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ほんとうの定年後 の商品レビュー

3.7

65件のお客様レビュー

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2024/10/31

現代日本における定年後の仕事の実態を、データとケースインタビューを元に描き出し、その実像の解釈と国として向かうべき方向を論じた本。 世代間論争が加熱している昨今、定年後の生活ってほとんどイメージできないし知らないなぁと思い、手に取った。 働き盛りの若者も、定年輪際のベテランも、全...

現代日本における定年後の仕事の実態を、データとケースインタビューを元に描き出し、その実像の解釈と国として向かうべき方向を論じた本。 世代間論争が加熱している昨今、定年後の生活ってほとんどイメージできないし知らないなぁと思い、手に取った。 働き盛りの若者も、定年輪際のベテランも、全員が一読すると世界が良くなる本だなぁと感想を持った。 第1章で述べられるデータはどれもおもしろく、中でも「70歳男性の就業率45.7%」は自分のイメージと大きく食い違い、認識を改めることとなった。仮想敵として描かれる「年金頼み生活の老人」というのは既にマイノリティなのである。 一方、年金とパートタイムワークの両輪の暮らしは稼得責任の負荷が高くなく、その時の自分に適した仕事を選ぶことが出来るというのも認識を塗り替えられた。 第2章のケースインタビューでは、バリバリのキャリアを歩みつつも定年後は専門から離れ、地域にゆるく貢献するパートタイムワークに充実感を感じている人たちの話が印象的だった。 いま現役世代の自分は、背負った稼得責任からそのレールを降りることが想像できないけども、その呪いから放たれて地域に根ざす生活というのはとても良いなぁと感じた。早くそれになりたい。 常日頃「定年後の人たちがゆるく働いて社会貢献をしてくれたら、よりよい社会になりそうだ」と考えていたけども、その動きはとっくに始まっていたらしい。定年後がイメージできていない現役世代の人は是非読んでみて、いいスタートを切るための算段を考えてみてはいかがだろうか。

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2024/10/20

小さな仕事なんて、誰がするもんか。旅行と趣味とジム通い。現役時代から家計を定期的に見直し無駄な出費をせず、固定費を抑えること。あと、50になった時に退職時の家計をシュミレーション。すると、それからの働き方が見えてくる。  

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2024/10/15

2024.10.15 第2部の実例が示唆に富む。 第1部と第3部は普通。本書は2022年刊行だが賃金上昇の傾向は全くそのとおり。

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2024/09/16

世の中にあふれる定年後のキャリア論は、入念に準備することで「輝かしい仕事」に就いた人たちをクローズアップしがち。そうした役立たずで不安をあおるだけの論調に嫌気がさしていた。本書は、大多数であろう普通の人にとって、地に足のついた良書だと思いました。身体が動くのであれば無理のない程度...

世の中にあふれる定年後のキャリア論は、入念に準備することで「輝かしい仕事」に就いた人たちをクローズアップしがち。そうした役立たずで不安をあおるだけの論調に嫌気がさしていた。本書は、大多数であろう普通の人にとって、地に足のついた良書だと思いました。身体が動くのであれば無理のない程度で「小さな仕事」を本人が楽しみながらする事が、個人にとっても社会にとってもいいとありました。

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2024/09/02

老後のことも気になる50歳を超えたこともあり、書店で、装丁とPOPから購入。老後2000万円とか話題にもなりましたが、一線を退いた方々の経験談はわかりやすく、これから10年後以降に定年を迎える自分にとって、老後へのポジティブなイメージを持つことできた。著者のデータに基づく考察も大...

老後のことも気になる50歳を超えたこともあり、書店で、装丁とPOPから購入。老後2000万円とか話題にもなりましたが、一線を退いた方々の経験談はわかりやすく、これから10年後以降に定年を迎える自分にとって、老後へのポジティブなイメージを持つことできた。著者のデータに基づく考察も大変勉強になりました。

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2024/08/25

Audible 定年後に関して情報収集中 定年後のデータ等があり参考になる。 ・+10万円の収入があれば足りる ・就職先は、前職、ハローワーク経由が多い ・事務・専門職は低下する ・デスクワークではなく、現場仕事が多い ・50代に仕事への考え方(就労観)が変わる ・40代から体...

Audible 定年後に関して情報収集中 定年後のデータ等があり参考になる。 ・+10万円の収入があれば足りる ・就職先は、前職、ハローワーク経由が多い ・事務・専門職は低下する ・デスクワークではなく、現場仕事が多い ・50代に仕事への考え方(就労観)が変わる ・40代から体力、気力が低下する ・60代は専門知識、処理力の低下が起こる ・小さな仕事を楽しむ ・役職が無くても人に働きかける力が必要

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2024/08/20

具体的な数字やインタビューで60歳以降から70歳後半までの働き方や賃金、年金や生活の様子などが明らかにされている。 200万程度の年収でうるおいある生活とストレスなく楽しく仕事ができる。 精神力も体力も無理なく背伸びせず、働く。 利害関係のない人間関係を楽しむ。 健康的な生活リ...

