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いけない の商品レビュー

3.6

323件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    128

  3. 3つ

    117

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    3

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2024/11/24

各章の最後の写真によって、それまでの物語が変わる。こういう仕掛けがある作品、大好きだ〜!! 最後の章で仕掛けの謎は分かる安心設計だけど、自分の察しの悪さに驚く羽目にはなった…色々読み取れてなかった…

Posted byブクログ

2024/11/24

内容とても面白かったです。 ただ私の頭では最後の写真から謎を解き明かすのは難しく… 謎解きなど得意な方には良いかも!

Posted byブクログ

2024/11/21

どんでん返しが上手い著者の長編ミステリ。 幾つかの事件がつながっている部分もありますし登場人物も重なっていますから、連作ということになるのかもしれません。 各章の末尾には写真(あるいはイラスト)が挿入されていて、それぞれの章で語られてきた事件の「真相」を解くヒントが隠されていま...

どんでん返しが上手い著者の長編ミステリ。 幾つかの事件がつながっている部分もありますし登場人物も重なっていますから、連作ということになるのかもしれません。 各章の末尾には写真(あるいはイラスト)が挿入されていて、それぞれの章で語られてきた事件の「真相」を解くヒントが隠されています。 が、私の読み方が悪いのか、頭が固いのか、写真を見ただけではよくわからないケースの方が多かったです。 最後まで読みきれば何人もの「隠し事」が重なり合って複雑な様相を呈していた事件の真相がおぼろげに浮かび上がってきましたが、救いがあるようなないような、すっきりとしないエンディングだった印象です。

Posted byブクログ

2024/11/18

冒頭にちゃんと「本書の使用方法」があったのに、流してしまい、結局二度読むことに。 1話、2話はわかりづらかったけど、3話はしっかり読み取れた! 話としても、3話がいちばんおもしろかった。 とはいえ、一度わかってしまうと内容が完全に記憶から消え去るまでは再読はしないかなぁ。

Posted byブクログ

2024/11/11

期待しすぎたのか、思ったよりしっくりこなかったという印象。どんでん返しに重きを置きすぎて、わかりにくいところが結構あった気がする。 その中でも3章と最後の話は気づくと思わず「おおっ!」となる話ではあった。特に最後の話のタイトルがわかりにくかったけど、確かにタイトル通り、「平和」で...

期待しすぎたのか、思ったよりしっくりこなかったという印象。どんでん返しに重きを置きすぎて、わかりにくいところが結構あった気がする。 その中でも3章と最後の話は気づくと思わず「おおっ!」となる話ではあった。特に最後の話のタイトルがわかりにくかったけど、確かにタイトル通り、「平和」ではないよな…と。考察とか推理とかが好きな人はハマるのかな?とは思う。

Posted byブクログ

2024/11/05

発想はとても凄いと思います。 ただ、写真をつける必要性が必ずしもあったのかは不明。 中途半端で物語が終わるので、尚残念でした。

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2024/11/03

道尾秀介の長篇ミステリ作品『いけない(英題:do not)』を読みました。 道尾秀介の作品は約4年前に読んだ『透明カメレオン』以来ですね。 -----story------------- 〝写真〟が暴くもうひとつの真相。あなたは見抜けるか ★ラスト1ページですべてがひっくり返...

