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リバー の商品レビュー

4.1

284件のお客様レビュー

  1. 5つ

    94

  2. 4つ

    115

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    2

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2024/04/26

650ページ、あっという間に読み終えた。長いにも関わらず、読み疲れないし途中でだれることもなく、次が気になってすらすら読んだ。奥田英朗さんの作品にはハズレがないな、という印象。

Posted byブクログ

2024/04/22

かなりの骨太超大作! 長かったけど、惹きつけられてあっという間に読み終わってしまいました。 ひとつの事件について、警察の人達が地道に調べていって犯人を逮捕するという話。 なにか劇的などんでん返しやトリックがあるわけではないですが、どんどん真相に迫る感じが面白かったです。 強いて...

かなりの骨太超大作! 長かったけど、惹きつけられてあっという間に読み終わってしまいました。 ひとつの事件について、警察の人達が地道に調べていって犯人を逮捕するという話。 なにか劇的などんでん返しやトリックがあるわけではないですが、どんどん真相に迫る感じが面白かったです。 強いて言うなら、逮捕されるとあっさり物語が終わってしまったので、事件の動機や、その後をもう少し知りたかったなあと思いました。 こんなに長いのに中だるみなく、読者を惹きつける文章を書けるのすごすぎる! 楽しかったです。

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2024/04/20

 『未解決連続殺人事件 川だけがずべてを見ていた』という帯に惹かれて読んだ。10年前に起こった連続殺人事件を模倣するかのような殺人事件がまたしても起こり、浮かび上がった容疑者三人がどれも怪しい…というかたちで進んでいき、ラストで分かった真相は「だからあれほど警察がてこずったのか。...

 『未解決連続殺人事件 川だけがずべてを見ていた』という帯に惹かれて読んだ。10年前に起こった連続殺人事件を模倣するかのような殺人事件がまたしても起こり、浮かび上がった容疑者三人がどれも怪しい…というかたちで進んでいき、ラストで分かった真相は「だからあれほど警察がてこずったのか。」と納得するような意外性のあるものだった。本格ミステリーのように魅力的な謎や名探偵が出てくるわけではないが、臨場感のある文体や警察、マスコミ、被害者遺族、元刑事、容疑者の恋人など様々な人物の心情が鮮明に描写されていて「久し振りに重厚な警察小説を読んだ。」という満足感に浸った。

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2024/04/08

この本、辞書とか有名なゲームの攻略本くらいの厚みがある。持ち歩きには不向きだけど、持ち歩いて隙あれば読みたくなる、久しぶりにはまった。 私はミステリーは厚ければ厚いほど読む気が起こるタイプで、かつ奥田英朗作品、めちゃくちゃ楽しみに読み始めましたが、読む手が止まらず3日で読了しまし...

この本、辞書とか有名なゲームの攻略本くらいの厚みがある。持ち歩きには不向きだけど、持ち歩いて隙あれば読みたくなる、久しぶりにはまった。 私はミステリーは厚ければ厚いほど読む気が起こるタイプで、かつ奥田英朗作品、めちゃくちゃ楽しみに読み始めましたが、読む手が止まらず3日で読了しました。厚みがあるけど内容は全然中弛みなく、逆にもっと詳細を知りたいと思ってしまったくらい面白かった。映画を見ているようなストーリー展開。きっとこれを映像化したら面白いと思うけど、小説ならではの良さがある。でもきっといつか映像化するんだろうなー。 川だけが、すべてを見ていたという帯もなんか不気味でいい味出てる。

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2024/03/28

久々の長編。読み切った〜! まさに群像劇。 物語は10年前の未解決事件と同じ手口で再び殺人が起きるところから始まって、警察、被害者遺族、新聞記者、容疑者の周りの人物などたくさんの視点から描かれていく。 事件への向き合い方や心情も人それぞれで、最後一旦の終着を迎えたときも、達成感...

久々の長編。読み切った〜! まさに群像劇。 物語は10年前の未解決事件と同じ手口で再び殺人が起きるところから始まって、警察、被害者遺族、新聞記者、容疑者の周りの人物などたくさんの視点から描かれていく。 事件への向き合い方や心情も人それぞれで、最後一旦の終着を迎えたときも、達成感や清々しさを覚える人がいる一方で、そうでない人も。 被害者遺族の中でも、自分の中で折り合いをつけて事件と決別する人もいれば、10年前からきっとこれから先も永遠に囚われて、苦しみ続けてしまう人も。 松岡さんの黄斑変性の描写は、事件に囚われるあまり視野が狭窄していく様や、そういった先の見えない不安、解放されない苦しみを表している気がして辛かった。 多数の視点から徐々に事件が掘り下げられていくが故に、どんでん返しや衝撃の真犯人の登場、みたいなドラマチックな展開はあまりないけれど、地道な捜査で少しずつ順当に真相に迫っていくのが逆に新鮮で面白かった。ドラマ化とかに向いていそうな作品。

Posted byブクログ

2024/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2024.3 分厚い小説。半分読んだところで出尽くし感があって、このあとダラダラ続くのかと思いきや!  まだまだページを捲る手が止まらなかった。 最後の数十ページで、おいおいこの小説 終われるのか?とハラハラしていたらなんとまぁ秀逸なエンディング。いや〜参りました。

Posted byブクログ

2024/03/12

骨太警察ミステリー。警察、警察OB、新聞記事、心理学者、被害者家族、容疑者三名とその関係者が関わる連続殺人事件。それぞれの視点からじっくり描いて、事件の謎をといていく。読み応えがあった。それぞれの立場に尊厳が感じれて、好感が持てました。

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2024/03/07

図書館の人がこれを持ってきてくれた時、その厚みにワクワクが止まらなかった。 個人的に年度末の忙しい時期だが、絶対最後まで読みたいと思った。 これは、気の遠くなるような、地味で面倒な作業を繰り返す人たちの執念の結晶だ。 名探偵が椅子に座ったまま解決したり、ひょんな事がヒントになって...

図書館の人がこれを持ってきてくれた時、その厚みにワクワクが止まらなかった。 個人的に年度末の忙しい時期だが、絶対最後まで読みたいと思った。 これは、気の遠くなるような、地味で面倒な作業を繰り返す人たちの執念の結晶だ。 名探偵が椅子に座ったまま解決したり、ひょんな事がヒントになって謎が全て解けたりするタイプの推理小説ではない。 だからこそ、パズルのピースが1つ見つかるたびに、強烈な感動と興奮があった。 終盤は、パズルが完成に向かって加速するようなスピード感があった。 日本の警察、なめたらあかん。

Posted byブクログ

2024/03/07

連続殺人事件の容疑者3名を巡る刑事たちの奮闘群像劇。約600ページと長いけれど物語に引き込まれて読めた。 登場人物がやたら多く出て来るけれども主要人物それぞれのキャラが立っていて飽きさせない。 ラストのラストまで真相を引っ張られいい意味で振り回された!

Posted byブクログ

2024/03/03

初めて奥田英朗作を読んだ。 導入が上手くて長モノを一気に読ませる力量の作家さんですね。 太田には行ったことがあり、スバルやブラジル人が多かったのでなんとなくイメージできた。 早速、次は罪の轍を読むつもりで借りてきた。

Posted byブクログ