具体的な数字やインタビューで60歳以降から70歳後半までの働き方や賃金、年金や生活の様子などが明らかにされている。 200万程度の年収でうるおいある生活とストレスなく楽しく仕事ができる。 精神力も体力も無理なく背伸びせず、働く。 利害関係のない人間関係を楽しむ。 健康的な生活リズムを仕事によって刻める。 外出の機会につながる。 定年後も仕事をする理由、または選ぶ根拠。

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2024/08/11

【ゆるい仕事】 わたし自身、死ぬまで働くことに異論はなく、そうしたいと思っています。 老後はのんびりと悠々自適に暮らしたいと思っている人もいるかもしれませんが、そういう人は現役で働いている時期に、ほんとうの意味で好きな仕事をしていなかったと言えます。ストレスのかかる仕事をずっとし...

【ゆるい仕事】 わたし自身、死ぬまで働くことに異論はなく、そうしたいと思っています。 老後はのんびりと悠々自適に暮らしたいと思っている人もいるかもしれませんが、そういう人は現役で働いている時期に、ほんとうの意味で好きな仕事をしていなかったと言えます。ストレスのかかる仕事をずっとしてきて「死ぬまでそれを続けるなんて無理だ、早く引退してストレスから解放されたい」と考えるのでしょう。 これは前提として「ストレスのかかる仕事」をしていると言えます。 自分の好きなことで寝る間も惜しんで没頭するような仕事であれば、早く引退して老後はのんびりと悠々自適に暮らしたいとは考えないでしょう。 つまり、やっていることが好きではなく経済的な問題(単純にお金が必要)で仕事をしている場合は、死ぬまで働きたいとは思えなくなり、早く引退したいとなります。 家のローンがほとんど終わり、子供も社会人となり、役職定年を迎えた時期であれば、それほどお金も必要ありません。フルタイムで働き、残業もして稼ぐ必要はないのです。 給料は少なくなるかもしれませんが、好きなことをするのも一つですし、仕事を変えてもう少しのんびりとした業務を行ってもいいのです。 もし、どうしても今の仕事を続けなければならない状況であれば、週休4日で給料は5分の3の60%にして、休みを増やしてその休みで自由な活動をするのもいい方法だと思います。

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2024/07/01

『#ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』 ほぼ日書評 Day789 良書 序盤は「定年」後の収支の立て方指南的な内容で、早目に準備を的な内容かと思いきや、中盤からその歳を迎えて、いかに幸せに生きるかという視点に移る。 要は、ある程度歳をいったら、かかるものも...

『#ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』 ほぼ日書評 Day789 良書 序盤は「定年」後の収支の立て方指南的な内容で、早目に準備を的な内容かと思いきや、中盤からその歳を迎えて、いかに幸せに生きるかという視点に移る。 要は、ある程度歳をいったら、かかるものもかからなくなる(子供が育った後の教育費や住居費等)のだから、そんなにあくせく稼がなくても良いということに尽きる。 健康維持に必要な運動は充分するとして、ストレスの大きい長距離の通勤が必要とされるような「仕事」は避けるべきものの最たるものだ。 もちろん就業環境によるバリエーションはあるものの、現役世代のような出席競争をこれ以上続ける必要もあまりないだろう。 地域や友人関係などに根ざした、しかしながら成果や貢献度の見えやすい仕事、これを著者は「小さい仕事」と呼ぶ。 当然のことながら、現役世代の「大きな仕事」と対比してこの語を用いているわけであるが、「小さい」とは単に「大きい」の否定系ではない。 自社にや世間に対してインパクト(端的には取り扱う金額)が大きいとか、トップに認められるとか、そういうことは目指さず、今後否応なく老いていく自分が、幸せを感じつつ、周囲からも感謝してもらえるような仕事のことなのだ。 とはいえ、特に現役時代にある程度の「成功」を収めた人にとっては、これがなかなか難しいことのようだ。 同年代では、「定年」などという言葉もちょいちょい耳にするようになった。 そんな方々も、ちょっとした時間潰しに、読んでみたらいかがだろうか?(Kindle Unlimitedにて期間限定配信中とのこと) https://amzn.to/3VPuWVs

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2024/06/29

定年後の仕事は、必ずしも現役時代の専門性を反映したものではなく、むしろそれとは小さな身近な仕事を無理のない範囲で行っていく人が多いそうだ。 確かにそう思うと、現役時代に定年後にも役にたつような仕事をしたり、スキルをつけようとする必要は必ずしも無いのかもしれない。

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