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小説 すずめの戸締まり の商品レビュー

3.8

147件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

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2022/12/18

新海作品は今作が初めてで、映画が良かったので原作も読もうと思った。 読み始めて、あっこれ映画のまんまなんだな…と思った。映画の突っ込みどころやもっと細かいところや後日談も書かれるのかと思っていた。 途中まで読み進めるのにちょっと手こずった。ラノベっぽい書き方というか、少し自分の苦...

新海作品は今作が初めてで、映画が良かったので原作も読もうと思った。 読み始めて、あっこれ映画のまんまなんだな…と思った。映画の突っ込みどころやもっと細かいところや後日談も書かれるのかと思っていた。 途中まで読み進めるのにちょっと手こずった。ラノベっぽい書き方というか、少し自分の苦手な文体だったので… 多分小説を先に読んでいたら途中よくわからなくなっていたと思う。自分の想像力の問題なんだけどね…自分の場合は映画が先で良かった。 映画を観ていて気づかなかったことが書かれていて、なるほど!と思えたのが良かった。 例えば映画で草太が鈴芽の部屋を片付けていたシーン、元々部屋が汚いんだと思っていた…(鈴芽ほんとうにごめん)ということなど。 普通に考えれば大きな地震が来た後、部屋の物が落ちて散らかるのは当然なので自分がポンコツなだけだった。 環さんの気持ちが重いという描写がこんなに早くに出てくると思わなかった。映画でのちょっとした返事やニュアンスを見る限りではわからなかった。毎日キャラ弁ってすごいなと思っていたけど、確かに重く感じるかもな…と改めて気付かされた。 この本ですごく好きなのは、最後に電車に乗る草太を見送るところ。鈴芽が何か言いたそうにしていた理由がわかった時、喜びのような切なさのような、そういうため息が漏れた。 映画では何気なく見ていたけど、一緒に行こうって言って欲しかったんだなぁ。でも草太は絶対それを言わないとことを理解してる鈴芽に、そっかそうだよね、一緒に駆け抜けてきたもんね…と少し泣いた。 完全な恋愛ものというわけじゃなかったので(文体は別として)とても好みの作品だった。 しかしミミズやダイジンは人ではない存在なので、神話に近いものとして多くを語らないというスタンスならわからないでもないが、突っ込みたいところはそういうことじゃないんだよな。ダイジンについてはもう少し詳しく知りたかったし、あれが最期では読んでる方が立ち直れない… 映画は時間が限られているので色々省略されてしまうのはわかるんだけど、それを小説でもやられるともう少しどうにかしてくれ、という感想になってしまう。(というか映画原作の小説の醍醐味ってそういうところだと思うんだけどな)

Posted byブクログ

2022/12/15

週末に映画を観に行く為、先に小説を読んだ。 実は既に映画館で予告を観た為、最初の扉はしっかり脳内イメージに残っている。 ページをめくる度に、あの印象的な主題歌のイントロが流れてきそうな気配がした。 クライマックスのシーンは彼のイメージと自分のイメージが一致していないのでは?こんな...

週末に映画を観に行く為、先に小説を読んだ。 実は既に映画館で予告を観た為、最初の扉はしっかり脳内イメージに残っている。 ページをめくる度に、あの印象的な主題歌のイントロが流れてきそうな気配がした。 クライマックスのシーンは彼のイメージと自分のイメージが一致していないのでは?こんな色味かなあ?一体どんな情景?と時折不安になったが、映画を観て答え合わせをしたい。 数日に分けて少しずつ読み進めたが、1日かけて一気に読んだ方が作品のスピード感を体感できたと思う。

Posted byブクログ

2022/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まぁ、面白かった。 ダイジンがただ構って欲しいだけだったのか何がしたかったのか謎だった。 内容は、鈴芽がただ一目惚れして追いかけただけの話。 鈴芽ママについてが中途半端でなんかもうちょっと触れてたらもっと面白かったと思う

