リバー の商品レビュー
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648ページ、中身の濃い超長編だったが一気に読み終えてしまった。 作品紹介・あらすじ 同一犯か? 模倣犯か? 群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見! 十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口が、街を凍らせていく。 かつて容疑をかけられた男。取り調べを担当した元刑事。 娘を殺され、執念深く犯人捜しを続ける父親。 若手新聞記者。一風変わった犯罪心理学者。新たな容疑者たち。 無上の群像劇×緊迫感溢れる圧巻の犯罪小説! 648ページ、中身の濃い超長編だったが一気に読み終えてしまった。
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面白かったーー!!! 648ページ!超読み応えがあった。 色んな刑事や被害者家族や新聞記者の視点で進んでいき濃厚だった〜〜〜 最後タキさんが助かったあとや、池田が1件目殺して刈谷が模倣した理由とかもっと読みたかった〜〜
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ド長編だったが一気読み。そしてなんならもっと深く読みたい作品。 場面がめくるめく変わるがあれこれ背景を知ってしまうといろいろ気になるし。 眼科医療に従事している者としては、加齢黄斑変性で注射していないなら眼帯はしない。と小さなツッコミ。最初の自覚症状で早く受診してーと思ったよ。 ...
ド長編だったが一気読み。そしてなんならもっと深く読みたい作品。 場面がめくるめく変わるがあれこれ背景を知ってしまうといろいろ気になるし。 眼科医療に従事している者としては、加齢黄斑変性で注射していないなら眼帯はしない。と小さなツッコミ。最初の自覚症状で早く受診してーと思ったよ。 個人的には新聞記者今日子の成長を感じられる部分が良かった。元刑事の執念も。
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650ページでしたが、連休を使ってイッキ読みできました。やはり奥田秀朗さんは最高!私の8個目の★5です。 渡良瀬川の河川敷で続けて若い女性の死体が発見される。10年前にもこの場所で同じような未解決事件があった。栃木県と群馬県の刑事たち、今は引退した当時の刑事、被害者の父親...
650ページでしたが、連休を使ってイッキ読みできました。やはり奥田秀朗さんは最高!私の8個目の★5です。 渡良瀬川の河川敷で続けて若い女性の死体が発見される。10年前にもこの場所で同じような未解決事件があった。栃木県と群馬県の刑事たち、今は引退した当時の刑事、被害者の父親、全国紙の駆け出し女性記者や犯罪心理学者。とにかく人物像が鮮やかで魅力的です。警察が取り調べなどで苦労した話は詳しく書いてあって、殺人事件に関わる警察の人たちは本当に大変なんだなと思いました。 事件を追う側の群像劇は、「最悪」や「邪魔」を彷彿とさせました。
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(2024/02/07 6h) 奥田英朗は『イン・ザ・プール』を読んで好きな作家さんではあるけど、本作は6 時間かけて読んだだけの見返りが得られなかった。 前評判と作家から期待して読んだし、584 ページで突然の展開があるのでここからどう畳むんだというワクワクがあったが…登場人物の誰ひとりとして深堀りされずにカタルシスなしに終わってしまった……。 犯人は序盤のほうで明らかだし、ミステリー小説としてのエンタメ性も低いかも。 これが殺人事件の関係者たちの空虚感の体現なのかもしれないけれど、スッキリすべてが解決されておしまい!を期待していただけに、風呂敷広げっぱなしで尻すぼみな終わり方は不完全燃焼。
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初めての作家さん、久しぶりの600ページを超える長編、読み切るまでにもう少し時間がかかるかと思っていたけど、続きが気になって一気に読み終わった。被害者家族の苦しみ、事件に携わる警察関係者に報道関係者、それぞれの視点から描かれていて、結末に安堵した。
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群馬県と栃木県の県境の河川敷で連続発生した殺人事件の真相を追う。 図書館で予約して、順番待っていたらやたら時間がかかりました。 でも、期待を裏切らず、めちゃくちゃスリリングで濃厚で読み応えがある。でも読みやすい。 656ページを一気読みしてしまう。 刑事、新聞記者、警察OB、...
群馬県と栃木県の県境の河川敷で連続発生した殺人事件の真相を追う。 図書館で予約して、順番待っていたらやたら時間がかかりました。 でも、期待を裏切らず、めちゃくちゃスリリングで濃厚で読み応えがある。でも読みやすい。 656ページを一気読みしてしまう。 刑事、新聞記者、警察OB、犯罪被害者の家族、犯罪心理学者、引きこもり、工場労働者、飲み屋のママ…そして犯罪者 様々な視点から事件が描かれて、誰に感情移入するかで事件の見え方が変わってくる。 ハンニバル的おっさんも出てくるし。 僕は新聞記者・千野今日子の頑張る姿がとても好きでした。 ♫リバーサイドホテル/井上陽水(1982) からの、 This River Is Wild/The Killers(2006)
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いやー、648pのボリュームに苦戦してしまった。地元が舞台という事で臨場感を持って読めました。沢山の登場人物が事件と関わり、少しずつ真相に近づくにつれ、別の当時人物の行動にハラハラさせられたり、地道な証拠集め、捜査など丁寧に描かれて、物語に入り込めました。大満足の一冊です。
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あらすじ リバーとは渡良瀬川のこと。群馬県と栃木県にまたがって連続殺人事件が起きる。10年前に2件、いずれも若い女性でそれぞれ援助交際をしていたと思われる。そして10年後、また同じ手口で事件が起こる。当時容疑者だった池田は覚醒剤所持など多数の犯罪を重ねていたが、殺人につながる証拠が見つからず釈放された。被害者の父親である松岡は今でも執念深く真犯人を追いかけている。現在の容疑者は刈谷という期間工と、地元県会議員の息子。この息子平塚健太郎は解離性障害いわゆる多重人格だとわかった。県警は合同捜査として、それぞれ捜査を進めていく。退職した元刑事滝本は池田のことが諦められない。さらに池田は地元の暴力団福田を殺害したとの噂まで出ていた。 そして真相。10年前の事件2件のうち1件は池田のものだった。もう1件は分からないまま。そして現在の事件は期間行員の刈谷の犯行。また3件目については健太郎が車を運転していたため見つからなかったのだった。 《感想》かなりの長編小説。今の感想はよく読み切った、という気持ち。小説「すばる」に連載されていたとのこと。登場人物も多くて、栃木県警、群馬県警、被害者家族、新聞記者それから地元のスナックのママ・・・などの背景・気持ちが細かく書かれている。読んでいて色々な視点から事件が調べられていて飽きなかった。印象に残ったのは、刑事達の事件解決への執念だな。それぞれアクの強い人たちが個性をぶつけ合いながら捜査している。10年前の事件に遡るから、ベテランの悔しがっている様子とか、退職した滝本まで出張ってきて(というか、ほぼ暴走)真相を明らかにしようとするところはどんどん読み進めた。 「係長、ストレスが一番怖いんですよ」 「ストレスのない刑事なんて、死んだ刑事だけだ」 と、無茶苦茶なことを言うシーンは、作者の「伊良部シリーズ」を思い出した。
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10年前の未解決事件その事件が動いた時遺族の父親は暴走しながらも捜査を手助け?していく。最後は犯人は分かったが動機なども深く描かれておらず読者の余韻に浸れる作品、かなり長いが良かった
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