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子どもを呪う言葉・救う言葉 の商品レビュー

4.1

97件のお客様レビュー

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2024/05/14

表紙の絵とタイトルに読むことを嫌厭していた本だが著者の次作「危ない子育て」が良かったのでこちらも耳読。極端で注意を引くことを狙ったようなタイトルから受ける印象とは違い、本作も丁寧に真摯に書かれた本だと思った。夫にも読ませたいと購入を検討している。

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2024/05/12

毎朝、どれだけ多くの親が、子どもに「早く 早く」と言ってしまっているだろう…。(我が家も例に違わず…。)それが、子どもの「未来予測能力」が育たない原因になっているとは!なぜ「早く」しなくてはならないのかを、子どもにわかるように説明する大切さを学びました。

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2024/05/06

仕事の役に立てようと読んだ本。 読みやすかった。 「私は悪くない」 子供はこの言葉を言いがちだけど、 しっかり言い訳をさせてあげられてなかったかも。 とことん言い訳をさせてあげようと思った。 そして内省を深めさせてあげる。 この話が1番印象深かった。

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2024/05/04

教員としての声かけや接し方を良くするきっかけになればと読んでみたが、内容は子育てをする上での考え方や事例だった。しかし、確かにと納得する事柄も多く、知識を増やせたので良かった。子どもは、思っていることの1%も口に出さないというのは意識として持っていて良いと感じた。だからこそ、普段...

教員としての声かけや接し方を良くするきっかけになればと読んでみたが、内容は子育てをする上での考え方や事例だった。しかし、確かにと納得する事柄も多く、知識を増やせたので良かった。子どもは、思っていることの1%も口に出さないというのは意識として持っていて良いと感じた。だからこそ、普段の関わりで小さな変化も見逃さないようにしたい。

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2024/04/21

タイトルがちょっと避けたいようなタイトルだが、中身はとても分かりやすく、それでいて、当たり前のことができているかどうかの参考にもなるし、具体的にどうすればいいのかも参考になる。 ・一方的に押し付けにならない、 ・親は社会のルールを教えてる ・「みんなと仲良く」と「差別しないは違...

タイトルがちょっと避けたいようなタイトルだが、中身はとても分かりやすく、それでいて、当たり前のことができているかどうかの参考にもなるし、具体的にどうすればいいのかも参考になる。 ・一方的に押し付けにならない、 ・親は社会のルールを教えてる ・「みんなと仲良く」と「差別しないは違う」  合わない人に合わせる必要はないし、仲良くする必要もない ・「きれいごと教育」の問題点、「みんなと仲良く」や「嘘をついてはいけない」  「嘘」の扱い ・協調性のある子と自己主張できる子 ・短所は長所、置きかえして、 ・ダメ出ししたら、フォローを忘れない ・ほどよい「センセーション・シーキング」で興味をのばす、センセーションシーキングとは刺激、求め続けるという意味。 ・事前予見能力、先を読む力 ・「早くしなさい」は駄目、使わない。急ぐ必要性を理解することで、自分で時間を見ながら動けるようになること ・内観療法、「してもらったこと」「してあげたこと」「迷惑をかけたこと」 ・柔軟な思考力を身につけるためには、バリエーション豊かな先読みができるには、多くの事例をしること、様々な体験をすること、本を読むこと ・アンダーマイニング効果 ・レジリエンス ・手紙 ・家族が常に話あう ・

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2024/04/14

「早くしなさい」「頑張りなさい」「何度言ったらわかるの」「勉強しなさい」「気をつけて!」これらの言葉は何度言っただろうか。これらの言葉が直接に子供に影響するものではないが、それを言ってしまう親の背景が問題であることに気づかせてくれる。言ってきてしまったことは仕方がないとして、これ...

「早くしなさい」「頑張りなさい」「何度言ったらわかるの」「勉強しなさい」「気をつけて!」これらの言葉は何度言っただろうか。これらの言葉が直接に子供に影響するものではないが、それを言ってしまう親の背景が問題であることに気づかせてくれる。言ってきてしまったことは仕方がないとして、これから少しでも子供の人生に影響を与えない気持ちで接していきたいと思えた本である。

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2024/04/13

自分の子どもはまだ未就学児のため、子どもとのコミニュケーションで大きく意識していることはないが、これから言葉を発する時期がくる前に、読むことができてとても良い心構えとなった。 無意識のうちにかける言葉が、そしてその積み重ねが子どもの人生を左右するかと思うと、ゾッとした。

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2024/04/12

いままで呪う言葉を平気で言ってたと思うと恐ろしいけど、この機に知れてよかった。 ここで学んだこと。ダメ出しアンドフォロー。いけないことはいけないことだと教え、フォローして褒めてあげる。 子供をよく観察して、普段より違う点が見えたら話しを聞いてあげる。 ちょっとしたことでも褒めてあ...

