小説 すずめの戸締まり の商品レビュー
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映画は みんなで作る物語 しかしながら 小説は ほぼ一人で作る物語 そこが 物語全体に与える力ってどれくらいあるのか テキストで描ける テキストだけで描ける 時間の関係で映画では 表現できなかったことが テキストだと自分だけの思いを表現できる 本を読むことで 自分の中で生まれる思いを 物語への想い作者への想い それを取り巻くあれこれへの想い 何を考えるかね テキストコンテではない 小説という表現 それを監督という立場の人が描く意味
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映画は見ないで、この本だけ読んだ感想。すずめと颯太の距離を縮めていく様子をもう少し丁寧に描いて欲しかったなと思う。それでも、最後は涙して、楽しませてもらいました。映画を見るのが楽しみです。
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おもしろかった。どんなアニメーションになるのだろうか、と頭の中で映像作りながら読んだ。 深い洞察や視点といったものではなく、作者が表現したいものを、アニメーションを駆使して表現する、それを文章化したもの。 小説を読んでからアニメーションを観た。 フーテンの寅さんの舞台にもなった...
おもしろかった。どんなアニメーションになるのだろうか、と頭の中で映像作りながら読んだ。 深い洞察や視点といったものではなく、作者が表現したいものを、アニメーションを駆使して表現する、それを文章化したもの。 小説を読んでからアニメーションを観た。 フーテンの寅さんの舞台にもなった宮崎の日南市、愛媛の下灘駅、鳴門の大橋、大谷海岸など、想像してたのと同じように描かれていて楽しかった。 アニメーションで描ききれなかったものを文章で説明したという捉え方のほうが良いかもしれない。娘の母への思いはアニメーションよりは文章の方が良く描けていた。そして、それぞれの悲しみや苦しみを乗り越えて未来へ向かっていくという作者が表現したいものがより良く伝わるのではないかとおもった。 真正面から、浅いだとか、展開がどうのとか、 ひどいのは、震災をネタに金を稼ぐのはけしからん、みたいなくだらない批判もけっこうある。 こりゃピカソも大変だな。災害どころか人災戦争をど真ん中に扱ってるからな。 震災扱ったらけしからん、とかいいながら、芥川賞荒地の家族はスバラシイスギョイ取ると思ってた芥川賞、みたいな知ったかブリはチンケである。 最後に謎解きというお決まりのパターンだから仕方ないが、序盤はネムイかったるい。中盤からテンポが良くなり面白くて一気に読み終えた。アニメーションにするとどんな感じになるのか、楽しみで早く見たくなった。 人には人それぞれの生きる苦しみ辛さがある。周囲の人に助けられながらそれを乗り越えて生きていく1つのカタチが表現されている。 幼い娘の母への一途な思いは心から涙を誘われる。 震災は大変な出来事だったが、1つだけ私には嬉しかったことがあった。星がとてつもなく綺麗だった。おそらくもうこんなきれいな星空は日本では見られないだろう。 当時ネットで「星がキレイだった、良かった」と呟いたらボロクソに叩かれた。 作者はその星空を「頭の上では、星がぎらぎらと光っている。誰かのミスで光量つまみを十倍に引き上げられてしまったみたいに、その星空はばかみたいに眩しい。あまりに眩しくて、一つひとつの光からキーンとした音が染み出ているみたいだ。」と表現していた。 作者はあの真っ暗な寒い夜を体験したのだろうか。 津波が去った直後、普通の人は家には近づけなかったのではないか?まして子供ならなおさら。1週間後に七ヶ浜や荒浜に行ったが、自衛隊の車両が通れるようにとりあえず瓦礫を寄せて道を作っただけだった。マンホールは飛び出て車では衝突するほどだった。 小説では震災直後の描写?とは理解しづらかった。
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個人的には本向きではない内容かなーと思いました。 映画はとても面白かったです。 自分は本読んでから映画観ましたが映画観てから読んだ方が楽しめると思います。 映画では触れられていない部分が書かれているので、もっと深くまでこの作品を楽しみたい人は読むのをオススメします。
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映画では分からない心情描写もあり良かった。 しかし映画を見たからこそ分かる描写もあり、小説だけでは少し難しそうと感じてしまった。 人物の性格がそれぞれいいのでスラスラと読み進められた。
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>俺はたぶん、なにかの役割を果たしたのだ──理由もわからずに、でもなぜか芹澤さんにはそう思えた。 >うん、まあ何とかなるさ、きっと。俺はそろそろ、俺自身の人生に戻る頃合いなのだ── 封切り日に映画を観てから、少しずつ読み進めていました。 後日振り返り形式で神視点1人称という・...
