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小説 すずめの戸締まり の商品レビュー

3.7

150件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    38

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    3

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2023/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

当たり前ではあるけれどストーリーは映画と一緒。違う点を上げればすずめの過去が少し深掘りされたことと内情がわかりやすかったところ。特に小説はほぼ完全にすずめ視点で話が進むので、事細かな内情描写も書かれているけれど、半分資料化するくらまで情報が書いてあるので、ほとんど映画と一緒に見る用に作ってあると思う。  純粋にすずめの戸締まりという物語の感想を言うなら、結構面白かった(というよりも趣深い)。この話で一番印象に残るのは東日本大震災を取り扱ったことだ。あれから10年経ったわけであるけれど、未だにその傷跡は日本に残っているし全然センシティブな話題である。これには賛否両論色々あるけれども、それでも圧倒的に人気が出ているのは、明確に東日本大震災について言及していないことと地震というものについてただ訪れてしまうものとしか描いていないからだろう。すずめの戸締まりの話の中では地震はみみずという意志を持たない穢れの集合体が引き起こしており、それが常世から現実へと出てくるのを防ぐために、日本の二箇所に要石を設置することで常世と現世を区別している。そしてその要石というのは神様であり、人は平穏な生活を送るために神の恩恵を受けいている状態だ。そして神様はみみずを抑えてあげている一方で、なら人間(すずめと草太)はどうしているのか、みみずという脅威に対処し自身の過去を乗り越えているのだ。これは勝手な解釈であるけれども、この話には地震の被災者に向かっての励ましを込めているのではないかと感じる。常世が人によって見え方が異なっており、すずめの場合は被災時の故郷だったのはすずめの心はまだその時に囚われているからではないのか。最後に子供の頃のすずめと成長したすずめが出会ったのは未来とは希望であり、そしてみみずという脅威を対処することで、人は悲しい過去も乗り越えられると伝えたかったのではないかとこの作品を読んで感じた。

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2023/08/31

 映画のノベライズは好きでよく買うのですが、読みやすい文章でサクッと読めました。観終わった映画を脳内再生しつつ読み進めるのが楽しかったです。観落としていた出来事や、曖昧だった鈴芽の心情が分かって良かったです。

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2023/08/18

災いの元である扉を閉めるため、全国を駆け巡る女子高生鈴芽。小説というより、映画の補填として読む文体でした。前情報なしで読んだので、よく分からなかった場面は映像で見てみたい。あと兵庫県民なので神戸!となりました。

Posted byブクログ

2023/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すずめさんが思ったより元気だった。目的があるためとはいえ身一つで全国を巡るのってなかなかできない。叔母のモンペも初めは嫌だったけれど叔母シーンもあったので両方の気持ちが理解できた。扉の猫疑ってごめんよ……

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2023/08/02

映画も見たけれど、映像の中だけでは分からなかったすずめの表情に隠された思いや匂い、細かい描写が更に想像力を補ってくれる 文章と映像がリンクして、映画館にいるような感動がまた味わえた

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2023/07/31

映画はまだ見ていないけれど、先に小説版。これまでも、映画ももちろんおもしろかったけれど、じっくり登場人物のことや、景色に思いを馳せるには、映画は慌ただしいので、つい小説版を先に読みたくなってしまう。思っていたよりテーマが重かったので、もうちょっと時間を置いてから映画見ようかな。 ...

映画はまだ見ていないけれど、先に小説版。これまでも、映画ももちろんおもしろかったけれど、じっくり登場人物のことや、景色に思いを馳せるには、映画は慌ただしいので、つい小説版を先に読みたくなってしまう。思っていたよりテーマが重かったので、もうちょっと時間を置いてから映画見ようかな。 2023/6/9読了

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2023/07/05

映画を見てからだったので、映画の情景が思い出されて、感動した。映画には無い点としては、においがあって、これがかなり印象的だった。

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2023/06/23

映画は見ていないけれど、色の描写がひとつひとつ丁寧で美しく、綺麗な世界観なんだろうなと想像しながら読みました!

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2023/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を観て面白かったので、小説も読んでみました。 映画よりも、登場人物の心情などがわかりやすく、楽しく読めました。 田舎に住む高校生のすずめと、閉じ師の草太が、ミミズ(地震が起きる原因)を抑えに行くお話。 各地で出会うたくさんの人達の優しさに触れる場面は、どれも感動しました。 読んでくうちは疑問に思うことも多々ありますが、最後で全て解決するので、気持ち良く読み終われます。 新海誠さんの作品を何作も読んできましたが、個人的にあまり自分の好みではありませんでした。が、すずめの戸締まりだけは大好きな作品になりました。 ダイジン推しです

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2023/05/16

アニメ版は、残念ながら観ておりません。 鈴芽の心を追いかけて描いたと新海氏が後書きで おっしゃてますが、確かに描写が少なめで アニメありかもです。 宮崎から東北までのロードムービーかな? むかしのナマズがミミズになり、戸じ師が災悪を抑えこむ、そんな世界、人の願いかな、何処かに す...

アニメ版は、残念ながら観ておりません。 鈴芽の心を追いかけて描いたと新海氏が後書きで おっしゃてますが、確かに描写が少なめで アニメありかもです。 宮崎から東北までのロードムービーかな? むかしのナマズがミミズになり、戸じ師が災悪を抑えこむ、そんな世界、人の願いかな、何処かに すくわれる処が欲しい。ちっぽけな存在としてね。 ダイジンが切ない。

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