いままで呪う言葉を平気で言ってたと思うと恐ろしいけど、この機に知れてよかった。 ここで学んだこと。ダメ出しアンドフォロー。いけないことはいけないことだと教え、フォローして褒めてあげる。 子供をよく観察して、普段より違う点が見えたら話しを聞いてあげる。 ちょっとしたことでも褒めてあげる。すごいじゃん!より具体的なことを褒めて自己肯定感をあげる。 一つ興味深かったのが言い訳を最後まで聞いてあげること。言い訳はするなと言われ育ったので生まれて初めて言い訳は実は子供が自分を落ち着かせる手段であり決して悪いことじゃないことに驚いた。 本で書いてあった内容全部を適用するのは無理かもしれないけど、最低限上記に書いた項目を子育てや子供と関わる際活用してみようと思います。

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2024/04/09

私は子育てが難しいと感じるし、夫とも方針が違うのでいつも悩みの種。甘やかしも厳しくするのもダメだとするとどう育てるのが最善なのかさらにわからなくなりました。でも最後の親ガチャの話、我が子が親ガチャハズれたと思っているなら読んでほしいと思います。

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2024/06/02

一万人を超える犯罪者・非行少年を心理分析してきた犯罪心理学者による子育て本。心当たりのある事例が多くて、めちゃくちゃ参考になった。 ・子供にとっては客観的現実より主観的現実=本人がどう捉えたか、が大事。客観的には些細な出来事でも、本人には大きなショックだった、はよくある。 ・...

一万人を超える犯罪者・非行少年を心理分析してきた犯罪心理学者による子育て本。心当たりのある事例が多くて、めちゃくちゃ参考になった。 ・子供にとっては客観的現実より主観的現実=本人がどう捉えたか、が大事。客観的には些細な出来事でも、本人には大きなショックだった、はよくある。 ・少年院に入った子の保護者に対するアンケートでは、子育ての問題として「夫婦の子育て方針が一致していなかった」が高い比率で選択された。また最も多いのは「子供に口うるさかった」。こちらは母親の7割が回答。 ・顔を見るのも嫌なほどストレスを爆発させるのは、心理的距離が近すぎるから。バランスの良い距離感を探る。 ・嘘をついてはいけない、ではなく、嘘でしたごめんなさい、と言える=間違えた時の修正が大切。嘘だったと言えたらその勇気を褒める。 ・プリゾニゼーシヨン(刑務所化) 指示に従うことに慣れ、個性や積極性を失うこと。子供の気持ちを無視して親が指示し続けると、子供は自分で考えることをやめてしまう。 ・短所はひっくり返せば長所になる。 短所=長所、の言い換えが出来ると子育ては楽。 ダメ出ししたら忘れずフォロー。 ・事前予見能力は生まれながらではなく、発達の中で身につけるもの。早くしなさい、だけではなくその理由も説明が必要。 ・意欲=やる気は内側から出るもので、他者が植え付けることはできないが、意欲を促す動機づけは可能。 ・学習性無力感 行動しても結果が出ないことを何度も経験するうちに諦めてしまう。プリゾニゼーシヨンと違い、学習性無力感は自由な環境でこそ起こる。陥らないためには、プロセス(やってみようと思ったこと、行動したこと)を褒める。 ・アンダーマイニング効果 内発的に動機づけられた行為に対して、外発的な動機づけを行うことでやる気が下がる現象。例えば自分からお手伝いしたいと言い出した子供にお小遣いをあげると、次からは報酬が無いとお手伝いしなくなる。 意欲を持っていること自体を褒めると、意欲が高まる。 ・レジリエンス(逆境や困難を乗り越える力)を育むには、失敗して落ち込み、そこから回復することを繰り返す。「きっと良くなる」と希望を感じさせる声がけが必要。 ・競争の結果がどうであれ存在自体は尊重されるんだという価値付けが大切。親は子供に期待はしても「負けたら終わり」と思わせないことが大切。 ・私は悪くない、という合理化の心理は,罪悪感があるからこそ。心を守るために合理化する。言い訳するな、と叱るのではなく、まずは主張を認める(「そういう理由があったから仕方なかったと思ってるんだね」)。一旦合理化して心を守らないと先に進めない。まずは言い訳を聞く。とことん言い訳すると自分で矛盾に気づく。それが大切。 ・反省(悪い点を改める)ではなく内省(自分を客観的に振り返り分析する)を促す。ごめんなさいと言わせるだけでは無意味。自分の心に向き合い本人に気づかせる。どうして⚪︎⚪︎したの?その時どう思ったの?など。

Posted byブクログ