>俺はたぶん、なにかの役割を果たしたのだ──理由もわからずに、でもなぜか芹澤さんにはそう思えた。 >うん、まあ何とかなるさ、きっと。俺はそろそろ、俺自身の人生に戻る頃合いなのだ── 封切り日に映画を観てから、少しずつ読み進めていました。 後日振り返り形式で神視点1人称という・・・なんか読みにくくない?すずめ不在時の1人称ってどういう立ち位置で読めばいいのだ。 あと映画のノベライズではなく同時執筆の小説版なので、毎回そうだけど映画となんにも変わらないので読み進めるモチベーションが低いんだよなあ。と言いながら毎回読んでおります。 今回はあんまりラブロマンスではなく、母娘の物語が大きいところが好みでした。ロードムービーなのも良かったな。特に後半のドライブが。でも小説の方では言及されていたけどやっぱり東京から東北までずっと屋根開けてオープンカー移動は辛いって。トンネルと高速道路はオープンカーの敵ですよ。 盛り上げどころのコントロールが上手いなあというのは今作でも本当に感じるところ。 震災についてをメインテーマにして3作目ということで、そろそろ別のお話も観たいところですが、もう以前のウジウジした作風には戻れないでしょうね。明るいの期待。
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映画は観ていないのですが、映像が浮かんでくるようだった。しかし新海誠監督の作品はどれも同じような感じがするのは私だけかな?女子高生と恋、SFファンタジーのストーリー。
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映画を観た後に読了。 忠実にほぼ映画と同じ内容ですが、映画だけでは読み取れないすずめの感情など、もう一歩、世界に踏み込めて楽しめました。 個人的には『君の名は』や『天気の子』より遥かに本作が胸に刺さりました。震災は扱いの難しい題材ですが、前作を経て『今』だから仕上がった集大成と...
映画を観た後に読了。 忠実にほぼ映画と同じ内容ですが、映画だけでは読み取れないすずめの感情など、もう一歩、世界に踏み込めて楽しめました。 個人的には『君の名は』や『天気の子』より遥かに本作が胸に刺さりました。震災は扱いの難しい題材ですが、前作を経て『今』だから仕上がった集大成とも言えそう。震災や大切な人を見つめ直せる。 本作はキャラクターのセリフや行動に、実在する人々への配慮が多い。でも、だからといって遠回しな表現を感じる訳でもなく、むしろ直接的、感覚的に共感できる。小学生くらいの子供でも理解できる、それが素晴らしいと思う。
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その名称を使わないのに、それを表すキーワードで、私たちの記憶に残るあの出来事を思い出させ、すずめもまたその出来事によって人生が大きく変わった当事者なのだとわかったとき、すべてがつながり涙があふれた。まだ映画をみていないので、頭の中で作り出した映像をはるかに超える体験をしに行きたい...
その名称を使わないのに、それを表すキーワードで、私たちの記憶に残るあの出来事を思い出させ、すずめもまたその出来事によって人生が大きく変わった当事者なのだとわかったとき、すべてがつながり涙があふれた。まだ映画をみていないので、頭の中で作り出した映像をはるかに超える体験をしに行きたい。
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