Posted byブクログ

2022/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を見てから、これを文章で表すとどんな感じになるのか気になって小説を購入しました。 結論から言うと、読んでよかった。 ストーリーはわかってるから、それを確認していく作業で、途中少し飽きてしまったけれど、なんとか読了。 新海さん、アニメーションの監督ですよね?別に小説家じゃないですよね?すごい。 ・すずめが草太に出会うシーンの心理描写 ・芹沢がなぜ昭和の曲ばかり流したのか? ・すずめと羊郎の会話の心理描写 ・すずめと環の後日談 ・なぜ最後、すずめは草太に対して「おかえり」と言ったのか? など、小説を読むことで深めることができるものがたくさんあった。 逆にダイジンについては詳しい記載は特になし。 映画にあったダイジンと羊郎が話す描写もなかった。 この辺は自分で考察するしかないですね。 視点がすずめ視点で語られるのですが、 ここは第三者視点で書いた方が自然に書けそうな気がしました。 しかし総じて読んでよかった。

Posted byブクログ

2022/12/13

映画を見てからの小説です。映画では読み取りづらかったキャラの心情を知ることが出来ました。物語の謎が解ける訳ではないですが…

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2022/12/21

小説としての面白さは普通。 映画を補完する本としては良かったです。 ダイジンとサダイジンの行動原理は、小説を読んでもわかりづらい。

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2022/12/09

家族の愛、出会った人々の愛を受けて成長するすずめの成長が微笑ましかった。私たちの暮らす世界には災いの元となるようなものが蠢いている。それを鎮める神や閉じ師の力が違和感なく描かれていた。

Posted byブクログ

2022/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を見た後で、本作を読了。 映像では表現しにくい心理描写、背景などを期待していた為、その点は少々物足りなく感じました。 ただ、映画を振り返る、記憶に留める、という意味では復習できて良かったかな、と思います。 あとがきにて、新海さんが本作を作るに至った経緯が垣間見えたのは楽しめました☺

Posted byブクログ

2022/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東日本大震災の事を忘れないようにしていく 旅のルートは南海トラフ? 岩戸鈴芽 母親を地震で亡くし 伯母である環さんと暮らしている  要石を取ってしまったため、災害を引き起こすミミズが大暴れ 閉じ師である 宗像草太が扉を閉めてなんとかするが、要石であるダイジン 猫よりすずめの思い出の椅子にされてしまう ダイジンを追って すずめと椅子が 宮崎 四国 神戸 東京 東北へと移動していく 震災にあった東北で母親との思い出を心に留めて 草太を救い出す P158 大事な仕事は、人から見えない方がいいんだ 映画とネットでの情報を合わせて 鈴芽 ダイジンを可愛い うちの子になる?と発言 ダイジンの気もちは無視 環さん 鈴芽 自分の子にした 鈴芽の気もち無視 ダイジ:招き猫 商売繁盛 色々な姿になる 寂しい要石から鈴芽の人を思いやる気もちから自ら要石になろうと決意 左大臣(サダイジン)ウダイジンより上位 東京の後ろ扉は、皇居の下(江戸城)のあるので、歴史的に秘密にされた 黒く塗りつぶされた この世は、陰(黒)と陽(白)の世界 震災後の土地の景色も辛い景色(鈴芽)だったり綺麗な景色(芹澤)でもある 戸締りも良いイメージないが、再スタートのイメージもある 芹澤は、いつも忘れない存在 昔の曲を好む 最後はタバコに火をつけない(環さんが嫌っていたことを忘れていいない)オープンカーの屋根が閉まったことで扉を閉めて再スタートする気持ちになった いい教師になる 最後のタイトル 黒バック白文字から白バック黒文字に変わる 最後の要石 二つは常世(あの世) にいってしまった この世では要石なく地震はいつでもある 備えが必要

Posted byブクログ

2022/12/02

ノベライズには、映像では判らない行間を期待したが、特に無いようだ。 映像だけでは理解できない事は、よく分かった。

Posted byブクログ