...
いろんな登場人物の 日常の一場面を切り取って描いた短編集です。 どのお話も 現実の世の中とはズレや歪みがあります。 そのズレや歪みの幅は物語によってさまざま。 そんなことは絶対ないよなぁというようなものから、 絶対ないとは言い切れないけど、 おおむねあり得そうにないんじゃないのかなぁ、 なさそうだけどなくもないかもなぁといったものまで。 現実にはなさそうだけど現実感のある、 そのあたりの匙加減が絶妙です。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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17つの物語がつまった、短編集 P175 弱いっていうことは、とても強いことなんだな。 ガツンと来た。 全体的に不思議な世界。 〝精神年齢にともなう外見で日常を生活したいもののための宿舎〟がすごく不思議。そんな世界があるのもおもしろい。
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なんかこんな気持ちになったことがあるかもしれないという不思議な感情が蘇って、何回か読み直さないと、その感情がなんだかわからない。
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感想 日常にひょっこり顔を出す裂け目。そこに気づいて足を踏み入れる物語。日常にも起こっているが覗き見る勇気がないだけなのかも。優しい不思議。
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生と死、出会いと別れを描いた、ちょっと不思議で心和らぐ短編集。ふわりと漂うような非日常的なお話が多いのに、読んでいる自分の輪郭はくっきりとなぞられてゆくような気がした。命をもって今ここに存在していることを、この本は教えてくれる。そしてそれが、いつか失われていくことも。 わたしが...
生と死、出会いと別れを描いた、ちょっと不思議で心和らぐ短編集。ふわりと漂うような非日常的なお話が多いのに、読んでいる自分の輪郭はくっきりとなぞられてゆくような気がした。命をもって今ここに存在していることを、この本は教えてくれる。そしてそれが、いつか失われていくことも。 わたしがなくしたもの。もう見つけてあげられなくても伝えたい。あなたがあけた隙間で、わたしは今でも待っていると。
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読みやすい言葉で綴ることが、どれほど技術を要するのか。川上弘美さんの小説を読むと、毎度それを痛感します。 日常の中に空想というか"変な瞬間"が混じっている。でも違和感なく「そういうもの」として受け入れて読めてしまう。非日常とは思わず、日常と地続きの感覚が途切れることはありません…...
読みやすい言葉で綴ることが、どれほど技術を要するのか。川上弘美さんの小説を読むと、毎度それを痛感します。 日常の中に空想というか"変な瞬間"が混じっている。でも違和感なく「そういうもの」として受け入れて読めてしまう。非日常とは思わず、日常と地続きの感覚が途切れることはありません…とは言え、やはり"変"かもしれない(笑) 川上さんの小説を読むと、自分の日常と対比されてふわっと現実が浮くような気持ちになります。
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どの物語もとっても良かった。 短編集はいつもはいり込むと同時に終わってしまって物足りなさを感じることが多いけど この短編集はどの章も最初から入り込めて、終わる頃には納得して終われる。 その中でもいいラクダを得るが好きだったなぁ 全部それぞれ良かったけど。 短編集で全部の話が好きな本に出会えた。
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