道尾秀介の長篇ミステリ作品『いけない(英題:do not)』を読みました。 道尾秀介の作品は約4年前に読んだ『透明カメレオン』以来ですね。 -----story------------- 〝写真〟が暴くもうひとつの真相。あなたは見抜けるか ★ラスト1ページですべてがひっくり返る。 話題の超絶ミステリがついに文庫化! 各章の最後のページに挟まれた「写真」には、物語がががらりと変貌するトリックが仕掛けられていて……。 2度読み確実! あまりの面白さが大反響をもたらした、道尾秀介渾身の超絶ミステリ。 第一章 「弓投げの崖を見てはいけない」 →自殺の名所が招く痛ましい復讐の連鎖。 第二章 「その話を聞かせてはいけない」 →少年が見たのは殺人現場? それとも……。 第三章 「絵の謎に気づいてはいけない」 →新興宗教の若き女性幹部。本当に自殺か? 終 章 「街の平和を信じてはいけない」 →そして、すべての真実が明らかに……。 騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。 ----------------------- 2010年(平成22年)から2019年(平成31年)にかけて東京創元社が発行している推理小説の叢書『ミステリ・フロンティア』や文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に掲載された作品に書き下ろし作品を加えて2019年(平成31年)に刊行された作品……いけないシリーズの第1作です。  ■第一章 弓投げの崖を見てはいけない  ■第二章 その話を聞かせてはいけない  ■第三章 絵の謎に気づいてはいけない  ■終章 街の平和を信じてはいけない 騙されては、いけない……けれど絶対、あなたも騙される、、、 『向日葵の咲かない夏』の原点に回帰しつつ、驚愕度・完成度を大幅更新する衝撃のミステリー! 第1章「弓投げの崖を見てはいけない」  自殺の名所付近のトンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く。 第2章その話を聞かせてはいけない」  友達のいない少年が目撃した殺人現場は本物か? 偽物か? 第3章「絵の謎に気づいてはいけない」  宗教団体の幹部女性が死体で発見された。先輩刑事は後輩を導き捜査を進めるが。 どの章にも、最後の1ページを捲ると物語ががらりと変貌するトリックが……ラストページの後に再読すると物語に隠された〝本当の真相〟が浮かび上がる超絶技巧、、、 さらに終章「街の平和を信じてはいけない」を読み終えると、これまでの物語すべてがが絡み合い、さらなる"真実"に辿り着く大仕掛けが待ち受ける……「ここ分かった!?」と読み終えたら感想戦したくなること必至の、体験型ミステリー小説。 同じ街を舞台にして、それぞれ独立しているけど、少しずつ関連している物語が連なっているので、連作小説っぽい感じの展開でしたね、、、 「各章の最終ページに登場する一枚の写真。その意味が解った瞬間、読んでいた物語は一変する――。二度読み必至の驚愕ミステリ。」 とのことでしたが、私の推理力というか感覚が弱いのか、写真を見ることで発見されるはずの“隠された真相”……物語に秘められた真実について、ちょっとピンとこない物語もあって物足りなさを感じましたね。 でも、フツーのミステリ、サスペンスとして十分愉しめました……注意深く再読すると真相が見えてくる「考えオチ」が閃いてくれれば、もっともっと愉しめたんでしょうね。

Posted byブクログ

2024/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

各章の物語の後、写真(と絵)が1枚載っていて、それをみると真実がわかるというシステムの小説。 舞台は白沢市、蝦蟇倉市という架空の町。二つの市は海に面していてサイクリングコースがあり、南の蝦蟇倉市には弓投げの崖があります。 1章は「弓投げの崖をみてはいけない」 海沿いを南下してこの弓投げの崖を左に見え、越した頃にカーブがありすぐにトンネルになっている。そのトンネルを超えたら蝦蟇倉市の市内にはいる。 弓投げの崖は自殺の名所で霊がたくさんいるらしい。それを見たら死んでしまうという。が、カーブの前に反対側の崖をみたらそりゃ事故るだろうよ‥的な前置きがあって。 そのトンネル内で事故が起こった。不自然にとまっていた車をさけようとしたら、その車が急に動き出し接触、そのままトンネルの壁に激突してしまった。 不自然に止まっていた車に乗っていた若者3人は、事故を自分たちのせいにしたくないと考え、まだ息があった運転手を何度もハンドルで頭部強打して逃げた。 町は検問やら警備体制やらが厳重になり、不自然に止まっていた方の車を探している。その持ち主、ナオがもう大丈夫だろうとトンネルを通っていくと、ぜんぶ拾ったと思った自分の車の破片がまだ落ちていたことに気が付いた。それを拾おうと車をおりたとたん、何者かに石であたまを強打された。 って話なんだけど、最後の謎的なものがこの犯人なにかとおもったら、そうじゃないんだよね。 最後の方に交通事故があるんですが、それの被害者がだれでしょう~みたいな。 え?この交通事故この事件に必要だった?って思ってしまった。 話としては、実はナオを殺した犯人が「えぇ?」って思ったし、亡くなったのは・・・ってこともびっくりしたんだよね。それでを終わったらすっきりするのに、交通事故をねじ込んでそれを謎にするのが「んぁ?」ってなってしまった。 2章は「その話を聞かせてはいけない」 これは最後の写真に「おぉ~」って思った。そうかそうか、さりげなくいたあの子がね・・って。 中国籍の小学生の珂(かー)はいじめられていたし、両親は中華料理屋がいそがしく放置され気味。 学校で壊された赤青鉛筆を万引きしようと文房具店に言ったらいつものおばぁさんがいなくて、鉛筆はいつもと違う高い場所にあって手が届かない。 おじさんがいて、その向こうに足が見えて、床が赤くなってる・・・? 珂は店を出た。 もしかしておばぁさん殺された・・・? 翌日、気になって文房具店にいくとおばぁさんがいた。よかった。 昨日の話をしてしまった。おばぁさんは気のせいって笑った。よかった。 が・・・ 最後の写真は、結局、珂が誘拐されて弓投げの崖に連れていかれたところに何者かが現れてその誘拐犯を崖に落としておわるんですが、その「何者か」が誰かがわかる写真でした。 3章は「絵の謎に気づいてはいけない」 これが一番腑に落ちなかった。 1章にも出てきた宗教の勧誘する宮下が、自宅の玄関のドアノブに首をつって死んでいた。発見したのは宗教の幹部とマンションの管理会社の社長。 そのマンションは合鍵がつくれない防犯に強く、カギがかかっていたこともあり宮下は自殺とされていた。 が、新人ルーキーの水元という刑事が「違う」と言い出す。 相棒の竹梨は、1章の事件の当時(6年前)、クマと呼ばれていたベテラン刑事と相棒で操作していた人物。 水元は積極的に宗教幹部の守谷と、管理会社社長の中川を調べる。 最後、二人で飲み会をする。ここまでで全然宮下の事件が分からないんだけど、 水元が飲んでて、ぽろっということが実は的を得ていたために、水元は最後に死ぬことになります。 写真をみるまでもなく、わかるんだけど・・・それもなんか腑に落ちない。 急にあの説を水元が言い出すし、結局、密室の謎はどうなん? 全然すっきりしない(私の読解力がないだけかもしれないけど) ラストは「街の平和を信じてはいけない」 実はこの3章の中で人を殺した人たちは全員つかまっておらず、もちろん死んでもいない。 その人たちが偶然?弓投げの崖の前にある公園で遭遇する。 1章での犯人が手紙を書いていた。真相を語った遺書のようなもの。 3章での犯人も真相を描いた手紙持っていた。 2章の犯人?が関わることで、それは遺書とはならなかった。 だがその手紙がクロスしてしまう。 クロスしたことによって、3章の犯人が真相をしってしまう・・とおもいきや 1章の犯人の手紙は…実は…というのがラストのオチ。 この小説の、持ち味というかキモというかはその最後の写真の謎ときだったりするんだろうけど、なんかズレてる気がする。 もっと本文で謎にせまるか、全然違う誘導があって、絵で「あっ」ってなるとかがよかったな~ってちょっと思ってしまった。

Posted byブクログ

2024/10/27

やりたいこと言いたいことは分かるのだが、個人的にはもう少し文字上での説明が欲しかった。 写真で分かるという作品の性質上仕方がないのかな、 そして最後に繋がるというから街自体に仕掛けがあると思ってしまった。(1話目での妻が左に座らしてるなど) 全員捕まってないからいけないというは凄...

やりたいこと言いたいことは分かるのだが、個人的にはもう少し文字上での説明が欲しかった。 写真で分かるという作品の性質上仕方がないのかな、 そして最後に繋がるというから街自体に仕掛けがあると思ってしまった。(1話目での妻が左に座らしてるなど) 全員捕まってないからいけないというは凄くいい着地だと思うけど、ふんわりとしたものではなくもっと一貫性のある繋がりが欲しかった

Posted byブクログ

2024/10/25

短編集の各最後のページに真相を示す写真が載っているシリーズ。 推理ゲームとかクイズ感覚で楽しく読めました。ひとつひとつが未解決でしたが、短編が次々に繋がっておもしろかったです。 そして...やっぱり随分未解決でした。

Posted byブクログ